【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロの作品で、非常に古い古典期の作品と思われる貴重なアンティークバングルです。インゴット(銀塊)から成形されたナローなトライアングルワイヤーにプリミティブなスタンプワークが施され、インディアンジュエリー創成期の技術や感性を読み取ることが出来る史料価値も高い作品です。
現在でも作られているナバホの伝統的なスタイルの一つである竜骨型、トライアングルワイヤーのオーセンティックなデザインですが、非常に古い作品のため現代のピースとは異なり、インゴット(銀塊)から成形されたシャンクはフロントからターミナルにかけて少し細くなり、トライアングルのエッジは緩やかな印象です。
また、正確な制作年代を判定するのは困難ですが、大変古いスタンプ(タガネ/刻印)が使われており、1890年代~1910年代頃までに作られたと思われ、『ファーストフェイズ』や『古典期』と呼ばれるインディアンジュエリー創成期に作られた作品です。
銀の塊であるインゴットベースを伸ばし、ハンマーによるパウンティング(鍛造)と研磨によって造形しています。そのようにして造形されたシルバーの質感はとても硬くなめらかで上質感のある質感を実現しています。
スタンプワークによる紋様はアシンメトリーに構成され、使われているスタンプは3種類程度の素朴でプリミティブなものですが、その仕上がりやデザインの完成度は非常に高く、現代においても新鮮で、原始的であるからこそ普遍的な良さを持っています。
ナローな作品のため、重ね付けにも向いたピースですが、ある程度厚みのあるトライアングルワイヤーですので、武骨な印象があり単体でも十分に存在感のあるハイエンドなアンティーク作品です。
素朴で無骨な雰囲気とアートピースの様な造形美を併せ持っており、どんなスタイルにもフィットし、長年にわたってご愛用いただけるピースです。
着用画像はこちら↓
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コンディションも良好です。製造時の僅かなキズやシルバーのクスミなどはありますが、ダメージ、修理後などはありません。