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JBH006826

【Victor Coochwytewa】Vtg Hopi HeavySilver Overlay Cuff c.1960

【Victor Coochwytewa】Vtg Hopi HeavySilver Overlay Cuff c.1960
173,800 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/Cp2RvzLvVdk/
【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)による作品。シンプルで力強いオーバーレイ技術により、自然をモチーフとした文様が描き出されたアンティーク/ビンテージバングルです。現代のオーバーレイジュエリーとは異なった厚いシルバーがオーバーレイされる事で、カッティングされた文様が深く強い影によって描き出されており、その立体感と奥行きのある造形も素晴らしい作品となっています。

ホールマーク(作者のサイン)や造形スタイルなどから1960年代前後の作品と思われ、厚いシルバーを大胆にカッティングする事で、シンプルながら力強い印象に仕上げられています。その重量は40g近く、心地よい重厚感も素晴らしい上質感を生み出しています。左右対称に紋様が配され、その単純なパターンにより、端正な表情と武骨な雰囲気という相反する魅力を併せ持っているのが、Victor Coochwytewaの作品らしいスペシャリティを感じさせます。
さらにバンド全体に、ハンマーワークによって柔らかなアールがつけられ、立体的で美しい曲線・曲面が与えられています。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。このようなハンマーワークによる立体感や曲面により、手首に美しい馴染みます。


【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。
また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。
独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。
1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。1970年代後半頃からは、セドナのギャラリー【Kopavi Gallery】のショップマークがホールマークと共に刻印される事が多くなります。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして本作の作者であるVictor Coochwytewa等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


本作もオーバーレイという技術が成熟される過程で生み出された作品であり、細かなカッティングではありませんが、厚いシルバーが大胆にカッティングされる事で、品位とも感じられる上質感が与えられており、ホールマークを確認することなくVictor Coochwytewaの作品である事が判断可能な所以ともなっています。

ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する美意識を感じさせます。また、それらの多くはやはり日本でも伝統的に受け継がれている『自然』をモチーフに図案化されたデザインであり、それらは構築的な印象も与えますが、ナチュラルでアーシーな表情を持ち多くのアイテムに馴染みやすくシーンやスタイルを問わずお使いいただけると思われます。
またサイズも比較的大きめで、少し珍しい幅・ワイズのバングルであり、男性の手首にしっくりと収まりながら、さり気なくもしっかりとした存在感を示すボリューム感をを持ったブレスレットです。

アートピースとしても素晴らしい存在感を持ったであり、初期オーバーレイジュエリー特有のクオリティー、そしてVictor Coochwytewaの技巧とクリエイティビティを体感できる作品。大変コレクタブルでトレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラや僅かな小キズは見られますが、ダメージの無い良好な状態を保っています。
【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)による作品。シンプルで力強いオーバーレイ技術により、自然をモチーフとした文様が描き出されたアンティーク/ビンテージバングルです。現代のオーバーレイジュエリーとは異なった厚いシルバーがオーバーレイされる事で、カッティングされた文様が深く強い影によって描き出されており、その立体感と奥行きのある造形も素晴らしい作品となっています。

ホールマーク(作者のサイン)や造形スタイルなどから1960年代前後の作品と思われ、厚いシルバーを大胆にカッティングする事で、シンプルながら力強い印象に仕上げられています。その重量は40g近く、心地よい重厚感も素晴らしい上質感を生み出しています。左右対称に紋様が配され、その単純なパターンにより、端正な表情と武骨な雰囲気という相反する魅力を併せ持っているのが、Victor Coochwytewaの作品らしいスペシャリティを感じさせます。
さらにバンド全体に、ハンマーワークによって柔らかなアールがつけられ、立体的で美しい曲線・曲面が与えられています。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。このようなハンマーワークによる立体感や曲面により、手首に美しい馴染みます。


【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。
また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。
独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。
1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。1970年代後半頃からは、セドナのギャラリー【Kopavi Gallery】のショップマークがホールマークと共に刻印される事が多くなります。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして本作の作者であるVictor Coochwytewa等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


本作もオーバーレイという技術が成熟される過程で生み出された作品であり、細かなカッティングではありませんが、厚いシルバーが大胆にカッティングされる事で、品位とも感じられる上質感が与えられており、ホールマークを確認することなくVictor Coochwytewaの作品である事が判断可能な所以ともなっています。

ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する美意識を感じさせます。また、それらの多くはやはり日本でも伝統的に受け継がれている『自然』をモチーフに図案化されたデザインであり、それらは構築的な印象も与えますが、ナチュラルでアーシーな表情を持ち多くのアイテムに馴染みやすくシーンやスタイルを問わずお使いいただけると思われます。
またサイズも比較的大きめで、少し珍しい幅・ワイズのバングルであり、男性の手首にしっくりと収まりながら、さり気なくもしっかりとした存在感を示すボリューム感をを持ったブレスレットです。

アートピースとしても素晴らしい存在感を持ったであり、初期オーバーレイジュエリー特有のクオリティー、そしてVictor Coochwytewaの技巧とクリエイティビティを体感できる作品。大変コレクタブルでトレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラや僅かな小キズは見られますが、ダメージの無い良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約62.2㎜    正面幅(高さ) 約15.7㎜
内周 約146㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 1 1/8inch 

※バングルはサイズ調整可能です。ML~XLサイズ以下の男性であれば多くの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver    約38.1g