【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴの作家である【Lorenzo Tortalita】ロレンソ・トルタリータ(1925-1998)の作品で、ラフカットの美しいキングマンターコイズがセットされた小さなトップのビンテージネックレスです。
1960年代~80年代製と思われ、とてもシンプルに石の美しさを活かしたティアドロップシェイプの作品。ベゼルを囲むシルバーワイヤーの装飾にはスタンプワークが施され、インディアンジュエリーらしい表情が与えられた仕上がりです。バチカンとの間には小さなシルバードロップが施されており、裏面にはLorenzo Tortalitaのホールマークである『LT』が刻印されています。
シルバーチェーンは新しいものですが、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージ作品によく馴染む表情になっております。
【Lorenzo Tortalita】ロレンソ・トルタリータは、1925年キワ/サントドミンゴプエブロに生まれ、多くの技術をマスターした人物だったようです。それは、シルバージュエリーのみならず、レザーワークやビーズワークにも及びました。1970年と1977年にはサンタフェインディアンマーケットでアワードを受賞した記録が残されています。
キワ族(サントドミンゴ)は、プエブロと呼ばれるナバホ以外のアメリカ中西部のインディアン部族の中でも最大規模の部族で、アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
独特のターコイズインレイワークやビーズワークを得意とし、こちらの作者であるLorenzo Tortalitaもターコイズインレイの作品を多く残しているようです。また、こちらにセットされたターコイズの少し変わったラフカットも作者本人によるカットと推測されます。
セットされたターコイズは【SpiderWeb Kingman Turquoise】スパイダーウェブキングマンターコイズで、タイトなブラックウェブの入る美しいキングマンです。発色の良い水色にブラック~ネイビーのウェブが入り、硬度を感じさせる艶のある石です。 小粒ながら大変キングマンらしい存在感のあるターコイズがセットされています。
ネックレストップとしてもサイズは控えめですが、ターコイズは程よい存在感を持ち、ナチュラルで奥行きを持った表情は性別を問わず多くのスタイルにとても馴染の良い印象です。
また、シンプルなシルバーワークや普遍的でトラディッショナルな造形/デザインは、飽きずに長くご愛用いただけると思われます。
着用画像はこちら↓
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コンディションも良好です。シルバーのクスミ等は見られますが、ターコイズを含め良好な状態です。ターコイズのマトリックスによる表面の凹凸は天然石が持つもともとの性質です。