【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、2本のワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーを、さらに2連に重ねて構成したバンドをベースとした作品。その四方とセンターに、雨粒(レインドロップ)を表すとされるシルバードロップ/シルバーボールが配された、シンプルながら独特の立体感と重量感を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代～1950年代前後に作られたピースと推測され、インディアンジュエリーの歴史の中でも初期から見られるスタイルの一つであるツイステッドワイヤーの技術を用いたブレスレットです。比較的緩くツイストした2本のツイステッドワイヤーを、上下2連に重ねてバンドを作り上げており、異なった方向に捻ったワイヤーを重ねることにより、奥行きと立体的なボリューム感を持った造形となっています。
さらにそのフロントとサイド～ターミナル(両端)にかけて、大きめのシルバーボールが施されることで、ナバホジュエリーらしい表情と独特な存在感を持ったブレスレットに仕上げられています。

本作のようなディテールは長く受け継がれ、現在でも作り続けられている造形スタイルの一つであり、その正確な背景を考察するのが困難ですが、2連に構成しシルバーボールを配したデザインは珍しく、独創的な印象も有する作品に仕上げられています。


伝統的な技術を駆使しながら、クラシックでクリーンな表情が与えられたバングル。チェーンにも近いルックスを生み出すツイステッドワイヤーと、シンプルでミニマルな造形により、性別やスタイルを問わず日常に取り入れて頂きやすい作品となっています。さらに、洗練された造形美は長くご愛用いただけると思われます。

また、こちらのようなツイステッドワイヤーで構成された作品は、造形の彫が深いため、日常的な着用により凹凸のコントラストが強くなり、その奥行きとシルバーの上質感を高めていきます。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラ等が見られますが特にダメージの無いとても良好な状態を保っています。