【NAVAJO】ナバホの作家【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーによるビンテージ作品で、ハンドメイドのチェーンに澄んだ水色にブラック～ブラウンウェブの入る大変素晴らしいナンバーエイトターコイズがセットされたアンティーク/ビンテージネックレスです。

美しい5角形のシェイプにカットされたハイグレードナンバーエイトターコイズとセンスの良いワイヤーを使った装飾が印象的な作品。1960年代頃の作品と思われますが、作者のLuke Billy Yazzieについては知名度に反して詳細な資料が残されておらず、現在も人物像などは不明となっています。
ターコイズがメインとなっていますが、ベゼルの周りにはコイル状に加工されたシルバーワイヤーやツイステッドワイヤー、それにナバホらしいバーストデザインのスタンプワークが刻まれた小さなパーツが施されています。珍しい5角形にカットされたターコイズを巧みに生かし洗練された造形で、ビンテージインディアンジュエリーらしい表情と繊細なシルバーワークによる高い完成度が感じられます。
また、全てが伝統的な技術により構成されており、チェーンもすべてハンドメイドによって成形されています。このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。

セットされたターコイズは非常に美しい艶と透明感を持ったオールドナンバーエイトターコイズです。 ブラウン～ブラックのウェブが入り、ディープブルーではありませんが、ナンバーエイトらしい澄んだ水色を湛えハイグレードにグレーディングできる石です。部分的にホワイトやペールグリーンのグラデーションも見られます。
また、非常に高い硬度を感じさせる透明感と今なお艶と照りが見られ、宝石としての価値を持ったナンバーエイトターコイズ。もちろん無添加ナチュラルのターコイズです。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃～60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。採掘されるターコイズは、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Luke Billy Yazzie】ルーク・ビリー・ヤジーは、ナバホ出身で1950年代頃から活動していたとされる有名作家の一人です。生年月日などの詳細は不明ですが、ターコイズインレイやコーラルを使った作品など、幅広いデザインやスタイルのピースが見つかっており、こちらのようなハイグレードターコイズを用いた作品も散見されます。
また、ナバホ族のYazzie/ヤジーファミリーは古くから大きな一家であり、多くのシルバースミスを輩出していますが、Luke Billy Yazzieについては、血縁関係もたどることができていません。1970年代までは当時の作品が残されているようですが、おそらく現在は制作しておられないと思われます。


非常に高いセンスを感じさせるシルバーワークと複雑な景色を形成するハイグレードターコイズによって構成されたハイエンドなネックレス。程よいボリューム感は大きなサイズのものよりもさりげなく、長めに作られたチェーン(60.5cm程度)は現代的で自然な印象を作ります。 またその長さによって性別を問わずお使いいただけ、多くのスタイルに馴染みやすい作品であり、無駄のないデザインは長くご愛用いただける印象です。

1950年代に産出したと推測される貴重なハイグレードナンバーエイトターコイズが贅沢なカットとサイズでセットされ、歴史的な資料価値も高い作品です。

着用画像はこちら↓
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コンディションは大変良好です。シルバーに僅かなクスミ等は見られますが、使用感なく、ターコイズも良い状態とハイグロスを保っています。