ITEM CODE:
JRF003661

Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~

Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
51,800 円(税込)
51,800 円(税込)
Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
  • Antique Navajo Arrows Stamped 卍 Applique Silver Ring c.1920~
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1920年代~1930年代製と思われる作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なシャンク/地金に、【卍】Whirling Logのアップリケ/パッチワークがフェイスに構成されたナバホジュエリーらしい武骨なアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半頃のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも最初期のピースと思われ、全ての工程を一人の職人が担当し、全てハンドメイドで丁寧に仕上げられており、分業化や量産化されたものとは一線を画すクオリティーと味わいを持った貴重な作品です。また、ツーリストジュエリーでは比較的希少なメンズサイズの作品です。

センターが広く内側が細いシャンクの造形は、『シガーバンド』(葉巻に巻かれている帯のこと。現在は、ブランドが確認できるデザインが描かれているが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯)と呼ばれるシェイプに近い造形に成形され、オーセンティックでクラシックな印象を持っており、指への馴染みも良いリングです。フェイスには、大きく逆卍がアップリケ/パッチワークされています。さらに、全体に細かなスタンプワークが刻まれていますが、逆卍に刻まれているアロー以外はすべて具体的なモチーフではなく、紋様を構成する抽象的なパターンのスタンプが使用されています。それらもまたプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情や量産されたツーリストジュエリーにはない威厳のある質感を作り出しているようです。
また、アンティークインディアンジュエリー独特のヘリテージ感も素晴らしい雰囲気で、ナバホらしい伝統的な造形美など、技術とセンスを感じるリングです。


こちらの作品のような時期に制作され、類似したスタイルを持つピースについては、観光客向けに作られたツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルとして認識されていますが、この作品については、【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなくそれらのデザインソースとなった『オリジナル』作品であり、その希少性と価値を高めています。
1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインを作品をはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られたなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品も、類似するデザインのものが量産化されたピースにおいて流通しており、それらのデザインソースとなった作品の一つです。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


ツーリストジュエリーらしいデザイン/造形ながら、プリミティブな技術による丁寧なシルバーワークによって作り上げられた造形は重厚でチープな印象がなく、センターが広く内側が細いシャンクの造形は、オーセンティックでクラシックな印象を持っており、指への馴染みも大変良いリングです。
また、良いボリューム感と指に馴染みの良いシェイプは仰々しい印象が無く、ナチュラルに多くのスタイルに溶け込みますので、長くご愛用いただけると思われます。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は使用による消費や紛失などにより現存数が少なく、大変希少なピースとなっています。さらに、こちらの様なインディアンジュエリーの歴史の中でも黎明期に制作された作品は、史料価値も高くとても貴重な作品となっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、経年を感じさせる多少の使用感やクスミ、僅かな摩耗が見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラなどはありますが、目立ったダメージは無く良好なコンディションです。
シャンクの内側つなぎ目部分にはロウ付けの跡が確認でき、制作上の物か後からサイズ直しを施したものか不明となっています。強度などには問題ありません。
また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1920年代~1930年代製と思われる作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なシャンク/地金に、【卍】Whirling Logのアップリケ/パッチワークがフェイスに構成されたナバホジュエリーらしい武骨なアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半頃のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも最初期のピースと思われ、全ての工程を一人の職人が担当し、全てハンドメイドで丁寧に仕上げられており、分業化や量産化されたものとは一線を画すクオリティーと味わいを持った貴重な作品です。また、ツーリストジュエリーでは比較的希少なメンズサイズの作品です。

センターが広く内側が細いシャンクの造形は、『シガーバンド』(葉巻に巻かれている帯のこと。現在は、ブランドが確認できるデザインが描かれているが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯)と呼ばれるシェイプに近い造形に成形され、オーセンティックでクラシックな印象を持っており、指への馴染みも良いリングです。フェイスには、大きく逆卍がアップリケ/パッチワークされています。さらに、全体に細かなスタンプワークが刻まれていますが、逆卍に刻まれているアロー以外はすべて具体的なモチーフではなく、紋様を構成する抽象的なパターンのスタンプが使用されています。それらもまたプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情や量産されたツーリストジュエリーにはない威厳のある質感を作り出しているようです。
また、アンティークインディアンジュエリー独特のヘリテージ感も素晴らしい雰囲気で、ナバホらしい伝統的な造形美など、技術とセンスを感じるリングです。


こちらの作品のような時期に制作され、類似したスタイルを持つピースについては、観光客向けに作られたツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルとして認識されていますが、この作品については、【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなくそれらのデザインソースとなった『オリジナル』作品であり、その希少性と価値を高めています。
1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインを作品をはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られたなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品も、類似するデザインのものが量産化されたピースにおいて流通しており、それらのデザインソースとなった作品の一つです。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


ツーリストジュエリーらしいデザイン/造形ながら、プリミティブな技術による丁寧なシルバーワークによって作り上げられた造形は重厚でチープな印象がなく、センターが広く内側が細いシャンクの造形は、オーセンティックでクラシックな印象を持っており、指への馴染みも大変良いリングです。
また、良いボリューム感と指に馴染みの良いシェイプは仰々しい印象が無く、ナチュラルに多くのスタイルに溶け込みますので、長くご愛用いただけると思われます。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は使用による消費や紛失などにより現存数が少なく、大変希少なピースとなっています。さらに、こちらの様なインディアンジュエリーの歴史の中でも黎明期に制作された作品は、史料価値も高くとても貴重な作品となっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、経年を感じさせる多少の使用感やクスミ、僅かな摩耗が見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラなどはありますが、目立ったダメージは無く良好なコンディションです。
シャンクの内側つなぎ目部分にはロウ付けの跡が確認でき、制作上の物か後からサイズ直しを施したものか不明となっています。強度などには問題ありません。
また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

日本規格 約 22~22.5号   円周 約 63.4㎜   us 11
正面幅 約 16.8㎜

Material

Ingot Silver