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JBO004549

Antique Navajo Stamped Ingot Silver Split Band Cuff c.1935~

Antique Navajo Stamped Ingot Silver Split Band Cuff c.1935~
63,800 円(税込)
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Antique Navajo Stamped Ingot Silver Split Band Cuff  c.1935~
  • Antique Navajo Stamped Ingot Silver Split Band Cuff  c.1935~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、伝統的な造形の一つである『スプリットバンド/スプリットワイヤー』により構成されたシンプルな作品で、サイドからターミナル(両端)に刻まれたスタンプワークも素晴らしいクオリティを持つアンティーク/ビンテージバングルです。

こちらのようなシルバーを割り開くことで造形するスプリットバンドによって作り上げられる美しいデザイン/造形は、インディアンジュエリーの古典期に生まれた造形の一つです。その後、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)も同様の作品を制作しており、ナバホの伝統的スタイルとして受け継がれました。
それらの中でも特に【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)と【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)によって制作されたピースは歴史的な技術と造形を継承しながらも、大変モダンで美しいジュエリーとして昇華され、アリゾナ州スコッツデールにあったインディアンクラフトショップ【White Hogan】ホワイト ホーガンを代表する名作の一つとなっています。

本作は、ホールマーク(作者のサイン)等の刻印が入らないため、その作者等の正確な背景を知ることが出来ませんが、サイドのスタンプワーク等から、上記のように受け継がれる中でも1930年代後半~1940年代に作られたと思われる古い作品です。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は、それほど厚くはありませんが美しいシェイプを形作ると共に、なめらかなシルバーの肌を実現しており、それらを4本に割り開くことで流麗なスプリットバンドを形成しています。1970年代以降に作られた同デザインの多くは、これらのような過去の名作を元にキャスト(鋳物)で作られています。こちらの作品は、原始的で技術力を要する伝統的なスプリットの技術が用いられており、細部には武骨さも感じられますが、独特の味わいを宿しています。さらに、ハンマーワークとヤスリでのファイルワーク(削り)によりスプリットされた一本一本のラインに綺麗なアール/曲面がもたらされており、作者の高い技術力と丁寧な仕事が感じられます。また、フロント部分にはアールが施されておらず、フラットに手首に馴染むシェイプとなっています。このようなシェイプも1950年代以前のスプリットバンド作品の特徴となっており、1960年代以降に多く作られたワイドで立体的なアールも持ったバングルに比べ、さり気なく男性にも着用して頂きやすい素朴な印象に仕上げられています。
そしてまた、本作の特徴となっているのが、サイド~ターミナルに刻まれた質の高いスタンプワークです。使用されているスタンプ(鏨)ツール自体が高い完成度を持ち、こちらのようなアンティーク作品特有のクオリティーを感じさせます。これら『スタンプワーク』は、スタンプ/鏨ツールを打ち付けることによってシルバーに文様を刻みこんでいますが、そのツール(鏨)はシルバーよりも硬い鉄(鋼)で作られています。その為、その加工はジュエリー制作よりもはるかに高い難易度となります。また、ナバホジュエリーにおけるスタンプワークは、古くからその根幹を成す技術の一つであり、シルバースミスの「技術力」は、スタンプツールを制作する「技術力」次第であり、優れたシルバースミスはイコール優れたスタンプメーカーです。また、スタンプのクオリティは現代作品とビンテージ作品を見分ける上でも大きな特徴となります。1950年代以前の作品で見られる1920年代~1940年代に作られたスタンプツールの多くは、本作と同様に非常に細かな文様を刻むことが出来る高い質を持つことが特徴となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品も伝統的な古典技術・製法を受け継ぎながら、工芸品としてだけでなく、アートピースとして高く評価されるまでに練り上げられており、ミニマムで無駄の無い完成度を持つハイエンドな作品となっています。

ビンテージインディアンジュエリー独特の素朴でナチュラルな雰囲気を漂わせますが、フロント部分にスタンプワークが見られないことにより、ナバホジュエリーらしくないシンプルさとクリーンな印象を持っています。またそれは独特の上質感を感じさせ、着用時に特別な洗練度を生んでいるようです。
ビンテージスタイルはもちろんですが、少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな質感を兼ね揃え、どんな装いにも馴染みやすい普遍的で完成された造形美は長くご愛用いただけると思われます。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージは無くとても良好な状態となっています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、伝統的な造形の一つである『スプリットバンド/スプリットワイヤー』により構成されたシンプルな作品で、サイドからターミナル(両端)に刻まれたスタンプワークも素晴らしいクオリティを持つアンティーク/ビンテージバングルです。

こちらのようなシルバーを割り開くことで造形するスプリットバンドによって作り上げられる美しいデザイン/造形は、インディアンジュエリーの古典期に生まれた造形の一つです。その後、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)も同様の作品を制作しており、ナバホの伝統的スタイルとして受け継がれました。
それらの中でも特に【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)と【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)によって制作されたピースは歴史的な技術と造形を継承しながらも、大変モダンで美しいジュエリーとして昇華され、アリゾナ州スコッツデールにあったインディアンクラフトショップ【White Hogan】ホワイト ホーガンを代表する名作の一つとなっています。

本作は、ホールマーク(作者のサイン)等の刻印が入らないため、その作者等の正確な背景を知ることが出来ませんが、サイドのスタンプワーク等から、上記のように受け継がれる中でも1930年代後半~1940年代に作られたと思われる古い作品です。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は、それほど厚くはありませんが美しいシェイプを形作ると共に、なめらかなシルバーの肌を実現しており、それらを4本に割り開くことで流麗なスプリットバンドを形成しています。1970年代以降に作られた同デザインの多くは、これらのような過去の名作を元にキャスト(鋳物)で作られています。こちらの作品は、原始的で技術力を要する伝統的なスプリットの技術が用いられており、細部には武骨さも感じられますが、独特の味わいを宿しています。さらに、ハンマーワークとヤスリでのファイルワーク(削り)によりスプリットされた一本一本のラインに綺麗なアール/曲面がもたらされており、作者の高い技術力と丁寧な仕事が感じられます。また、フロント部分にはアールが施されておらず、フラットに手首に馴染むシェイプとなっています。このようなシェイプも1950年代以前のスプリットバンド作品の特徴となっており、1960年代以降に多く作られたワイドで立体的なアールも持ったバングルに比べ、さり気なく男性にも着用して頂きやすい素朴な印象に仕上げられています。
そしてまた、本作の特徴となっているのが、サイド~ターミナルに刻まれた質の高いスタンプワークです。使用されているスタンプ(鏨)ツール自体が高い完成度を持ち、こちらのようなアンティーク作品特有のクオリティーを感じさせます。これら『スタンプワーク』は、スタンプ/鏨ツールを打ち付けることによってシルバーに文様を刻みこんでいますが、そのツール(鏨)はシルバーよりも硬い鉄(鋼)で作られています。その為、その加工はジュエリー制作よりもはるかに高い難易度となります。また、ナバホジュエリーにおけるスタンプワークは、古くからその根幹を成す技術の一つであり、シルバースミスの「技術力」は、スタンプツールを制作する「技術力」次第であり、優れたシルバースミスはイコール優れたスタンプメーカーです。また、スタンプのクオリティは現代作品とビンテージ作品を見分ける上でも大きな特徴となります。1950年代以前の作品で見られる1920年代~1940年代に作られたスタンプツールの多くは、本作と同様に非常に細かな文様を刻むことが出来る高い質を持つことが特徴となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品も伝統的な古典技術・製法を受け継ぎながら、工芸品としてだけでなく、アートピースとして高く評価されるまでに練り上げられており、ミニマムで無駄の無い完成度を持つハイエンドな作品となっています。

ビンテージインディアンジュエリー独特の素朴でナチュラルな雰囲気を漂わせますが、フロント部分にスタンプワークが見られないことにより、ナバホジュエリーらしくないシンプルさとクリーンな印象を持っています。またそれは独特の上質感を感じさせ、着用時に特別な洗練度を生んでいるようです。
ビンテージスタイルはもちろんですが、少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな質感を兼ね揃え、どんな装いにも馴染みやすい普遍的で完成された造形美は長くご愛用いただけると思われます。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージは無くとても良好な状態となっています。
Size

メンズサイズ M - L 程度。

内径最大幅 約60.8㎜    正面幅(高さ) 約26.2㎜
内周 約139㎜    開口部 約30㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1 1/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。M以上、XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約27.8g