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JBH013404

【Homer Vance】 Hopi Vintage Cuff Bracelet w/Turquoise c.1930

【Homer Vance】 Hopi Vintage Cuff Bracelet w/Turquoise c.1930
156,000 円(税込)
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【Hopi】ホピの隠れた巨匠である【Homer Vance】ホーマー・ヴァンス(1880s-1961)の作品で、まだデザインや製法にナバホジュエリーとの大きな差異が確認できない時代のピース。オーセンティックでクオリティーの高いシルバーワークをベースにラウンドカットターコイズがセットされたハイエンドで大変な史料価値を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

ホーマー・ヴァンスの活動時期や造形/デザインなどから、1920年代末~1930年代頃に制作されたピースと思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは力強くプリミティブなシルバーワークによってサイドからフロントに向かって2本に割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホの伝統的なスタイルに造形されており、ナローな幅ながら厚く心地よい重量感を持っています。また、それによって幅とボリューム感を持たせたセンター部分にラウンドカットターコイズがマウントされており、ベゼル(覆輪)には細いツイステッドワイヤーが配され、その外側にも小さなシルバーボールによる装飾がポイントとなっています。さらに、その両サイドにはコンチョのアップリケ/パッチワーク施され、ターミナル(両端)に至るまで細かなスタンプワークによる紋様が深く刻み込まれています。
そして、特徴的なディテールとなっているのはバンドのエッジに、スタンプワークの文様と呼応したファイルワークと呼ばれるヤスリによる刻みが施されています。それらによって立体的で構築的な造形の作品に仕上げられています。このようなディテールは、サン・イルデフォンソプエブロの偉大な作家【Awa Tsireh】アワ・シーディ(1898-1955)やアコマプエブロの【Wayne Henry "Wolf-Robe" Hunt】ウェイン ヘンリー『ウルフ ローブ』ハント(c.1902-1977)、そしてナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)等の作品において見られる手間の掛かるシルバーワークとなっています。
これら、全てのディテールがナバホの伝統的な技術となっていますが、どこか有機的で少し繊細な表情もあり、農耕民族であるホピ出身の作家であることがを感じさせます。

セットされたターコイズは、複雑な表情のアクアカラーにワイルドなマトリックスが入る石で、鉱山を特定することはできませんが【Old Bisbee Turquoise】オールドビスビーターコイズや【Stormy Mt. Turquoise】ストーミーマウンテンターコイズ、【Persian Turquoise】パージャンターコイズ等に類似した特徴の石が見られます。 一部に僅かなクラックが見られますが、おそらく石が元々持っていたクラックと思われ、美しい色彩にワイルドなマトリックスを持った上質な石となっています。

また、こちらの作品のように当時から高名な作家によるジュエリーの多くは、同時代に観光客向けに作られたツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイルと呼ばれるスーベニアアイテムのデザインソースとなっています。こちらの作品も量産化されたピースの『オリジナル』作品という意味でもその希少性と価値を高めています。


【Homer Vance】ホーナー・バンスは、正確な生年月日が不明となっていますが1880年代の生まれで、アリゾナ州セカンドメサに近いシパウロビの出身とされます。また別名として『Home-Van-Tewa』や『Chief Corn Feather』としても知られる人物です。明らかになっていない部分も多く、ホールマークは本作にもあるイニシャルの『HV』と共にベイナースタンプが刻印されたデザインとなっており、このサンバーストとしての意味も持つベイナースタンプは氏族(クラン)がサンクランであったためではないかと推測されています。
1920年代にはカリフォルニア州にて西部劇に出演する俳優として活動していましたが、1927年にはアリゾナ州ウィンズローにあったショップ【R.M.Bruchman's Curio】にてシルバースミスとして所属していたことが判っています。
1935年にはカリフォルニア州に戻り、妻と共に【Coolidge Indian Art Crafts】という自身の店をハリウッドをオープンさせ、そこで彼はマネージャー兼シルバースミスとして働いていたようです。しかし、3年後には店を閉じ、妻の故郷である北部アラパホ族の集落があるコロラド州コロラドスプリングスに移り住んでいます。
1939年には、サンフランシスコで開かれたGolden Gate International Exposition/ゴールデンゲート万博では、アリゾナ州のブースでシルバーワークのデモンストレーションを披露した記録が残っており、その当時にはインディアンシルバースミスを代表する確かな技術を誇っていたと思われます。また、シルバースミスとしてグランドキャニオンで働いていた時期もあるようです。

1961年には亡くなられており、その作品の秀逸なクオリティやシルバースミスとしての功績は、アメリカ国内でもあまり知られていません。その理由は、同時代に活躍した他の作家と同様にほとんどの作品にホールマークを刻印していなかったことや、カリフォルニア州で過ごした期間が長いことが理由だと思われます。
しかしながら、ホーナー・バンスの残した貴重な作品群は、どれも高い技術やオリジナリティを持っており、シルバーワークの革新性やデザイン/造形の新しいスタイルなどは、後進の作家たちに多くの影響を与えたことが想像されます。特に、同じ時代に活躍したホピの巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、そして、ホーナー・バンスがハリウッドのお店をクローズした2年後にはロサンゼルスで店を始めたナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)らは、直接的な関係は判明していませんが、残された作品群からは影響を与えていたであろうことが推測されます。

現在、ホピジュエリーの代表的なスタイルとして知られているオーバーレイ技法を用いた作品は見たことがなく、ナバホジュエリーの伝統的なスタイルをベースに、プエブロ独特な柔らかい表情が付加された作品が特徴的です。スタンプ(鏨)のクオリティも高く、スタンプメーカーとしても高い技術を持っていたことが判り、丁寧なシルバーワークと良質なターコイズの選別も特徴となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もとても古い技術で構成されたアンティーク作品ですが、丁寧なシルバーワークや独特のディテールは非常に素晴らしく、伝統的でありながらも独創性と圧倒的なデザイン/造形のセンスを感じさせる作品です。
少し後年になって多く生産されたツーリストジュエリーのデザインソース/模倣の対象となったことで、定番的なデザイン/造形のような印象も受けますが、おそらく制作された当時には、強い独自性と作者のアイデンティティーを宿した作品であったと思われます。

また、クラシックで完成されたデザインや丁寧に作りこまれたシルバーワークはどこかエレガントな魅力を放ち、多くのスタイルに馴染む完成度と素朴な質感も持っています。

アンティークインディアンジュエリー独特の味わい深い印象と【Homer Vance】ホーマー・ヴァンスという偉大な作家による希少性を持ち、史料価値も高いアンティークピース。探して見つかるアイテムではなく、トレジャーハントプライスな作品となっております。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に多少の摩耗などが見られますが、ビンテージとしては大変良好です。
また、ターコイズには僅かなクラックが確認できますが、おそらく天然石が持つ元々のクラックではないかと思われ、経年によって少しマットな質感となっていますが、動き等は無く、ご使用にあたって不安の無いコンディションとなっています。
【Hopi】ホピの隠れた巨匠である【Homer Vance】ホーマー・ヴァンス(1880s-1961)の作品で、まだデザインや製法にナバホジュエリーとの大きな差異が確認できない時代のピース。オーセンティックでクオリティーの高いシルバーワークをベースにラウンドカットターコイズがセットされたハイエンドで大変な史料価値を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

ホーマー・ヴァンスの活動時期や造形/デザインなどから、1920年代末~1930年代頃に制作されたピースと思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは力強くプリミティブなシルバーワークによってサイドからフロントに向かって2本に割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホの伝統的なスタイルに造形されており、ナローな幅ながら厚く心地よい重量感を持っています。また、それによって幅とボリューム感を持たせたセンター部分にラウンドカットターコイズがマウントされており、ベゼル(覆輪)には細いツイステッドワイヤーが配され、その外側にも小さなシルバーボールによる装飾がポイントとなっています。さらに、その両サイドにはコンチョのアップリケ/パッチワーク施され、ターミナル(両端)に至るまで細かなスタンプワークによる紋様が深く刻み込まれています。
そして、特徴的なディテールとなっているのはバンドのエッジに、スタンプワークの文様と呼応したファイルワークと呼ばれるヤスリによる刻みが施されています。それらによって立体的で構築的な造形の作品に仕上げられています。このようなディテールは、サン・イルデフォンソプエブロの偉大な作家【Awa Tsireh】アワ・シーディ(1898-1955)やアコマプエブロの【Wayne Henry "Wolf-Robe" Hunt】ウェイン ヘンリー『ウルフ ローブ』ハント(c.1902-1977)、そしてナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)等の作品において見られる手間の掛かるシルバーワークとなっています。
これら、全てのディテールがナバホの伝統的な技術となっていますが、どこか有機的で少し繊細な表情もあり、農耕民族であるホピ出身の作家であることがを感じさせます。

セットされたターコイズは、複雑な表情のアクアカラーにワイルドなマトリックスが入る石で、鉱山を特定することはできませんが【Old Bisbee Turquoise】オールドビスビーターコイズや【Stormy Mt. Turquoise】ストーミーマウンテンターコイズ、【Persian Turquoise】パージャンターコイズ等に類似した特徴の石が見られます。 一部に僅かなクラックが見られますが、おそらく石が元々持っていたクラックと思われ、美しい色彩にワイルドなマトリックスを持った上質な石となっています。

また、こちらの作品のように当時から高名な作家によるジュエリーの多くは、同時代に観光客向けに作られたツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイルと呼ばれるスーベニアアイテムのデザインソースとなっています。こちらの作品も量産化されたピースの『オリジナル』作品という意味でもその希少性と価値を高めています。


【Homer Vance】ホーナー・バンスは、正確な生年月日が不明となっていますが1880年代の生まれで、アリゾナ州セカンドメサに近いシパウロビの出身とされます。また別名として『Home-Van-Tewa』や『Chief Corn Feather』としても知られる人物です。明らかになっていない部分も多く、ホールマークは本作にもあるイニシャルの『HV』と共にベイナースタンプが刻印されたデザインとなっており、このサンバーストとしての意味も持つベイナースタンプは氏族(クラン)がサンクランであったためではないかと推測されています。
1920年代にはカリフォルニア州にて西部劇に出演する俳優として活動していましたが、1927年にはアリゾナ州ウィンズローにあったショップ【R.M.Bruchman's Curio】にてシルバースミスとして所属していたことが判っています。
1935年にはカリフォルニア州に戻り、妻と共に【Coolidge Indian Art Crafts】という自身の店をハリウッドをオープンさせ、そこで彼はマネージャー兼シルバースミスとして働いていたようです。しかし、3年後には店を閉じ、妻の故郷である北部アラパホ族の集落があるコロラド州コロラドスプリングスに移り住んでいます。
1939年には、サンフランシスコで開かれたGolden Gate International Exposition/ゴールデンゲート万博では、アリゾナ州のブースでシルバーワークのデモンストレーションを披露した記録が残っており、その当時にはインディアンシルバースミスを代表する確かな技術を誇っていたと思われます。また、シルバースミスとしてグランドキャニオンで働いていた時期もあるようです。

1961年には亡くなられており、その作品の秀逸なクオリティやシルバースミスとしての功績は、アメリカ国内でもあまり知られていません。その理由は、同時代に活躍した他の作家と同様にほとんどの作品にホールマークを刻印していなかったことや、カリフォルニア州で過ごした期間が長いことが理由だと思われます。
しかしながら、ホーナー・バンスの残した貴重な作品群は、どれも高い技術やオリジナリティを持っており、シルバーワークの革新性やデザイン/造形の新しいスタイルなどは、後進の作家たちに多くの影響を与えたことが想像されます。特に、同じ時代に活躍したホピの巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、そして、ホーナー・バンスがハリウッドのお店をクローズした2年後にはロサンゼルスで店を始めたナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)らは、直接的な関係は判明していませんが、残された作品群からは影響を与えていたであろうことが推測されます。

現在、ホピジュエリーの代表的なスタイルとして知られているオーバーレイ技法を用いた作品は見たことがなく、ナバホジュエリーの伝統的なスタイルをベースに、プエブロ独特な柔らかい表情が付加された作品が特徴的です。スタンプ(鏨)のクオリティも高く、スタンプメーカーとしても高い技術を持っていたことが判り、丁寧なシルバーワークと良質なターコイズの選別も特徴となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もとても古い技術で構成されたアンティーク作品ですが、丁寧なシルバーワークや独特のディテールは非常に素晴らしく、伝統的でありながらも独創性と圧倒的なデザイン/造形のセンスを感じさせる作品です。
少し後年になって多く生産されたツーリストジュエリーのデザインソース/模倣の対象となったことで、定番的なデザイン/造形のような印象も受けますが、おそらく制作された当時には、強い独自性と作者のアイデンティティーを宿した作品であったと思われます。

また、クラシックで完成されたデザインや丁寧に作りこまれたシルバーワークはどこかエレガントな魅力を放ち、多くのスタイルに馴染む完成度と素朴な質感も持っています。

アンティークインディアンジュエリー独特の味わい深い印象と【Homer Vance】ホーマー・ヴァンスという偉大な作家による希少性を持ち、史料価値も高いアンティークピース。探して見つかるアイテムではなく、トレジャーハントプライスな作品となっております。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に多少の摩耗などが見られますが、ビンテージとしては大変良好です。
また、ターコイズには僅かなクラックが確認できますが、おそらく天然石が持つ元々のクラックではないかと思われ、経年によって少しマットな質感となっていますが、動き等は無く、ご使用にあたって不安の無いコンディションとなっています。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約60.1㎜    正面幅(高さ) 約18.1㎜
内周 約146㎜    開口部 約24.5㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver, Turquoise
        約26.1g