ITEM CODE:
JRF004364C

Antique 【BELL TRADING POST】 Thunderbird Silver Ring c.1935~

Antique 【BELL TRADING POST】 Thunderbird Silver Ring c.1935~
19,800 円(税込)
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【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる当時、観光客向けに生産されたピースで、それらの中でも有名工房である【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社によるサンダーバードがモチーフとなったアンティーク/ビンテージリングです。

BELL社のピースはある程度量産化されたものが多く、同じデザインの個体が複数見つかりますが、こちらのリングはほとんど同じものを見つけることが出来ない貴重な作品だと思います。

とても程よいボリューム感のリングで、サンダーバードのスタンプが施されたシンプルながら大変センスの良いピース。サンダーバードには細かなテクスチャーも刻まれ、インディアンジュエリーらしい奥行きがもたらされています。また、とてもさり気なく目立たないディテールですが、サンダーバードのスタンプを中心に長くオーバル型の『囲み』を構成するライン模様が刻まれています。シンプルでオーセンティックなデザインは現代的な印象も持っていますが、シルバーの肌や武骨な質感などはビンテージ独特の味わいが感じられます。おそらくではありますが、まだ機械による工程が用いられていないオールハンドメイドの作品だと思われます。
ホールマークによりある程度の制作時期が可能で、こちらのホールマークは1935年頃~1940年までに使用され始め、諸説ありますが1950年代末頃まで使われていたとされています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州のアルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また、『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していた【Maisel's】マイセルズの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化しており、大規模な変革が求められていたようですが、大きなコストを必要とする大規模な機械化等を行わず、「本物のハンドメイドのインディアンジュエリーは工業製品の犠牲になるべきではない。それは今後のインディアンジュエリーの健全性の為に大変重要である」と訴え、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。

チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


上記の様な歴史の中でもこちらの作品は、ハンドメイドからマシン工程を含むハイブリッドな量産品生産への過渡期に制作されたピースと推測され、類似した作品はほとんど見つかっていないと思います。

シンプルでクリーンな表情を持ち、オーセンティックなシェイプとデザインは性別を問わず使いやすい印象を持ったリングです。また、遊び心も感じさせるアイコニックなサンダーバードモチーフのピースですが、ビンテージインディアンジュエリーの風格やクラシックな印象もあり、その味わいやビンテージの質感は大人向けのアイテムではないかと思います。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや細かなキズが見られ制作時のものと思われるロウ付け跡が確認できますが、目立ったダメージはなく良いコンディションを保っています。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる当時、観光客向けに生産されたピースで、それらの中でも有名工房である【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社によるサンダーバードがモチーフとなったアンティーク/ビンテージリングです。

BELL社のピースはある程度量産化されたものが多く、同じデザインの個体が複数見つかりますが、こちらのリングはほとんど同じものを見つけることが出来ない貴重な作品だと思います。

とても程よいボリューム感のリングで、サンダーバードのスタンプが施されたシンプルながら大変センスの良いピース。サンダーバードには細かなテクスチャーも刻まれ、インディアンジュエリーらしい奥行きがもたらされています。また、とてもさり気なく目立たないディテールですが、サンダーバードのスタンプを中心に長くオーバル型の『囲み』を構成するライン模様が刻まれています。シンプルでオーセンティックなデザインは現代的な印象も持っていますが、シルバーの肌や武骨な質感などはビンテージ独特の味わいが感じられます。おそらくではありますが、まだ機械による工程が用いられていないオールハンドメイドの作品だと思われます。
ホールマークによりある程度の制作時期が可能で、こちらのホールマークは1935年頃~1940年までに使用され始め、諸説ありますが1950年代末頃まで使われていたとされています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州のアルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また、『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していた【Maisel's】マイセルズの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化しており、大規模な変革が求められていたようですが、大きなコストを必要とする大規模な機械化等を行わず、「本物のハンドメイドのインディアンジュエリーは工業製品の犠牲になるべきではない。それは今後のインディアンジュエリーの健全性の為に大変重要である」と訴え、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。

チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


上記の様な歴史の中でもこちらの作品は、ハンドメイドからマシン工程を含むハイブリッドな量産品生産への過渡期に制作されたピースと推測され、類似した作品はほとんど見つかっていないと思います。

シンプルでクリーンな表情を持ち、オーセンティックなシェイプとデザインは性別を問わず使いやすい印象を持ったリングです。また、遊び心も感じさせるアイコニックなサンダーバードモチーフのピースですが、ビンテージインディアンジュエリーの風格やクラシックな印象もあり、その味わいやビンテージの質感は大人向けのアイテムではないかと思います。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや細かなキズが見られ制作時のものと思われるロウ付け跡が確認できますが、目立ったダメージはなく良いコンディションを保っています。
Size

日本規格 約 18.5~19号   円周 約 59.5㎜   us 9.5
正面幅 約 9.8㎜

Material

Starling Silver