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JBO001502

Antique Repousse & 卍 Stamped Ingot Silver Bracelet c.1910~

【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1910年代~1920年代製と思われる古典期に近い時期の作品で、非常に高い技術に裏付けられたハンマーワーク・スタンプワーク等の伝統的な手法によって、独特の造形美を持つ立体的なシェイプに形作られた素晴らしいクオリティーのアンティーク/ビンテージバングルです。

また、こちらの作品はアングロ(白人)のアンティークスタイルを制作する有名作家である【Jock Favor】ジョック・フェイバーの従兄が収蔵していたピースで、Jock Favorも資料としていた作品です。

おそらくコインシルバー、又はそれに近い品位(純度)のインゴットシルバー(銀塊)から成型された地金/バンドにプリミティブなリポウズ、オリジナリティーを感じる質の高いスタンプワークが施され、非常に史料価値も高いピース。
リポウズと言うシルバーを叩き出す技術を使い、全体に曲面がつけられており圧倒的な技術のハンマーワークにより美しいアールとボリューム感が生み出されています。このようなディテールは、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込んで、そこにシルバーを叩き添わせることによって曲面を作っています。さらに、エッジ部分には少し外側に向けてアールが作られており、さらにバングルの奥行きと、手首への心地よいフィット感を実現しています。また、サイド・ターミナルの4か所に施された【逆卍】Swastika/Whirling Logのスタンプをはじめ、用いられているスタンプ(鏨)も素晴らしいクオリティーを誇り、力強く刻み込まれています。 それほど分厚いシルバーの地金ではありませんが、インゴットから成形されているため、心地よい重量感もありシルバーの質感も硬くなめらかな表情を見せています。
武骨で厳ついアーリーナバホジュエリー特有のイメージを漂わせていますが、細かなシルバーワークは迫力のある完成度を生み、どこか洗練された印象に仕上がっています。作品の完成度や希少性を含め、ミュージアムクオリティーと言えるピースです。

こちらの様な美しい立体感を生み出す造形やトラディッショナルなスタンプワークは、1940年代には【Navajo Guild】(Navajo Arts and Crafts Guild)等で巨匠【Ambrose Roanhorse】らにより受け継がれ、現代においては【Ernie Lister】アーニー・リスターや【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等のナバホの伝統をしっかりと受け継ぐ作家が伝統を守り、こちらの様な作品を制作しています。それらの源流と言えるこちらの作品は、100年近く前の歴史的な史料価値も高いピースです。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、後の7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は見た目にそれほど大きな違いを生みませんが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。

【Ingot Silver】インゴット(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、シルバーゲージ/プレート(銀板)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品の内側に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。
 

ナバホジュエリーの創成期からみられる造形であり、古典期に近い時期に制作された作品ですが、それは現代においてもデザインの独創性や新鮮な印象を失っておらず、武骨ながら洗練された完成度を持つ作品は多く見られますが、こちらのピースはそれらの中でも突出して美しいシルバーワークと完成度が感じられます。

センスを感じさせるデザイン/造形とインゴットから成形されたシルバーの質感は、普遍的な造形美を持ち多くのスタイルによく馴染むと思われます。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションは、部分的にインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。 その他、シルバーは僅かなクスミや細かなキズなどが見られますが、ダメージは無く良好なコンディションです。
【逆卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数はすくないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
PRICE:
210,000 円(税込)
SIZE:
メンズサイズ ML - XL 程度。

内径最大幅 約59.9㎜    正面幅(高さ) 約16.5㎜
内周 約145㎜    開口部 約25㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。特にこちらは硬度のあるシルバーですので、ご注意下さい。
MATERIAL:
Ingot Silver (probably Coin Silver 900)
SOLD OUT
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