【ZUNI】ズ二族の【Sarah Leekya】(1930-)の作品で、美しい鳥のフェティッシュがセットされたビンテージリングです。
1960年代~70年代製と思われ、とても可愛い印象のターコイズカービング(フェティッシュ)の鳥がセットされ、ボリューム感のある作品です。
【Sarah Leekya】サラ・リーキヤは、ズニの巨匠【Leekya Deyuse】(1889-1966)の娘で、現在もフェティッシュを作り続けているベテラン作家です。 ホールマークが入りませんが、彼女は60年代~70年代にかけて同じような鳥のカービング作品を制作しました。シルバーワークについてはナバホの作家によって制作された可能性もあります。
父親の【Leekya Deyuse】(1889-1966)は、ズニ独特のターコイズカービングにおいて最も高い技術を構築し、完成させた第一人者。 C. G. Wallace の経営するトレーディングポストの仕事をしていたようですので、【Austin Wilson】 オースティン・ウィルソン等とも共に作品を作っていたと思われます。
特に当時はターコイズに関する加工をズニの作家が担当し、それをナバホのシルバースミスによってジュエリーとして完成させることが多くあったようです。
実際に、TOBE TURPEN'S TRADING POST (現Perry Null Trading)には【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンとの共作の作品があり、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイとの共作も見つかっています。
また、氏はSarah Leekyaを含め7人の子供をもうけて、現在では孫に至るまでジュエリーやフェティッシュの作家を多く輩出しており、Leekyaファミリーは現在でもZUNIの名門一家として有名です。
大変可愛い鳥のカービングがメインになっていますが、ボリューム感があり手元のアクセントに良い作品です。指に対する馴染みも良く、大きさがあるものの使いやすいと思われるリングです。
着用画像はこちら↓
画像①
コンディションは、シルバーに多少のクスミは見られる程度で、ダメージなどは無く良好な状態だと思われます。