【NAVAJO】ナバホの、おそらくインゴット(銀塊)から成形されたハーフラウンドワイヤーに、センターに溝を作るようにスタンプワークが施されたクリーンで洗練された作品。 シンプルなシルバーワークは新しい作品のような印象ですが、1940年代後半~1960年代に作られたと推測されるアンティーク/ビンテージバングルです。
ナローな造形の作品ですが、銀を溶かしキャストで棒状(インゴット)に成形した後、伸ばすことによってバングルへと成形していくインゴット製法で形作られていると思われ、上質感のあるピースです。 センターに刻まれたスタンプワークによる溝も、独特のスタンプ(鏨)によりコインエッジのような仕上げとなっています。
現在では、こちらのようなハーフラウンドワイヤーの作品は、資材として流通しているハーフラウンド(半円形の断面)型に成形されたシルバーワイヤーの地金によって、安価で手軽な作品として流通しています。
それに対してこちらの作品は、上記のように大変原始的で手間の掛る古い製法で作られたアンティークピースと思われ、シンプルながら量産品にはないクオリティーの高い質感を感じさせます。
また、こちらのような造形・デザインは、Ohkay Owingehの【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ氏やCochitiの【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース氏等が当時と同様の技術を守り、似たスタイルの作品を作っていますが、アンティーク・ビンテージのピースはほとんど市場に出ているものを見かけない個体でもあり、その希少価値を高めています。
ミニマムでとてもクリーンなデザインは、とても洗練された美しい印象を持っています。 それでもナバホ特有の力強さを感じさせ、普遍的な造形美を持っており、他の作品との重ね付けにも向いたピース。 長年にわたってご愛用いただけると思います。
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コンディションも大変良好です。極僅かなシルバーのクスミがみられますが、使用感のないとても良い状態を保っています。