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JPO006006

【Luke Billy Yazzie】Stamped Silver Pin w/PetrifiedWood c.1950

【Luke Billy Yazzie】Stamped Silver Pin w/PetrifiedWood c.1950
42,900 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの彫金技術発展期を支えた名工の一人【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーによる作品。とてもクオリティーの高いシルバーワークをベースに、オレンジ×ブラックを基調とした美しい【Petrified Wood】ペトリファイドウッド(木の化石)がマウントされたビンテージ/アンティークピンブローチです。伝統的な技術やディテールをベースにしながらも、作者の特別な技量と造形センスを感じとることが出来る貴重な作品です。

1940年代末頃~1950年代頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースとし、大変丁寧なシルバーワークによってナバホジュエリーらしくもオリジナリティのあるデザインが構成されています。
ハイドームなカボションカットのペトリファイドウッドがメインに構成され、石の周辺には細かな文様を刻みこむ質の高いスタンプワークが力強く刻まれています。そして、そのスタンプワークに呼応するようにエッジがカッティングされ『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる細かな動きのあるシェイプが形成されています。さらに、両サイドには鏨(鉄製の金型ツール)の凸と凹を用いてシルバーを叩きだすことで立体的な凹凸を作る『リポウズ/バンプアウト』が施されており、小さなラウンド型のリポウズの為、ナバホパール(真珠)やシルバーボールの様にも見えます。またそれが、作品に上品で豊かな表情を与え、とても効果的なポイントとなっているようです。
大きな作品ではありませんが、ミッドセンチュリー期のナバホジュエリー発展を支え、新しいスタイルを生み出した作家の一人であるLuke Billy Yazzieらしく、とても高い技術力を感じさせるシルバーワークによって構成された作品です。
また裏側には、同作者のホールマーク(作者のサイン)である『LBY』の文字が刻印されています。


【Petrified Wood】ペトリファイドウッドは、日本語では『珪化木』と言う<木>が化石化したものです。 これらの化石はインディアン居留地であるアリゾナ北部~ニューメキシコ西部の砂漠地帯から多く産出され、古くからジュエリーに用いられています。
おおよそ2億5000万年前の木々が地中に埋もれ、地下水のケイ素成分が浸透し樹木の組織が残ったまま化石化したものです。 木が持っていた組織の違いによって多くのバリエーションが存在し、ブラウンをベースにオレンジやグレーのものが多く見られますが、レインボーカラーと呼ばれるマルチカラーのものや、こちらの様に強いブラックとオレンジのコントラストが美しい石も見られます。 また、その表情が異星の景色のように見えることから、【Agate】アゲート等を含め、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。
インディアンジュエリーの歴史においては、コーラルやスパイニーオイスター、ラピスラズリなどと共にターコイズに次いで用いられることの多い石であり、特に第二次世界大戦中にはターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したため、ターコイズに代わって多く用いられました。


こちらの作品にセットされたペトリファイドウッドもインディアン居留地に近い場所で産出したものと思われ、アリゾナやニューメキシコ産らしい柔らかい色相のオレンジをベースに、強く深いブラックやブラウンで構成され、アンティークジュエリーの渋い質感を持つシルバーと素晴らしい調和を見せるワイルドでナチュラルな印象と、美しい艶や深淵な表情による上質感を持ったペトリファイドウッドです。

ターコイズとは異なる独特な存在感と、他に類を見ない新鮮な印象を生み出すペトリファイドウッドを用いた作品は、古くから使われる素材でありながらあまり紹介されておらず、ビンテージインディアンジュエリーの新しい側面とも感じられる為、当店では注力してご紹介しています。


【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーは、ナバホ出身で1950年代以前から活動していたとされる有名作家の一人です。生年月日などの詳細は不明ですが、ターコイズインレイやコーラルを使った作品など、幅広いデザインやスタイルのピースが見つかっています。
1950年代中頃にはニューメキシコ州アルバカーキで活動していた記録が残っています。ナバホ族のYazzie/ヤジーファミリーは、古くから大きな一家であり、多くのシルバースミスを輩出していますが、Luke Billy Yazzieについては、血縁関係もたどることができていません。また、1970年代以降の作品からは【Santo Domingo】サントドミンゴ族の兄弟が経営した【Carl Luthy Shop】カール・ルーシーショップや、ターコイズビジネスにおいて有力であった【Zachary Family】ザッカリーファミリーの為に制作していたようなデザインが多く見られます。1990年代以降に制作されたと思われる作品は見つかっておらず、おそらく1980年代以前にジュエリー制作を引退されておられると推測されます。

また、同作者の特徴の一つとして、キャリア前半に制作された作品はトラディショナルで洗練されたデザイン/造形やスタンプ/鏨ツール、そしてセットされた石の選択などから、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を想起させる作品が多く見つかっている事です。特に古い作品に多く見られる特徴で、両者の関係は全く不明ですが、直接的な影響を受ける環境にあった可能性もあります。


本作も、Luke Billy Yazzieの古いタイプのホールマーク(作者のサイン)やその作風から、キャリア前半頃に作られたと推定され、トラディショナルなナバホジュエリーの造形技術やスタイルを守る作品ながら、ホールマークを確認することなく同作者を想起させ得る個性と凄みを持った作品です。

またその洗練された造形デザインは、神秘的な美しさを見せるペトリファイドウッドの存在感を際立たせ、有機物を起源とするナチュラルな石の表情や控えめなサイズ感は、性別やスタイルを問わず多くのアイテムにフィットさせることが可能です。効果的なアクセントととして、ラペルや胸元にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーが残した貴重なピースであり、伝統的なナバホの技術を踏襲しながらも作家の独自性を宿したピース。同作者のジュエリーは現存数も少なく、大変貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションは、全体にシルバーのクスミが見られますが、ダメージはなく使用感も少ない大変良い状態です。ペトリファイドウッドもハイグロスを保ち非常に良好なコンディションを保っています。
【NAVAJO】ナバホの彫金技術発展期を支えた名工の一人【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーによる作品。とてもクオリティーの高いシルバーワークをベースに、オレンジ×ブラックを基調とした美しい【Petrified Wood】ペトリファイドウッド(木の化石)がマウントされたビンテージ/アンティークピンブローチです。伝統的な技術やディテールをベースにしながらも、作者の特別な技量と造形センスを感じとることが出来る貴重な作品です。

1940年代末頃~1950年代頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースとし、大変丁寧なシルバーワークによってナバホジュエリーらしくもオリジナリティのあるデザインが構成されています。
ハイドームなカボションカットのペトリファイドウッドがメインに構成され、石の周辺には細かな文様を刻みこむ質の高いスタンプワークが力強く刻まれています。そして、そのスタンプワークに呼応するようにエッジがカッティングされ『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる細かな動きのあるシェイプが形成されています。さらに、両サイドには鏨(鉄製の金型ツール)の凸と凹を用いてシルバーを叩きだすことで立体的な凹凸を作る『リポウズ/バンプアウト』が施されており、小さなラウンド型のリポウズの為、ナバホパール(真珠)やシルバーボールの様にも見えます。またそれが、作品に上品で豊かな表情を与え、とても効果的なポイントとなっているようです。
大きな作品ではありませんが、ミッドセンチュリー期のナバホジュエリー発展を支え、新しいスタイルを生み出した作家の一人であるLuke Billy Yazzieらしく、とても高い技術力を感じさせるシルバーワークによって構成された作品です。
また裏側には、同作者のホールマーク(作者のサイン)である『LBY』の文字が刻印されています。


【Petrified Wood】ペトリファイドウッドは、日本語では『珪化木』と言う<木>が化石化したものです。 これらの化石はインディアン居留地であるアリゾナ北部~ニューメキシコ西部の砂漠地帯から多く産出され、古くからジュエリーに用いられています。
おおよそ2億5000万年前の木々が地中に埋もれ、地下水のケイ素成分が浸透し樹木の組織が残ったまま化石化したものです。 木が持っていた組織の違いによって多くのバリエーションが存在し、ブラウンをベースにオレンジやグレーのものが多く見られますが、レインボーカラーと呼ばれるマルチカラーのものや、こちらの様に強いブラックとオレンジのコントラストが美しい石も見られます。 また、その表情が異星の景色のように見えることから、【Agate】アゲート等を含め、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。
インディアンジュエリーの歴史においては、コーラルやスパイニーオイスター、ラピスラズリなどと共にターコイズに次いで用いられることの多い石であり、特に第二次世界大戦中にはターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したため、ターコイズに代わって多く用いられました。


こちらの作品にセットされたペトリファイドウッドもインディアン居留地に近い場所で産出したものと思われ、アリゾナやニューメキシコ産らしい柔らかい色相のオレンジをベースに、強く深いブラックやブラウンで構成され、アンティークジュエリーの渋い質感を持つシルバーと素晴らしい調和を見せるワイルドでナチュラルな印象と、美しい艶や深淵な表情による上質感を持ったペトリファイドウッドです。

ターコイズとは異なる独特な存在感と、他に類を見ない新鮮な印象を生み出すペトリファイドウッドを用いた作品は、古くから使われる素材でありながらあまり紹介されておらず、ビンテージインディアンジュエリーの新しい側面とも感じられる為、当店では注力してご紹介しています。


【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーは、ナバホ出身で1950年代以前から活動していたとされる有名作家の一人です。生年月日などの詳細は不明ですが、ターコイズインレイやコーラルを使った作品など、幅広いデザインやスタイルのピースが見つかっています。
1950年代中頃にはニューメキシコ州アルバカーキで活動していた記録が残っています。ナバホ族のYazzie/ヤジーファミリーは、古くから大きな一家であり、多くのシルバースミスを輩出していますが、Luke Billy Yazzieについては、血縁関係もたどることができていません。また、1970年代以降の作品からは【Santo Domingo】サントドミンゴ族の兄弟が経営した【Carl Luthy Shop】カール・ルーシーショップや、ターコイズビジネスにおいて有力であった【Zachary Family】ザッカリーファミリーの為に制作していたようなデザインが多く見られます。1990年代以降に制作されたと思われる作品は見つかっておらず、おそらく1980年代以前にジュエリー制作を引退されておられると推測されます。

また、同作者の特徴の一つとして、キャリア前半に制作された作品はトラディショナルで洗練されたデザイン/造形やスタンプ/鏨ツール、そしてセットされた石の選択などから、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を想起させる作品が多く見つかっている事です。特に古い作品に多く見られる特徴で、両者の関係は全く不明ですが、直接的な影響を受ける環境にあった可能性もあります。


本作も、Luke Billy Yazzieの古いタイプのホールマーク(作者のサイン)やその作風から、キャリア前半頃に作られたと推定され、トラディショナルなナバホジュエリーの造形技術やスタイルを守る作品ながら、ホールマークを確認することなく同作者を想起させ得る個性と凄みを持った作品です。

またその洗練された造形デザインは、神秘的な美しさを見せるペトリファイドウッドの存在感を際立たせ、有機物を起源とするナチュラルな石の表情や控えめなサイズ感は、性別やスタイルを問わず多くのアイテムにフィットさせることが可能です。効果的なアクセントととして、ラペルや胸元にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーが残した貴重なピースであり、伝統的なナバホの技術を踏襲しながらも作家の独自性を宿したピース。同作者のジュエリーは現存数も少なく、大変貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションは、全体にシルバーのクスミが見られますが、ダメージはなく使用感も少ない大変良い状態です。ペトリファイドウッドもハイグロスを保ち非常に良好なコンディションを保っています。
Size

縦 約2.1㎝   横 約4.4㎝ 

Material

Silver, Petrifiedwood