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JPO003859

Vintage Hopi or Navajo Elk/Antelop Overlay Pin & Top c.1950

Vintage Hopi or Navajo Elk/Antelop Overlay Pin & Top c.1950
20,900 円(税込)
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Vintage Hopi or Navajo Elk/Antelop Overlay Pin & Top  c.1950
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【Hopi】ホピか【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、ラウンド型のコンチョをベースに、オーバーレイによりプロングホーン(アンテロープ)が描き出された作品。オーバーレイ技法黎明期特有の特徴を持ちながら素晴らしい完成度を誇るビンテージ/アンティークピンブローチ。さらに、ペンダントトップとして使用できるようにバチカンパーツを備え、2WAYで使用可能な作品となっています。

1950年代前後に作られた作品と思われ、オーセンティックなラウンドシェイプをべースに精巧なオーバーレイ技法により、立派な角や機敏な動きが特徴のプロングホーンがデザインされており、下部に構成された幾何学模様と組み合わされた図案様式は、サンイルデフォンソやホピ、アコマ等のプエブロ絵画や焼物に見られる特徴を備えています。その具象と2次元的な文様を組み合わせた独特な絵画・図案様式は、1930年代頃にとても新しい表現としてアメリカ・ヨーロッパでも高く評価されました。その図案化された文様は自然の摂理や営みを独自に解釈し、可視化・表現したものです。
本作でも躍動的なプロングホーン(アンテロープ)と、それに反して2次元的で幾何学的にデザインされた文様が融合し、不思議な調和を生み出すデザインとなっています。また、プロングホーンの目の部分のみがスタンプワークによって描かれており、現代のオーバーレイ作品の様な、下地のシルバーにたするテクスチャー(スタンプやエングレイビングによる表面加工)が見られません。このようなディテールはオーバーレイ技法の黎明期の特徴であり、このようなディテールにより、現代の作品よりも素朴でクリーンな印象となっているようです。

また、全体に柔らかなドーム型のアール(曲面)がつけられていることで、独特な上質感や立体的な迫力が与えられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、1940年代~1950年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


また、現在ではホピの伝統的な技術として認知されているオーバーレイ技法ですが、本作が作られた当時はまだ、ホピの作家によってその技術が高められる黎明期であり、ホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。


本作もインディアンジュエリーの歴史上、多様な技術と個性が生まれる中で、新しいシルバーワークに挑んだ作者によって作られた作品であり、その作者等の背景は明確になっていませんが、高い史料価値を有する作品です。
また、古い作品ですが既に高い完成度を誇り、プエブロ独特の図案様式は現代においても新鮮な印象を有し、日本人の価値観にも通じる美意識が感じられます。また、その優し気なデザインやモチーフに対する思いは、端正なシルバーワークの表情にナチュラルで素朴なイメージを与えているようです。

また、コンチョを元にした作品の為、ラペルやハット以外にも多くのアイテムになじみの良いシンプルなピンブローチです。とてもクリーンで無駄のないデザインはタイムレスに洗練された印象を与えます。

当時、新しかった絵画様式をジュエリーに落とし込むことで生まれた作品であり、オーバーレイ技法により独自性と創造性が自由に表現された作品です。そして、そのエスニシティな味わいやオリジナリティは、手工芸品としてだけでなくアートピースとしても評価されるジュエリー作品であり、トレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミや僅かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、使用感の少ないとても良好な状態を保っています。
【Hopi】ホピか【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、ラウンド型のコンチョをベースに、オーバーレイによりプロングホーン(アンテロープ)が描き出された作品。オーバーレイ技法黎明期特有の特徴を持ちながら素晴らしい完成度を誇るビンテージ/アンティークピンブローチ。さらに、ペンダントトップとして使用できるようにバチカンパーツを備え、2WAYで使用可能な作品となっています。

1950年代前後に作られた作品と思われ、オーセンティックなラウンドシェイプをべースに精巧なオーバーレイ技法により、立派な角や機敏な動きが特徴のプロングホーンがデザインされており、下部に構成された幾何学模様と組み合わされた図案様式は、サンイルデフォンソやホピ、アコマ等のプエブロ絵画や焼物に見られる特徴を備えています。その具象と2次元的な文様を組み合わせた独特な絵画・図案様式は、1930年代頃にとても新しい表現としてアメリカ・ヨーロッパでも高く評価されました。その図案化された文様は自然の摂理や営みを独自に解釈し、可視化・表現したものです。
本作でも躍動的なプロングホーン(アンテロープ)と、それに反して2次元的で幾何学的にデザインされた文様が融合し、不思議な調和を生み出すデザインとなっています。また、プロングホーンの目の部分のみがスタンプワークによって描かれており、現代のオーバーレイ作品の様な、下地のシルバーにたするテクスチャー(スタンプやエングレイビングによる表面加工)が見られません。このようなディテールはオーバーレイ技法の黎明期の特徴であり、このようなディテールにより、現代の作品よりも素朴でクリーンな印象となっているようです。

また、全体に柔らかなドーム型のアール(曲面)がつけられていることで、独特な上質感や立体的な迫力が与えられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、1940年代~1950年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


また、現在ではホピの伝統的な技術として認知されているオーバーレイ技法ですが、本作が作られた当時はまだ、ホピの作家によってその技術が高められる黎明期であり、ホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。


本作もインディアンジュエリーの歴史上、多様な技術と個性が生まれる中で、新しいシルバーワークに挑んだ作者によって作られた作品であり、その作者等の背景は明確になっていませんが、高い史料価値を有する作品です。
また、古い作品ですが既に高い完成度を誇り、プエブロ独特の図案様式は現代においても新鮮な印象を有し、日本人の価値観にも通じる美意識が感じられます。また、その優し気なデザインやモチーフに対する思いは、端正なシルバーワークの表情にナチュラルで素朴なイメージを与えているようです。

また、コンチョを元にした作品の為、ラペルやハット以外にも多くのアイテムになじみの良いシンプルなピンブローチです。とてもクリーンで無駄のないデザインはタイムレスに洗練された印象を与えます。

当時、新しかった絵画様式をジュエリーに落とし込むことで生まれた作品であり、オーバーレイ技法により独自性と創造性が自由に表現された作品です。そして、そのエスニシティな味わいやオリジナリティは、手工芸品としてだけでなくアートピースとしても評価されるジュエリー作品であり、トレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミや僅かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、使用感の少ないとても良好な状態を保っています。
Size

縦 約3.8㎝   横 約3.8㎝

Material

Silver