【NAVAJO】ナバホの1940年代後半~50年代製と思われる、とてもワイルドで美しいスモーキービズビーがセットされたローワークデザインのアンティーク・ビンテージバングルです。
ナバホのトラディッショナルスタイルの作品でインゴット(銀塊)から成形されたスプリットシャンクのベースに7つのビズビーターコイズがセットされ、それぞれの間には14個ものシルバーボールが配されています。 デザインや仕上がり、石の雰囲気まで武骨で粗暴な印象の作品で、大変男性的なピースです。
また、こちらの作品のターコイズは、とても貴重なオールドビズビーターコイズが用いられ、スモーキーでビズビーらしい石がセットされています。
もちろん無添加ナチュラルのビズビーターコイズ。 ダークトーンのブルーに力強いチョコブラウン~パープルの母石が見られ、スモーキーで複雑な景色が怪しくも美しいターコイズです。また、こちらの様な紫色のマトリックスはラベンダーピットと呼ばれるビズビー独特の特徴です。
7つの石に少しクオリティーのばらつきがあり、青の彩度や、少しスモーキーすぎる表情のためハイグレードとは言えませんが、ワイルドな雰囲気にエレガントな印象も与えるビズビー独特の美しさを持つミドルグレード以上のクウォリティーです。
また、ビズビーの多くは1970年代中頃に産出されたため、こちらの様な古い年代のオールドビズビーは大変希少なものです。
サイドには控えめなスタンプワークが施され、3本のワイヤーを重ねたように見えるシャンクは1本の太いベースを間を割り開いたスプリットワイヤーによって造形されています。
シルバーの黒い肌や粗暴な造りは好みが分かれるところですが、独特の美しさを持つビズビーターコイズによりセクシーでエレガントな作品に仕上がっています。
着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
コンディションは、パーフェクトではありませんが使用に不安のあるダメージはありません。 使用感の少ない個体ですが、シルバーは黒く、インゴット特有の亀裂がいくつか見られます。スプリットシャンクの端にも少し亀裂がありますが、使用により亀裂が大きくなるようなことはありません。
また、ターコイズは基本的に良好なコンディションで、石のがたつきなどもありませんが、トップ画像でセンターの左に位置する石はカット時にマトリックスが抜けたと思われる部分があります。
全体に粗い印象のピースですが、着用時のフィット感は良く、違和感を感じること等はありません。