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JRO010580

Vintage Navajo or Zuni Silver Ring w/Green TQ c.1960~

Vintage Navajo or Zuni Silver Ring w/Green TQ c.1960~
33,000 円(税込)
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Vintage Navajo or Zuni Silver Ring w/Green TQ  c.1960~
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【NAVAJO】ナバホか【ZUNI】ズニの作品で、大変美しい造形とシルバーワークが印象的なアンティーク/ビンテージリングです。

こちらのデザインはナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921-2002)の作品に多くみられる造形で、おそらく近親者や影響を受けた作家によるピースと思われ、1950年代末~1970年代頃に作られたものと推測されます。
また、石にサイドからのパッチーワークが重なる特徴的なスタイルは、さらに古い年代のズニの巨匠【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917 - 1969)や同じく C. G. Wallace's に作品を供給したナバホの【Austin Wilson】オースティン・ウィルソンらの作品においても散見され、ズニの影響を受けながら完成されたスタイルの一つと考えられます。

しっかりとしたシルバーシャンクにファイルワーク(エングレイビング)が施され、センターにセットされたグリーンターコイズのサイド・上下には特徴的なパッチワークが石に重なるように配されています。
全体に柔らかな曲線で構成されており、ナチュラルで有機的な印象を作っていますが、程よいボリューム感と重厚なシルバーワークによって男性的でワイルドな雰囲気も感じるリングです。


【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンは、1920年代初頭に生まれ、10代の中頃(1930年代中頃)にはニューメキシコ州ギャラップに今も現存するトレーディングポスト【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)でシルバージュエリーの制作に携わっていたようです。若いころから卓越した技術を身に付け、ナバホのトラディショナルなスタイルの作品を残しました。また、TOBE TURPEN'Sは古くから多くのシルバースミスの作品を扱うトレーディングポストであり、現在も同様のスタイルを守り続ける有名店ですが、Fred Thompsonの作品以外にショップのホールマークである『TT』の刻印を見ることはありません。それは、同氏が所属アーティストとして特別な存在であったことを推測させます。
1960年代末~1970年代頭頃には、TOBE TURPEN'Sから独立してギャラップの少し西にあるチャーチロックという小さな町で自身の店を持っていたようです。また、非常に多くのシルバースミスを指導したことでも有名であり、後進のシルバースミスに多大な影響を与えた作家の一人です。
アメリカの偉大な画家である【R. Brownell McGrew】(1916–1994)は、インディアンの肖像なども多く描き、インディアンジュエリーのコレクターとしても非常に有名な人物ですが、現存している自身のポートレートでFred Thompsonが制作したブレスレットを身に付けています。
さらに、UITA6=Borrego Pass Trading Postと共に氏のホールマークが刻まれた作品なども発見されています。

ナバホのオールドスタイルとハイグレードなターコイズを用いた作品を多く残したことで評価の高いFred Thompsonですが、製作したジュエリーのスタイルは幅が広く、創造性も高かった作家だと思います。また、現代ではトラディショナル/オールドスタイルと呼ばれるようなデザイン/造形のいくつかは氏が生み出した、もしくは確立したスタイルだと推測され、多くの教え子がシルバーワークの技術とともにそれらのデザインスタイルやディテールを受け継いだ結果、氏の制作したスタイル自体がナバホのオールドスタイルと呼ばれるようになったと思われます。

残念ながらFred Thompsonは1980年代末~1990年代初頭には引退し、2002年に亡くなられています。


ターコイズはクラシックで厳かな表情のグリーンターコイズがセットされています。
『MD』のホールマークが入りますが、作者は不明です。

武骨なビンテージインディアンジュエリーらしい表情と、クラシックで洗練された印象を併せ持ち、丁寧なシルバーワークによって美しくエレガントに仕上がった作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションは、少し全体に使用感とそれに伴う摩耗が見られます。ただし、目立ったダメージ等はなく石も良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホか【ZUNI】ズニの作品で、大変美しい造形とシルバーワークが印象的なアンティーク/ビンテージリングです。

こちらのデザインはナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921-2002)の作品に多くみられる造形で、おそらく近親者や影響を受けた作家によるピースと思われ、1950年代末~1970年代頃に作られたものと推測されます。
また、石にサイドからのパッチーワークが重なる特徴的なスタイルは、さらに古い年代のズニの巨匠【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917 - 1969)や同じく C. G. Wallace's に作品を供給したナバホの【Austin Wilson】オースティン・ウィルソンらの作品においても散見され、ズニの影響を受けながら完成されたスタイルの一つと考えられます。

しっかりとしたシルバーシャンクにファイルワーク(エングレイビング)が施され、センターにセットされたグリーンターコイズのサイド・上下には特徴的なパッチワークが石に重なるように配されています。
全体に柔らかな曲線で構成されており、ナチュラルで有機的な印象を作っていますが、程よいボリューム感と重厚なシルバーワークによって男性的でワイルドな雰囲気も感じるリングです。


【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンは、1920年代初頭に生まれ、10代の中頃(1930年代中頃)にはニューメキシコ州ギャラップに今も現存するトレーディングポスト【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)でシルバージュエリーの制作に携わっていたようです。若いころから卓越した技術を身に付け、ナバホのトラディショナルなスタイルの作品を残しました。また、TOBE TURPEN'Sは古くから多くのシルバースミスの作品を扱うトレーディングポストであり、現在も同様のスタイルを守り続ける有名店ですが、Fred Thompsonの作品以外にショップのホールマークである『TT』の刻印を見ることはありません。それは、同氏が所属アーティストとして特別な存在であったことを推測させます。
1960年代末~1970年代頭頃には、TOBE TURPEN'Sから独立してギャラップの少し西にあるチャーチロックという小さな町で自身の店を持っていたようです。また、非常に多くのシルバースミスを指導したことでも有名であり、後進のシルバースミスに多大な影響を与えた作家の一人です。
アメリカの偉大な画家である【R. Brownell McGrew】(1916–1994)は、インディアンの肖像なども多く描き、インディアンジュエリーのコレクターとしても非常に有名な人物ですが、現存している自身のポートレートでFred Thompsonが制作したブレスレットを身に付けています。
さらに、UITA6=Borrego Pass Trading Postと共に氏のホールマークが刻まれた作品なども発見されています。

ナバホのオールドスタイルとハイグレードなターコイズを用いた作品を多く残したことで評価の高いFred Thompsonですが、製作したジュエリーのスタイルは幅が広く、創造性も高かった作家だと思います。また、現代ではトラディショナル/オールドスタイルと呼ばれるようなデザイン/造形のいくつかは氏が生み出した、もしくは確立したスタイルだと推測され、多くの教え子がシルバーワークの技術とともにそれらのデザインスタイルやディテールを受け継いだ結果、氏の制作したスタイル自体がナバホのオールドスタイルと呼ばれるようになったと思われます。

残念ながらFred Thompsonは1980年代末~1990年代初頭には引退し、2002年に亡くなられています。


ターコイズはクラシックで厳かな表情のグリーンターコイズがセットされています。
『MD』のホールマークが入りますが、作者は不明です。

武骨なビンテージインディアンジュエリーらしい表情と、クラシックで洗練された印象を併せ持ち、丁寧なシルバーワークによって美しくエレガントに仕上がった作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションは、少し全体に使用感とそれに伴う摩耗が見られます。ただし、目立ったダメージ等はなく石も良い状態を保っています。
Size

日本規格 約 22号   円周 約 62.8㎜   us 10.5
正面幅 約 20.9㎜

Material

Silver, Turquoise