ITEM CODE:
JBO006820

【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②

【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
247,500 円(税込)
247,500 円(税込)
【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
  • 【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ②
※こちらの品物はすでにご予約のお客様により【SOLD】となっております。 大変申し訳ありませんが、ご購入いただけませんのでご注意ください。


【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり、刻印された末尾のナンバー『12』から【Packards Indian Trading Company/Packards' Chaparral Trading Post】パッカーズインディアントレーディングカンパニーが販売元であると判断できる作品。さらに、使用されているスタンプツール(鏨・刻印)により、ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)の作品であることが特定可能なアンティーク/ビンテージバングルです。
大変重厚なトライアングルワイヤー(竜骨型)をベースに、アロー等のオーセンティックなスタンプワークで構成されたクリーンで独特の迫力を宿す作品となっています。

内側に刻印されたホールマーク『UITA12』は、販売したトレーダー(ショップや工房)だけを表しており、作者・シルバースミスを特定するものではなく、UITA12の刻印が全てMark Cheeによる作品を意味するわけではありません。しかしながら、UITA12の刻印と共にMark Chee個人のホールマークが刻まれたシルバー作品(主にシルバー製の皿)もいくつか発見されており、Mark Cheeが第二次世界大戦後の1946年頃から1960年代初頭までPackards Indian Trading Company=UITA12で働いていた記録が残っています。同時期に同店に所属したシルバースミスも完全には判明していませんが、こちらのバングルのサイド部分に刻まれているアローのスタンプは、確実にMark Cheeが使用したスタンプと同一です。アローモチーフのスタンプ自体は、ナバホジュエリーにおいて古くから用いられるトラディショナルなものとなっています。しかしながら、本作に見られるスタンプは、Mark Chee自身がハンドメイドによって生み出したスタンプツールであり、そのオリジナルデザイン・オリジナルツールを他のシルバースミスが使用している例はありません。その為、スタンプの完全な一致が作者特定の確証となっています。


Mark Cheeのキャリアの中でも最も同作者らしい作品を多く残している1940年終り頃~1960年代初頭に作られた作品であり、マーク・チーが好んだ造形の一つであるトライアングルワイヤーをベースとした重厚なブレスレット。おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、40g近い大変重厚なトライアングルワイヤーをベースとしています。現在多く制作されているトライアングルワイヤーに比べ鋭角な三角形の断面を持ち、幅は7.6㎜程度となっていますが厚みがある為にずっしりとした重みを感じさせます。また、外側の角度が鋭角である事により、エッジーで強い立体感を持ったバンドに仕上げられています。
そして、トライアングルの上下対称に秀逸なクオリティのスタンプワークが刻まれています。特に、作者を特定する鍵ともなっているアローモチーフのスタンプは、デザインのバランスも細かな細工(アローの描写)もクオリティの高いスタンプツールとなっています。Mark Cheeは、アローモチーフのスタンプをあまり多用していませんが、やはりアローモチーフはデザインとしてとても魅力的であり、本作の希少性も高めていると思われます。
伝統的な技術で構成されたオーセンティックでシンプルなバングルですが、そのディテールや重く厚いシルバーワイヤーには、マーク・チーらしさが体感出来、作者の技術や特徴的な造形を感じることができるバングルとなっています。


※着用サンプル画像において、重ねて装着している作品は、本作と共に発見された同作者・同デザインのブレスレットです。販売はそれぞれ単体での販売になっておりますのでご注意ください。
そちらの作品については、下記のリンクよりご確認頂けます。
ITEM CODE:JBO006819
【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ①

※サイズもほぼ同一で、同時期にセットとして制作した作品と思われます。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian StoreやJulius Gans Southwestern Arts and Craftsの作品等は多くの模倣品が作られています。

加盟したトレーディングポストにそれぞれ固有のナンバーが割り振られていますが、資料の焼失により、末尾のナンバーによっては販売したトレーディングポストが不明になっているナンバーも多く確認されています。ただし『UITA』の刻印が入る全ての作品は、販売元トレーディングポストに関わらずその製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。
またこちらの作品に施されている、内側のホールマーク【UITA12】の末尾のナンバー『12』は、前述の通り【Packards Indian Trading Company/Packards' Chaparral Trading Post】パッカーズインディアントレーディングカンパニーを表しています。


【Packards Indian Trading Company/Packards' Chaparral Trading Post】パッカーズインディアントレーディングカンパニーは、1920年代にFrank Packardがオクラホマで創業したトレーディングポストを起源とし、1944年には息子であるAl Packardと共にサンタフェの中心であるサンタフェプラザにショップをオープンさせています。その後、オーナーが変わりながらも近年まで存続していましたが、20013年に惜しまれながらも閉店しています。
古い時代では、こちらの作者であるMark Cheeや【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-2018)等、多くの作家を見出しサポートしたことでも知られており、ナバホ以外の作家の作品も多く取り扱い、上質なジュエリーのみを紹介する高級店でした。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1930年代末頃には、San Juan Puebloの女性【Santana Montoya】と結婚し、そこで、Julian Lovato/ジュリアン・ロバトに出会っています。1940年代の初めには第二次世界大戦のため従軍し、エアフォースに所属していました。1946年になってニューメキシコ州サンタフェに戻り、シルバースミスの仕事を再開、本作の販売元であるAl Packard経営の【Packards Indian Trading Company/Chaparral Trading Post】に在籍していたようです。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
そして1981年、San Juan Puebloの居留地にて亡くなっています。

傑作とされる多くの作品は非常にヘビーで重厚な作品です。他に類を見ない厚いバンド(地金)に上質なターコイズをマウントしたピースや、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。また、とても小さいサイズが多いことも特徴で、自身の娘や妻のサイズに合わせて制作していたためと言われています。その為、本作の様に大きいサイズのブレスレットは大変貴重なピースとなっています。


本作も、同作者らしい重厚なシルバーをベースとしたシンプルでクリーンなデザインのバングルで、ビンテージインディアンジュエリー特有の男性的でワイルドな印象も帯びた作品です。

また、名工Mark Cheeの作品である事が判断出来なくても、着用者を高揚させる重みと迫力を備えたブレスレット。オーセンティックなデザインにより、あらゆるスタイルにさり気なく馴染みますが、特別な緊張感も漂わせる作品です。ビンテージジュエリーでありながら現在においても新鮮な印象を与え、長年に渡ってご愛用いただけるビンテージジュエリーです。

UITAの刻印や作者を特定できるディテールにより史料価値も高く、Mark Cheeの作品はコレクターの手を離れることが稀で、素晴らしいコンディションを含め大変貴重なアイテムです。ただし、Mark Chee固有のホールマークが刻印された作品よりもプライス面では抑えた設定としており、トレジャーハントプライスとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも素晴らしく、ビンテージジュエリーながら使用感を感じさせない状態。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、おそらくほとんど着用されずに収蔵されていたと推測される個体です。
※こちらの品物はすでにご予約のお客様により【SOLD】となっております。 大変申し訳ありませんが、ご購入いただけませんのでご注意ください。


【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり、刻印された末尾のナンバー『12』から【Packards Indian Trading Company/Packards' Chaparral Trading Post】パッカーズインディアントレーディングカンパニーが販売元であると判断できる作品。さらに、使用されているスタンプツール(鏨・刻印)により、ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)の作品であることが特定可能なアンティーク/ビンテージバングルです。
大変重厚なトライアングルワイヤー(竜骨型)をベースに、アロー等のオーセンティックなスタンプワークで構成されたクリーンで独特の迫力を宿す作品となっています。

内側に刻印されたホールマーク『UITA12』は、販売したトレーダー(ショップや工房)だけを表しており、作者・シルバースミスを特定するものではなく、UITA12の刻印が全てMark Cheeによる作品を意味するわけではありません。しかしながら、UITA12の刻印と共にMark Chee個人のホールマークが刻まれたシルバー作品(主にシルバー製の皿)もいくつか発見されており、Mark Cheeが第二次世界大戦後の1946年頃から1960年代初頭までPackards Indian Trading Company=UITA12で働いていた記録が残っています。同時期に同店に所属したシルバースミスも完全には判明していませんが、こちらのバングルのサイド部分に刻まれているアローのスタンプは、確実にMark Cheeが使用したスタンプと同一です。アローモチーフのスタンプ自体は、ナバホジュエリーにおいて古くから用いられるトラディショナルなものとなっています。しかしながら、本作に見られるスタンプは、Mark Chee自身がハンドメイドによって生み出したスタンプツールであり、そのオリジナルデザイン・オリジナルツールを他のシルバースミスが使用している例はありません。その為、スタンプの完全な一致が作者特定の確証となっています。


Mark Cheeのキャリアの中でも最も同作者らしい作品を多く残している1940年終り頃~1960年代初頭に作られた作品であり、マーク・チーが好んだ造形の一つであるトライアングルワイヤーをベースとした重厚なブレスレット。おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、40g近い大変重厚なトライアングルワイヤーをベースとしています。現在多く制作されているトライアングルワイヤーに比べ鋭角な三角形の断面を持ち、幅は7.6㎜程度となっていますが厚みがある為にずっしりとした重みを感じさせます。また、外側の角度が鋭角である事により、エッジーで強い立体感を持ったバンドに仕上げられています。
そして、トライアングルの上下対称に秀逸なクオリティのスタンプワークが刻まれています。特に、作者を特定する鍵ともなっているアローモチーフのスタンプは、デザインのバランスも細かな細工(アローの描写)もクオリティの高いスタンプツールとなっています。Mark Cheeは、アローモチーフのスタンプをあまり多用していませんが、やはりアローモチーフはデザインとしてとても魅力的であり、本作の希少性も高めていると思われます。
伝統的な技術で構成されたオーセンティックでシンプルなバングルですが、そのディテールや重く厚いシルバーワイヤーには、マーク・チーらしさが体感出来、作者の技術や特徴的な造形を感じることができるバングルとなっています。


※着用サンプル画像において、重ねて装着している作品は、本作と共に発見された同作者・同デザインのブレスレットです。販売はそれぞれ単体での販売になっておりますのでご注意ください。
そちらの作品については、下記のリンクよりご確認頂けます。
ITEM CODE:JBO006819
【Mark Chee/UITA12】Arrows Stamped TriangleWire Cuff c.1945~ ①

※サイズもほぼ同一で、同時期にセットとして制作した作品と思われます。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian StoreやJulius Gans Southwestern Arts and Craftsの作品等は多くの模倣品が作られています。

加盟したトレーディングポストにそれぞれ固有のナンバーが割り振られていますが、資料の焼失により、末尾のナンバーによっては販売したトレーディングポストが不明になっているナンバーも多く確認されています。ただし『UITA』の刻印が入る全ての作品は、販売元トレーディングポストに関わらずその製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。
またこちらの作品に施されている、内側のホールマーク【UITA12】の末尾のナンバー『12』は、前述の通り【Packards Indian Trading Company/Packards' Chaparral Trading Post】パッカーズインディアントレーディングカンパニーを表しています。


【Packards Indian Trading Company/Packards' Chaparral Trading Post】パッカーズインディアントレーディングカンパニーは、1920年代にFrank Packardがオクラホマで創業したトレーディングポストを起源とし、1944年には息子であるAl Packardと共にサンタフェの中心であるサンタフェプラザにショップをオープンさせています。その後、オーナーが変わりながらも近年まで存続していましたが、20013年に惜しまれながらも閉店しています。
古い時代では、こちらの作者であるMark Cheeや【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-2018)等、多くの作家を見出しサポートしたことでも知られており、ナバホ以外の作家の作品も多く取り扱い、上質なジュエリーのみを紹介する高級店でした。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1930年代末頃には、San Juan Puebloの女性【Santana Montoya】と結婚し、そこで、Julian Lovato/ジュリアン・ロバトに出会っています。1940年代の初めには第二次世界大戦のため従軍し、エアフォースに所属していました。1946年になってニューメキシコ州サンタフェに戻り、シルバースミスの仕事を再開、本作の販売元であるAl Packard経営の【Packards Indian Trading Company/Chaparral Trading Post】に在籍していたようです。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
そして1981年、San Juan Puebloの居留地にて亡くなっています。

傑作とされる多くの作品は非常にヘビーで重厚な作品です。他に類を見ない厚いバンド(地金)に上質なターコイズをマウントしたピースや、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。また、とても小さいサイズが多いことも特徴で、自身の娘や妻のサイズに合わせて制作していたためと言われています。その為、本作の様に大きいサイズのブレスレットは大変貴重なピースとなっています。


本作も、同作者らしい重厚なシルバーをベースとしたシンプルでクリーンなデザインのバングルで、ビンテージインディアンジュエリー特有の男性的でワイルドな印象も帯びた作品です。

また、名工Mark Cheeの作品である事が判断出来なくても、着用者を高揚させる重みと迫力を備えたブレスレット。オーセンティックなデザインにより、あらゆるスタイルにさり気なく馴染みますが、特別な緊張感も漂わせる作品です。ビンテージジュエリーでありながら現在においても新鮮な印象を与え、長年に渡ってご愛用いただけるビンテージジュエリーです。

UITAの刻印や作者を特定できるディテールにより史料価値も高く、Mark Cheeの作品はコレクターの手を離れることが稀で、素晴らしいコンディションを含め大変貴重なアイテムです。ただし、Mark Chee固有のホールマークが刻印された作品よりもプライス面では抑えた設定としており、トレジャーハントプライスとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも素晴らしく、ビンテージジュエリーながら使用感を感じさせない状態。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、おそらくほとんど着用されずに収蔵されていたと推測される個体です。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約61.8㎜    正面幅(高さ) 約7.6㎜
内周 約145㎜    開口部 約27.5㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 1 1/16inch 

※バングルはサイズ調整可能です。ML~XXLサイズの男性、XLサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver
        約39.4g