【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのビンテージジュエリー、イーグルビーズ(長い菱形のパイプビーズ)とエッジーなスタッズシェイプのベンチメイド(ハンドメイド)シルバービーズをメインに構成された作品。比較的小さいサイズながら質の高いビーズ3種を組み合わせたアンティーク/ビンテージシルネックレスです。
現在『ナバホパール』とも呼ばれる作品の亜種であり、ラウンドビーズとは異なった表情を持った作品。69個ものビーズによって組まれたネックレスですが、個々のビーズが小さい為に控えめな長さとなっています。

また、本作に含まれているピラミッドスタッズを併せた様なダイヤ型の小さなビーズは、【Cochiti】コチティの巨匠【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)やその息子である【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース氏の作品以外では殆ど発見されていないビーズであり、本作は同作者の影響を直接受けた作者によるものである可能性が高い作品です。
ただし、ホールマークホールマーク(作者やショップのサイン)等、明確な背景を特定できる判断材料の無い作品であり、正確な作者等は不明となっています。

また、とても古くからほとんど変わらない製法によって作られている伝統的なシルバービーズによって組まれたネックレスであり、正確な制作年代の特定も困難ですが、シルバーの形状やビーズの特徴等からは、1950年末頃～1970代初頭頃に作られた作品と思われます。
イーグルビーズ(長い菱形のパイプビーズ)とスタッズシェイプ、制作の難しいとても小さなラウンドビーズの3種を巧みに組み合わせて構成された作品で、フロント(トップの位置)にイーグルビーズが配されているのが特徴的です。
それぞれに構築的でエッジーな表情を持ったシルバービーズが独自性と現代的な意匠を与えており、比較的小さいサイズのビーズで組まれている為、長さ太さ共に控えめなネックレスとなっています。

本作のような完全なハンドメイドのビーズは、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられており、コンチョを作るような手法で半球体やスタッズ型を制作し、それらを二つロウ付けすることでビーズに成形しています。そのため、その形状や大きさは不均一ですが、独特の味わいが感じられます。
また、こちらのように古くからの製法でビーズを制作すると、一日中制作しても数粒程度しか制作できない程に手間暇を必要とします。その為、現代では限られた作家しか制作しないアイテムとなっており、特に本作で見られるような小さな粒では、成形の為にさらに高い技術と集中力を必要とします。


ラウンドビーズによって組み上げられたナバホパールネックレスとは異なった印象を有し、個性とスペシャリティを持った作品。シルバーだけで構成され、派手さのないソリッドな印象のネックレスであり、現代的な雰囲気を帯びた作品ですが、伝統的なハンドメイドによりナバホジュエリーらしい武骨で味わい深い魅力を宿しています。

またその長さやエッジーな表情は、性別や季節を問わず多くのスタイルにフィットし、日常の良いアクセントになるアイテム。女性にはエレガントにもフィットしますが、男性には武骨な印象を与える2面性を備え、非常に汎用性の高いネックレスとなっています。

◆男性着用サンプル画像(7枚)はこちら◆

◆女性着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好。全体にシルバーのクスミ(硫化)は見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラもありますが、ダメージは無く良好な状態を保っています。
シルバーのクスミについては、専用のクロス等で磨き上げることで、明るいシルバーの色を取り戻すことも可能です。
また、ビーズワイヤー(フォックステイルワイヤー/チェーン)は当店で交換済みとなっております。