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Attr. to【Lewis Lomay】Hopi Casted Cuff w/Gem Turquoise c.1950

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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/DHn7OJBT5Pd/
【Hopi】ホピの巨匠【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)の貴重な初期作品と推定される、キャスト成形された重厚なアンティーク/ビンテージバングルです。

流麗で美しい立体造形に、素晴らしいハイグレード【Godber/Burnham Turquoise】ガドバー/バーナムターコイズがマウントされたハイエンドな作品となっています。


また本作には、ホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することの不可能な作品です。
ただし、過去に発見されている類似作品やファイルワークによるライン模様、シルバーワークのディテール、そして内側の仕上げ等から【Hopi】ホピの巨匠【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)によって制作されたものと推定可能な個体です。

ナバホジュエリーの伝統的な製法で形作られながら、他の作者によって作られた可能性の無い事が判断できる部分に、Lewis Lomayという作者の創造性やオリジナリティの偉大さが感じられます。

また、その細部にまで拘ったシルバーワークと質の高いターコイズにより、古い作品でありながらクリーンでモダンな印象を持ち、ミュージアムクオリティを誇るピースの一つとなっています。


その造形スタイルや製法から、同作者のキャリア初期~前半にあたる1940年代末頃~1960年代初頭に作られたのピースと思われます。

キャスト成形の作品はナバホジュエリー創成期からみられる技術の一つですが、本作のような年代に制作され、ヤスリで削り出す事によりエッジのしっかりとした個体の場合には、『トゥーファキャスト』による成形か『サンドキャスト』(砂型鋳物)によるものか明格な判断が困難です。


左右対称にデザインされたバンドは、細部に左右非対称な部分が確認でき、そのシルバーワークが感覚的な仕事を重視して形作られた事が判ります。
またそれにより、より有機的でアーシーな雰囲気が強調されているようです。

また、ワイドな幅を持ったバンドですが、肌が透ける抜け感のあるデザインにより肌馴染みの良い印象となっており、その厚みによりしっかりとした強度を有し、85g近いずっしりとした重厚感のあるブレスレットに仕上げられています。


その様な滑らかな曲線・曲面で構成されたバンドをベースとしながら、それとは対照的なスクエアシェイプにカットされた美しいターコイズがマウントされることでで曲線と直線のコントラストが石の存在感や質を際立たせています。

その石を留めるベゼル(覆輪)の外側には、2本のワイヤーを撚り合わせた細いツイステッドワイヤーがあしらわれ、インディアンジュエリーらしい表情と奥行きが付加されているようです。

さらに石の両サイドには、比較的大きいシルバーボール/シルバードロップが配される事で、インディアンジュエリーらしい表情を与え、ターコイズの周りに立体的な奥行きを生み出しています。

また、この様な大きめのシルバーボールを大胆に配したデザインや、植物を想起させる流麗で有機的な造形には、Lewis Lomayの師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの影響を感じさます。



マウントされたターコイズは、【Burnham/Godber Turquoise】バーナム/ガドバーターコイズと推測され、アンティーク作品では貴重なジェムクオリティを誇るターコイズがマウントされています。

深みのあるターコイズブルーに、強いブラック・ブラウンのスパイダーウェブが入り、とてもワイルドで複雑な景色を見せ、宝石としての存在感と煌めきを感じさせるターコイズです。
高い硬度を感じさせる艶と透明感を持った石であり、少し柔らかな色相ながら強い存在感を示す煌めきを誇るターコイズです。

現在も変色/劣化のない美しい色を湛えており、ハイグレードにグレーディングできる無添加ナチュラルターコイズです。



【Lewis Lomay】(Lewis Irvin Lomayesva)ルイス・ロメイは、現代においても非常に高い評価を受ける作家の一人で、ホピの作家としては【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の様にナバホのオールドスタイルを踏襲し、独自性の強い作品を生み出したまぎれもない天才の一人です。

1913年(又は1914年)、アリゾナ州オライビという大変小さな村に生まれ、幼少期には絵画等を学びました。
1929年にはアルバカーキのインディアンスクールに入学、その3年後にはサンタフェインディアンスクールにて、ナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の彫金クラスを受講、そこでシルバーワークの基礎を学んだようです。
そのクラスでは、講師であるAmbrose Roanhorseが提唱した造形スタイルや現存するルイス・ロメイの初期作品等から、トラディッショナルでプリミティブな技術を守る質実剛健なシルバーワークを教わっていた事が推測されます。

その後、1930年代前半頃にペインター/絵描きとして【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで働きました。そのころは、1日1ドル程度の給与だったようですが、毎日の食事やアパートの家賃はFrank Pataniaが負担していたようです。
1年後には、Lewis Lomayのシルバーワークの才能にFrank Pataniaが気付き、ペインターとしてではなく、シルバースミスとしての仕事や道具が与えられました。

そして、Frank Pataniaによりそのモダンなスタイルや新しい技術を享受されたようです。 その当時には、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)や【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)等と共に制作していたと言われています。

彼らは共通して高い独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品を多く残しました。
それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。


第二次世界大戦中の1942年には、Thunderbird Shopを辞め、飛行機工場で働きました。
戦後は、サンタフェに戻り1946年に【Hopi Indian Jewelry Shop】をオープンしますが、当時はインディアンジュエリーの需要が落ち込んでいたため閉店を余儀なくされました。
その後は、ハウスペインター等の仕事をしながらシルバージュエリーの制作を並行して進めていたようです。

1947年以降には、アートショーにも積極的に出展し多くのアワード受賞リボンと共にシルバースミスとしての名声を獲得しました。
その後、1960年代~1970年代にはサンタフェのインディアンクラフトショップ【Rainbow Man】レインボーマンに作品を供給していたようです。

長いキャリアにおける作品の多くは、伝統的で力強く原始的なシルバーワークをベースに、独特の曲線的で流麗な造形を持ったピースが多く見られます。
しかしながら、ホピジュエリー独特のモチーフを落とし込んだオーバーレイの作品や、ポップな印象のあるボロタイやピン、Frank Pataniaの影響を強く感じさせる植物をモチーフにした作品等、多岐にわたるシルバーワークを駆使した美しい作品を残しています。



【Tufa Cast】トゥーファキャストとは、 トゥーファストーンという石を使用したナバホ族の伝統的な鋳造製法です。
インディアンジュエリーにおける『キャスト』は、このトゥーファキャストを原点としています。

サンドキャスト(砂型鋳物)もナバホジュエリーにおける代表的な技術となっていますが、インディアンジュエリーにおけるサンドキャストはトゥーファキャストの副産物として生み出された技術です。

材料となるのはトゥーファ鉱山より採掘される軽石のようなとても柔らかい石(トゥーファストーン)で、これをデザインに合わせて削ることによって作品の型を制作します。

2枚用意されたトゥーファの片方にデザインを彫刻し、2枚合わせたトゥーファの溝にシルバーを流し込んで鋳造します。
量産には向かず、多くが一点物の作品になり手間もかかるため、多くのアーティストが扱う技術ではありません。


サンドキャストについては、トゥーファストーンを削った時に生まれる粉末をオイルと混ぜることで粘土状にし、トゥーファキャストによって制作した鉛による『金型』を粘土状の砂型に押し付ける事でシルバーを流し込む窪みを作ります。

複製の難しいトゥーファキャストと異なり、金型による複製画可能なサンドキャストもトゥーファキャストと並行して受け継がれていますが、古い作品におけるトゥーファキャストとサンドキャストは、表面の研磨によって差異が無くなってしまうため、多くの作品においてどちらによる成形か判別困難となっています。


また現在、トゥーファキャストの最大の特徴となっているのは、シルバーに映し出される石の質感を、そのまま活かす仕上げです。
大地の自然な表情を切り取ったような独特の質感が表現され、その様な仕上げは【Charles Loloma】チャールズ・ロロマが発展させ、インディアンジュエリーの一つの表現方法として周知された手法です。

そこに現れるシルバーの表情はとても荘厳で自然に溶け込むような雰囲気を持っています。



本作もプリミティブで伝統的な技術だけで作り上げられたハンドメイドジュエリーであり、キャスト成形特有の厚く立体的な造形が魅力的な作品となっています。

また、Lewis Lomayの美意識やオリジナリティを宿すブレスレットであり、ミッドセンチュリー期のカーデザインや航空機等、インダストリアルデザインの影響も感じさせ、立体造形作品として大変美しく仕上げられたブレスレットです。


また、インディアンジュエリーの力強さやエスニシティーな魅力と共に、アンティーク作品ではとても貴重なハイグレードターコイズが見せる宝石としての煌めき、そしてブレスレットとして迫力のあるボリューム感により、あらゆる装いにおいて非日常的なアクセントを与える力を持ったジュエリーです。


ホールマークこそ刻印されていませんが、練り上げられたシルバーワークと、Lewis Lomay作品を代表する優美でクラシックなデザイン・造形が体感できるバングルであり、ウェアラブルアートとして芸術作品としても高く評価できるピースとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。
シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特に目立ったダメージの無い状態を保っています。
キャスト成形特有の小さな亀裂、内側に補強?の様な跡が確認できますが、これらは制作時のものと思われダメージではありません。

また、ターコイズも長い時間を経てなお美しい色を保っており、マトリックス部分に天然石由来の凹凸(マトリックスロス)が見られますが、こちらもクラック等のダメージは無く良好な状態保っています。


こちらの価格につきましてはお問い合わせください。
お手数ですが、お問い合わせ作品名・アイテムコード・お名前・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【Hopi】ホピの巨匠【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)の貴重な初期作品と推定される、キャスト成形された重厚なアンティーク/ビンテージバングルです。

流麗で美しい立体造形に、素晴らしいハイグレード【Godber/Burnham Turquoise】ガドバー/バーナムターコイズがマウントされたハイエンドな作品となっています。


また本作には、ホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することの不可能な作品です。
ただし、過去に発見されている類似作品やファイルワークによるライン模様、シルバーワークのディテール、そして内側の仕上げ等から【Hopi】ホピの巨匠【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)によって制作されたものと推定可能な個体です。

ナバホジュエリーの伝統的な製法で形作られながら、他の作者によって作られた可能性の無い事が判断できる部分に、Lewis Lomayという作者の創造性やオリジナリティの偉大さが感じられます。

また、その細部にまで拘ったシルバーワークと質の高いターコイズにより、古い作品でありながらクリーンでモダンな印象を持ち、ミュージアムクオリティを誇るピースの一つとなっています。


その造形スタイルや製法から、同作者のキャリア初期~前半にあたる1940年代末頃~1960年代初頭に作られたのピースと思われます。

キャスト成形の作品はナバホジュエリー創成期からみられる技術の一つですが、本作のような年代に制作され、ヤスリで削り出す事によりエッジのしっかりとした個体の場合には、『トゥーファキャスト』による成形か『サンドキャスト』(砂型鋳物)によるものか明格な判断が困難です。


左右対称にデザインされたバンドは、細部に左右非対称な部分が確認でき、そのシルバーワークが感覚的な仕事を重視して形作られた事が判ります。
またそれにより、より有機的でアーシーな雰囲気が強調されているようです。

また、ワイドな幅を持ったバンドですが、肌が透ける抜け感のあるデザインにより肌馴染みの良い印象となっており、その厚みによりしっかりとした強度を有し、85g近いずっしりとした重厚感のあるブレスレットに仕上げられています。


その様な滑らかな曲線・曲面で構成されたバンドをベースとしながら、それとは対照的なスクエアシェイプにカットされた美しいターコイズがマウントされることでで曲線と直線のコントラストが石の存在感や質を際立たせています。

その石を留めるベゼル(覆輪)の外側には、2本のワイヤーを撚り合わせた細いツイステッドワイヤーがあしらわれ、インディアンジュエリーらしい表情と奥行きが付加されているようです。

さらに石の両サイドには、比較的大きいシルバーボール/シルバードロップが配される事で、インディアンジュエリーらしい表情を与え、ターコイズの周りに立体的な奥行きを生み出しています。

また、この様な大きめのシルバーボールを大胆に配したデザインや、植物を想起させる流麗で有機的な造形には、Lewis Lomayの師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの影響を感じさます。



マウントされたターコイズは、【Burnham/Godber Turquoise】バーナム/ガドバーターコイズと推測され、アンティーク作品では貴重なジェムクオリティを誇るターコイズがマウントされています。

深みのあるターコイズブルーに、強いブラック・ブラウンのスパイダーウェブが入り、とてもワイルドで複雑な景色を見せ、宝石としての存在感と煌めきを感じさせるターコイズです。
高い硬度を感じさせる艶と透明感を持った石であり、少し柔らかな色相ながら強い存在感を示す煌めきを誇るターコイズです。

現在も変色/劣化のない美しい色を湛えており、ハイグレードにグレーディングできる無添加ナチュラルターコイズです。



【Lewis Lomay】(Lewis Irvin Lomayesva)ルイス・ロメイは、現代においても非常に高い評価を受ける作家の一人で、ホピの作家としては【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の様にナバホのオールドスタイルを踏襲し、独自性の強い作品を生み出したまぎれもない天才の一人です。

1913年(又は1914年)、アリゾナ州オライビという大変小さな村に生まれ、幼少期には絵画等を学びました。
1929年にはアルバカーキのインディアンスクールに入学、その3年後にはサンタフェインディアンスクールにて、ナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の彫金クラスを受講、そこでシルバーワークの基礎を学んだようです。
そのクラスでは、講師であるAmbrose Roanhorseが提唱した造形スタイルや現存するルイス・ロメイの初期作品等から、トラディッショナルでプリミティブな技術を守る質実剛健なシルバーワークを教わっていた事が推測されます。

その後、1930年代前半頃にペインター/絵描きとして【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで働きました。そのころは、1日1ドル程度の給与だったようですが、毎日の食事やアパートの家賃はFrank Pataniaが負担していたようです。
1年後には、Lewis Lomayのシルバーワークの才能にFrank Pataniaが気付き、ペインターとしてではなく、シルバースミスとしての仕事や道具が与えられました。

そして、Frank Pataniaによりそのモダンなスタイルや新しい技術を享受されたようです。 その当時には、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)や【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)等と共に制作していたと言われています。

彼らは共通して高い独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品を多く残しました。
それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。


第二次世界大戦中の1942年には、Thunderbird Shopを辞め、飛行機工場で働きました。
戦後は、サンタフェに戻り1946年に【Hopi Indian Jewelry Shop】をオープンしますが、当時はインディアンジュエリーの需要が落ち込んでいたため閉店を余儀なくされました。
その後は、ハウスペインター等の仕事をしながらシルバージュエリーの制作を並行して進めていたようです。

1947年以降には、アートショーにも積極的に出展し多くのアワード受賞リボンと共にシルバースミスとしての名声を獲得しました。
その後、1960年代~1970年代にはサンタフェのインディアンクラフトショップ【Rainbow Man】レインボーマンに作品を供給していたようです。

長いキャリアにおける作品の多くは、伝統的で力強く原始的なシルバーワークをベースに、独特の曲線的で流麗な造形を持ったピースが多く見られます。
しかしながら、ホピジュエリー独特のモチーフを落とし込んだオーバーレイの作品や、ポップな印象のあるボロタイやピン、Frank Pataniaの影響を強く感じさせる植物をモチーフにした作品等、多岐にわたるシルバーワークを駆使した美しい作品を残しています。



【Tufa Cast】トゥーファキャストとは、 トゥーファストーンという石を使用したナバホ族の伝統的な鋳造製法です。
インディアンジュエリーにおける『キャスト』は、このトゥーファキャストを原点としています。

サンドキャスト(砂型鋳物)もナバホジュエリーにおける代表的な技術となっていますが、インディアンジュエリーにおけるサンドキャストはトゥーファキャストの副産物として生み出された技術です。

材料となるのはトゥーファ鉱山より採掘される軽石のようなとても柔らかい石(トゥーファストーン)で、これをデザインに合わせて削ることによって作品の型を制作します。

2枚用意されたトゥーファの片方にデザインを彫刻し、2枚合わせたトゥーファの溝にシルバーを流し込んで鋳造します。
量産には向かず、多くが一点物の作品になり手間もかかるため、多くのアーティストが扱う技術ではありません。


サンドキャストについては、トゥーファストーンを削った時に生まれる粉末をオイルと混ぜることで粘土状にし、トゥーファキャストによって制作した鉛による『金型』を粘土状の砂型に押し付ける事でシルバーを流し込む窪みを作ります。

複製の難しいトゥーファキャストと異なり、金型による複製画可能なサンドキャストもトゥーファキャストと並行して受け継がれていますが、古い作品におけるトゥーファキャストとサンドキャストは、表面の研磨によって差異が無くなってしまうため、多くの作品においてどちらによる成形か判別困難となっています。


また現在、トゥーファキャストの最大の特徴となっているのは、シルバーに映し出される石の質感を、そのまま活かす仕上げです。
大地の自然な表情を切り取ったような独特の質感が表現され、その様な仕上げは【Charles Loloma】チャールズ・ロロマが発展させ、インディアンジュエリーの一つの表現方法として周知された手法です。

そこに現れるシルバーの表情はとても荘厳で自然に溶け込むような雰囲気を持っています。



本作もプリミティブで伝統的な技術だけで作り上げられたハンドメイドジュエリーであり、キャスト成形特有の厚く立体的な造形が魅力的な作品となっています。

また、Lewis Lomayの美意識やオリジナリティを宿すブレスレットであり、ミッドセンチュリー期のカーデザインや航空機等、インダストリアルデザインの影響も感じさせ、立体造形作品として大変美しく仕上げられたブレスレットです。


また、インディアンジュエリーの力強さやエスニシティーな魅力と共に、アンティーク作品ではとても貴重なハイグレードターコイズが見せる宝石としての煌めき、そしてブレスレットとして迫力のあるボリューム感により、あらゆる装いにおいて非日常的なアクセントを与える力を持ったジュエリーです。


ホールマークこそ刻印されていませんが、練り上げられたシルバーワークと、Lewis Lomay作品を代表する優美でクラシックなデザイン・造形が体感できるバングルであり、ウェアラブルアートとして芸術作品としても高く評価できるピースとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。
シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特に目立ったダメージの無い状態を保っています。
キャスト成形特有の小さな亀裂、内側に補強?の様な跡が確認できますが、これらは制作時のものと思われダメージではありません。

また、ターコイズも長い時間を経てなお美しい色を保っており、マトリックス部分に天然石由来の凹凸(マトリックスロス)が見られますが、こちらもクラック等のダメージは無く良好な状態保っています。


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Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約64.0㎜    正面幅(高さ) 約40.2㎜
内周 約151㎜    開口部 約27㎜
Inside Measurement 5 15/16inch   opening 1 1/16inch 

ターコイズ 縦 約18.7㎜  横 約18.0㎜

※バングルはサイズ調整可能です。
また、本作はワイドな幅となっておりますので通常よりもゆとりのあるフィット感にてご検討下さい。

本作はL~XXLサイズの男性であれば多くの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店で調整後のお渡しが可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver, High Grade Godber/Burnham Turquoise    約84.1g