【NAVAJO】ナバホの伝統的な造形の作品で、1950～60年代頃に作られたRow Workブレスレット・ビンテージバングルです。

トライアングルワイヤー(竜骨型)に挟まれるように7つのターコイズがセットされ、石の間とサイドには14個ものシルバーボールが施されています。 非常にトラディッショナルなナバホスタイルで、特に巨匠である【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンや【Mark Chee】マーク・チーの得意とした造形のピースです。 こちらもホールマークがなく、スタンプ(鏨)等の作者を特定できる材料がないため、作者は不明ですが、同時代の高い技術をもつ作家による作品と思われます。

トライアングルワイヤーに挟まれるようにセットされたターコイズは鉱山で見つかるターコイズ原石の姿を見るようです。 また、セットされたターコイズはとても高さのあるハイドームにカットされており、鉱山は特定できませんが、【Sleeping Beauty】スリーピング・ビューティーや【Godber】カドバーターコイズに見られるような少し白く美しい水色が特徴的な石がセットされています。ウェブの入る石ではありませんが、とてもハイグロスで硬度の高いターコイズです。

ナバホのトラディッショナルな造形は、数十年を経た現在でも色あせることなく、独特の武骨な印象とベンチメイドによるプリミティブな温かみを持っていますが、どこか洗練された造形美を感じさせ、とても心地よく腕にフィットしてくれます。


コンディションも良好でシルバーに僅かなクスミは見られますが、ターコイズはハイグロスを保ち、ビンテージピースとしては大変良い状態を保っています。