【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーでフレッド・ハービースタイルジュエリーの元になったデザインの貴重なオリジナルピース。インゴットシルバーから成形され、洗練されたハンドスタンプのみで構成されたアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代後半～1930年代頃に制作された作品と思われ、後にBELL TRADING POST等のフレッド・ハービースタイルジュエリーを制作した工房により多く製造されたデザインですが、それらはキャストによって成形されており、コッパーなどで画一化された製品として製造されました。
こちらの作品は、それらの元になったフレッド・ハービースタイルには属していないアンティーク作品です。
インゴット(銀塊)から成形されたシルバーベースに細かくも力強いスタンプワークによって造形され、エッジは削ることで独自のシェイプを生み出しています。非常に洗練された美しいデザインとインディアンジュエリーらしい武骨な味わいを持ったバングルです。

1930年代～40年代にかけては、インディアンクラフトショップやトレーダーによって販売されたジュエリーと現在、フレッド・ハービースタイルと言われるインディアンクラフト作品を分業化・量産化した工房のBELLやMaisel'sの間に大きな差が生まれた時期に当たり、【Fred Peshlakai】の作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属した【Awa Tsireh】(1998-1955)の作品を再現したBELLのものや、ほかにもSOUTHWEST ARTS&CRAFTS等で作られた作品群など、多くの優秀な作家によって生み出された秀作が、上記のような量産化を図った工房で模倣されました。
こちらの作品もそんな運命をたどった一つと推測され、観光産業が隆盛してからの作られたものですので、いくつか同デザインのものが制作されたと思われますが、量産品とは全く違ったプリミティブな味わいのあるバングルであり、過去のとても優秀な作家によって制作されたピースと思われます。

デザインは伝統的なバーストの紋様がスタンプワークにより刻まれています。複雑な模様を描くスタンプ(鏨)は見られず、原始的な直線を刻み込むスタンプのみで構成されており、ビンテージインディアンジュエリー独特のプリミティブで素朴な造形ですが、エッジのカッティング等、シンプルながら大変手間のかかったディテールと素晴らしい造形センスにより、シンプルで普遍的な美しさを持つバングルに仕上がっています。

非常に汎用性も高く、ビンテージインディアンジュエリーらしい質感と、洗練されたミニマムな印象はあらゆるスタイルによく馴染みます。 こちらのようなバングルの高い完成度と、造形美は普遍的で、長年にわたってご愛用いただけると思います。

着用画像はこちら↓
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コンディションも大変良好です。 使用感は少なく特にダメージはありません。


※こちらの品物はすでにご予約のお客様により【SOLD】となっております。 大変申し訳ありませんが、ご購入いただけませんのでご注意ください。