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JRZ018432

Attr. to【John Gordon Leak】Stone Inlay "Shriner" Ring c.1940~

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97,900 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C7byXLrPvf3/
【ZUNI】ズ二のビンテージジュエリー、マルチストーンインレイによって友愛結社/秘密結社として日本でも有名な【Freemasonry/フリーメイソン】内の組織である【Shriner/シュライナー】メンバーからのオーダーによって作られたと思われるインディアンメイドのメソニックリングです。

過去に発見されているアーカイブやマルチストーンインレイの素材・ディテールからは、巨匠【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーの作品である可能性の高い作品となっています。


1940年代~1950年代頃の作品と思われ、クラシックで重厚なシグネットリング/シールリングタイプのシェイプをベースとしたリング。メンズサイズとなっており、ボリューム感もしっかりとした存在感を示す作品となっています。

そのフェイスは大きくスクエア型に造形されており、そこに非常に手の込んだインレイワークによってシュライナーのエンブレムが描き出されています。


ジェット(炭化した木の化石)のブラックを基調として、ホワイトシェルによる三日月、そしてターコイズとスパイニーオイスターによりシミター(三日月刀)が描かれ、中央の五芒星(5ポイントスター)もスパイニーオイスターがインレイされる事で表現されています。

細かな文様を含むエンブレムデザインを簡略化しながら、大変緻密な石のカットにより、複雑なエンブレムを描き出しています。
至近距離から観察すると、それぞれの隙間を埋める黒い部分も正確なカットによりピッタリと隙間なく石が嵌め込まれ、作者の卓越した技巧を感じることが出来ます。



【Shriner/シュライナー】は1870年代初頭にフリーメイソンのメンバーによる新しい友愛活動/慈善活動として組織されたようです。
エンブレムの付いた赤いフェズ(帽子)が特徴的で、そのフェズがデザインされたハワイアンシャツ等もビンテージハワイアンシャツの中で有名な柄となっています。

多くのイベントを主催したり、病院や学校への寄付活動を継続しながら現在も存在する組織です。

本作のデザインであるシュライナーのエンブレムは、シミター(三日月刀)が友愛とメンバーを表し、五芒星は慈善事業によって救われた子供たちを表していいるそうです。
また、このエンブレムは「強さと怒り」を意味する「Robur et Furor」というフレーズを象徴しています。



【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーは、生年月日などの詳細が伝わっていない謎の多い人物ですが、ズニの多くの作家に影響を与え、突出した技術を持った作家でした。

1975年、長い歴史を持ちズニの作家たちを支え続けたC. G. Wallace Trading Postの経営者である【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、その個人コレクションの約半数をアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈し、残りの一部をSotheby Parke Bernet社のオークションに出品しました。
その時のオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっており、その中にJohn Gordon Leekityの作品がいくつか出品・掲載されています。
そして、それらの作品は特別な技術とデザイン、その完成度によって高い評価を受けました。
※そのカタログ上では、名前がJohn Gordon Leakと紹介されていたため、その後長く間違ったファミリーネームが伝わることになってしまいます。

近年になってようやく研究が進み、John Gordon Leekityが長距離ランナーとしても高名であり、国を代表して走っていたことや、100マイル(約161キロ)を馬と競うレースに参戦していたことが判明しており、高齢になってからも走ることを続け、セレモニーにおけるダンサーとしても活躍したことが伝わっています。


その作品のスタイルは一貫しており、多くがジェットをベースにした精巧なインレイワークであり、モチーフはナイフウイングの他にはドラゴンフライやアローなどに限定されています。

人物像や経歴に謎が多かった為、その作品の多くは高く評価されながら作家としては評価されないままになっていましたが、3人の息子William、Joe、そしてDickのうちWilliamの娘である【Ann Sheyka】や【Curtis Leekity】【Nora Leekity】【Paul Leekity】等、多くの優れた技術を持ちクオリティーの高い作品を残している作家を子孫として排出していることなどからも、そのファミリーの始祖として大きな影響力と基盤を築いたジュエラーとしての偉大さが近年になって見直されています。

【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)、【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)、【Leo Poblano】レオ・ポブラノ(1905-1959)、【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)等らと並ぶ功績を残した偉大なズニジュエリーを代表する作家の一人です。



【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。
ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。

一部のビンテージ作品では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作と思われるピースも発見されています。

また、現在ではインレイ技法で制作される多くのジュエリーがキャストによる量産品(量産されたシルバーに石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはシルバー部分を含めてすべてがハンドメイドで成形されています。



本作にはホールマーク(作者のサイン)等が刻印されていない為、正確に作者や背景を特定することは出来ませんが、質実剛健なシルバーワークをベースに、緻密な仕事によって複数の石がインレイされ、おそらくJohn Gordon Leekityによる高い技巧と造形センスが体感可能となっています。

また、フリーメイソンの会員向けに制作されたインディアンジュエリーは稀に発見する事が出来ますが、本作の様にジュエリーとしての完成度が高い作品はとても貴重です。


重厚でクリーンなシルバーワークをベースに、ズニ独特の美しい色彩感覚を感じさせるインレイワークが映えるリングであり、ビンテージスタイルに良く馴染む印象を持っています。
そして、このような複数の素材の組み合わせや精巧なインレイワークの完成度により、迫力のあるボリューム感を持つ作品ながら、どこか品位も感じさせ色々な装いにさり気なくフィットさせる事が出来るリングとなっています。


ビンテージインディアンジュエリー独特の味わいと、John Gordon Leekityという偉大な作家による独自性を持つ作品であり、非常にコレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。シルバーに細かなキズやベゼルのヘコミ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等がありますが、特に目立ったダメージの無い良好な状態を保っています。
【ZUNI】ズ二のビンテージジュエリー、マルチストーンインレイによって友愛結社/秘密結社として日本でも有名な【Freemasonry/フリーメイソン】内の組織である【Shriner/シュライナー】メンバーからのオーダーによって作られたと思われるインディアンメイドのメソニックリングです。

過去に発見されているアーカイブやマルチストーンインレイの素材・ディテールからは、巨匠【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーの作品である可能性の高い作品となっています。


1940年代~1950年代頃の作品と思われ、クラシックで重厚なシグネットリング/シールリングタイプのシェイプをベースとしたリング。メンズサイズとなっており、ボリューム感もしっかりとした存在感を示す作品となっています。

そのフェイスは大きくスクエア型に造形されており、そこに非常に手の込んだインレイワークによってシュライナーのエンブレムが描き出されています。


ジェット(炭化した木の化石)のブラックを基調として、ホワイトシェルによる三日月、そしてターコイズとスパイニーオイスターによりシミター(三日月刀)が描かれ、中央の五芒星(5ポイントスター)もスパイニーオイスターがインレイされる事で表現されています。

細かな文様を含むエンブレムデザインを簡略化しながら、大変緻密な石のカットにより、複雑なエンブレムを描き出しています。
至近距離から観察すると、それぞれの隙間を埋める黒い部分も正確なカットによりピッタリと隙間なく石が嵌め込まれ、作者の卓越した技巧を感じることが出来ます。



【Shriner/シュライナー】は1870年代初頭にフリーメイソンのメンバーによる新しい友愛活動/慈善活動として組織されたようです。
エンブレムの付いた赤いフェズ(帽子)が特徴的で、そのフェズがデザインされたハワイアンシャツ等もビンテージハワイアンシャツの中で有名な柄となっています。

多くのイベントを主催したり、病院や学校への寄付活動を継続しながら現在も存在する組織です。

本作のデザインであるシュライナーのエンブレムは、シミター(三日月刀)が友愛とメンバーを表し、五芒星は慈善事業によって救われた子供たちを表していいるそうです。
また、このエンブレムは「強さと怒り」を意味する「Robur et Furor」というフレーズを象徴しています。



【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーは、生年月日などの詳細が伝わっていない謎の多い人物ですが、ズニの多くの作家に影響を与え、突出した技術を持った作家でした。

1975年、長い歴史を持ちズニの作家たちを支え続けたC. G. Wallace Trading Postの経営者である【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、その個人コレクションの約半数をアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈し、残りの一部をSotheby Parke Bernet社のオークションに出品しました。
その時のオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっており、その中にJohn Gordon Leekityの作品がいくつか出品・掲載されています。
そして、それらの作品は特別な技術とデザイン、その完成度によって高い評価を受けました。
※そのカタログ上では、名前がJohn Gordon Leakと紹介されていたため、その後長く間違ったファミリーネームが伝わることになってしまいます。

近年になってようやく研究が進み、John Gordon Leekityが長距離ランナーとしても高名であり、国を代表して走っていたことや、100マイル(約161キロ)を馬と競うレースに参戦していたことが判明しており、高齢になってからも走ることを続け、セレモニーにおけるダンサーとしても活躍したことが伝わっています。


その作品のスタイルは一貫しており、多くがジェットをベースにした精巧なインレイワークであり、モチーフはナイフウイングの他にはドラゴンフライやアローなどに限定されています。

人物像や経歴に謎が多かった為、その作品の多くは高く評価されながら作家としては評価されないままになっていましたが、3人の息子William、Joe、そしてDickのうちWilliamの娘である【Ann Sheyka】や【Curtis Leekity】【Nora Leekity】【Paul Leekity】等、多くの優れた技術を持ちクオリティーの高い作品を残している作家を子孫として排出していることなどからも、そのファミリーの始祖として大きな影響力と基盤を築いたジュエラーとしての偉大さが近年になって見直されています。

【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)、【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)、【Leo Poblano】レオ・ポブラノ(1905-1959)、【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)等らと並ぶ功績を残した偉大なズニジュエリーを代表する作家の一人です。



【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。
ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。

一部のビンテージ作品では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作と思われるピースも発見されています。

また、現在ではインレイ技法で制作される多くのジュエリーがキャストによる量産品(量産されたシルバーに石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはシルバー部分を含めてすべてがハンドメイドで成形されています。



本作にはホールマーク(作者のサイン)等が刻印されていない為、正確に作者や背景を特定することは出来ませんが、質実剛健なシルバーワークをベースに、緻密な仕事によって複数の石がインレイされ、おそらくJohn Gordon Leekityによる高い技巧と造形センスが体感可能となっています。

また、フリーメイソンの会員向けに制作されたインディアンジュエリーは稀に発見する事が出来ますが、本作の様にジュエリーとしての完成度が高い作品はとても貴重です。


重厚でクリーンなシルバーワークをベースに、ズニ独特の美しい色彩感覚を感じさせるインレイワークが映えるリングであり、ビンテージスタイルに良く馴染む印象を持っています。
そして、このような複数の素材の組み合わせや精巧なインレイワークの完成度により、迫力のあるボリューム感を持つ作品ながら、どこか品位も感じさせ色々な装いにさり気なくフィットさせる事が出来るリングとなっています。


ビンテージインディアンジュエリー独特の味わいと、John Gordon Leekityという偉大な作家による独自性を持つ作品であり、非常にコレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。シルバーに細かなキズやベゼルのヘコミ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等がありますが、特に目立ったダメージの無い良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 22号   円周 約 62.7㎜   us 10.5
正面幅 約 23.4㎜

Material

Silver, Jet, Turquoise, Spiny Oyster, Shell