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JRO016420

Vintage Split Shank Silver Ring w/Lone Mt. Turquoise c.1950

Vintage Split Shank Silver Ring w/Lone Mt. Turquoise c.1950
24,200 円(税込)
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Vintage Split Shank Silver Ring w/Lone Mt. Turquoise  c.1950
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【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロのビンテージジュエリー、トラディショナルなディテールにより構成され、ミニマルでクリーンな印象に仕上げられた作品。大きなボリューム感ではありませんが、重厚なシルバーワークをベースにカボションカットされたローンマウンテンターコイズがマウントされることで生み出された、立体的で柔らかなフォルムがとても魅力的なアンティーク/ビンテージリングです。

ホールマークがないので正確な詳細は不明ですが、シルバーワークや造形スタイルなどからは、まずイタリア人作家である【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)により1927年に創業された、インディアンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで作られた作品が想起されます。それと共に、コマーシャルワイヤー(既製品のシルバーワイヤー)ではなく、インゴットシルバー(銀塊)からローラーで伸ばして成形されたと思われるハーフラウンドワイヤーや、伝統を重視した厚く重厚なシルバーワークの特徴、さらにターコイズの質などからは、サンタフェを始めとするインディアンスクールの彫金クラスで制作された事も考えられる作品です。

1940年代~1970年代頃までその制作時期は広く可能性が考えられますが、材料からハンドメイドされているディテールやターコイズの質等からは、1950年代前後の作品と推測されます。
現代のように材料店で手軽に入手できるコマーシャルワイヤーと呼ばれる既製品ではなく、おそらくインゴットシルバー(銀塊)より成形されたシャンク(地金)は、ハーフラウンドワイヤー(断面が半円型のワイヤー)となっており、力強いシルバーワークによって2本に割り開かれ『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホのトラディショナルなスタイルに造形されています。そして、そのフェイスはスプリットされたシャンクの間にターコイズ挟まれるような造形によって構成されています。また、その石を留めるベゼル(覆輪)にはハンドメイドされ、上下左右の4か所にノッチの入る独特なノッチドベゼル(刻みの入る覆輪)を採用しており、作品にインディアンジュエリーらしくもクリーンでクラシックな雰囲気と有機的な温もりが与えられているようです。さらに、石の両サイドには少し大きめのシルバーボールが配されることで、奥行きとバランスの良い立体感が与えられています。
それらのシルバーワークは、全て古いナバホのディテールで構成され、地金のシルバーは厚ければ厚いほどその加工には高い技術が必要とされる為、とても丁寧で質の高いシルバーワークによって構成されたクラシックな印象のリングです。

マウントされたターコイズは、美しい発色を持つ石で、ライトブラウンウェブを持つ【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズです。こちらと類似した特徴を持った石は、1938年~1942年頃にのみ使用されたホールマーク『U.S.NAVAJO 60』の刻印された【Santa Fe Indian School】ニューメキシコ州サンタフェインディアンスクールで教材として制作された作品において多く見られ、おそらく石のカットもインディアンシルバースミスによるものと思われ、もちろん無添加ナチュラルなターコイズです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


ナバホ・プエブロジュエリーの伝統と基本を踏襲したリングであり、シンプルで素朴な作品ですが、前述の様にFrank Patania Sr.がインディアンジュエリーの世界に持ち込んだエレガントな美しさ、又はインディアンスクールとナバホギルドにおいて【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が推し進めた理念である「古典作品(技術)をベースに、モダンで完成されたジュエリー」という美意識を感じる、プリミティブながら完成度の高いジュエリー作品となっています。

ビンテージインディアンジュエリーでありながら、シンプルでモダンな印象を持ち、多くのスタイルに違和感なく馴染みやすい作品です。女性の手に映える柔らかく有機的な表情と共に、男性の手にも馴染みやすいミニマルで堅牢なシルバーワークと造形美を持ったリング。長年にわたって飽きることなくご愛用いただけると思われます。

明確な背景/詳細を追跡することが出来ない作品ですが、素朴でハンドメイドの味わいを持ち、青空を写し出したようなアーシーな魅力を宿すターコイズを含め、大変コレクタブルでトレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない良好なコンディションです。また、シャンクのロウ付け跡も確認できますが、これはサイズ直しによる痕跡か、元々の制作上のムラか判断できません。
ターコイズにはマトリックス部分に凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石の特徴であり、ダメージではありません。
【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロのビンテージジュエリー、トラディショナルなディテールにより構成され、ミニマルでクリーンな印象に仕上げられた作品。大きなボリューム感ではありませんが、重厚なシルバーワークをベースにカボションカットされたローンマウンテンターコイズがマウントされることで生み出された、立体的で柔らかなフォルムがとても魅力的なアンティーク/ビンテージリングです。

ホールマークがないので正確な詳細は不明ですが、シルバーワークや造形スタイルなどからは、まずイタリア人作家である【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)により1927年に創業された、インディアンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで作られた作品が想起されます。それと共に、コマーシャルワイヤー(既製品のシルバーワイヤー)ではなく、インゴットシルバー(銀塊)からローラーで伸ばして成形されたと思われるハーフラウンドワイヤーや、伝統を重視した厚く重厚なシルバーワークの特徴、さらにターコイズの質などからは、サンタフェを始めとするインディアンスクールの彫金クラスで制作された事も考えられる作品です。

1940年代~1970年代頃までその制作時期は広く可能性が考えられますが、材料からハンドメイドされているディテールやターコイズの質等からは、1950年代前後の作品と推測されます。
現代のように材料店で手軽に入手できるコマーシャルワイヤーと呼ばれる既製品ではなく、おそらくインゴットシルバー(銀塊)より成形されたシャンク(地金)は、ハーフラウンドワイヤー(断面が半円型のワイヤー)となっており、力強いシルバーワークによって2本に割り開かれ『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホのトラディショナルなスタイルに造形されています。そして、そのフェイスはスプリットされたシャンクの間にターコイズ挟まれるような造形によって構成されています。また、その石を留めるベゼル(覆輪)にはハンドメイドされ、上下左右の4か所にノッチの入る独特なノッチドベゼル(刻みの入る覆輪)を採用しており、作品にインディアンジュエリーらしくもクリーンでクラシックな雰囲気と有機的な温もりが与えられているようです。さらに、石の両サイドには少し大きめのシルバーボールが配されることで、奥行きとバランスの良い立体感が与えられています。
それらのシルバーワークは、全て古いナバホのディテールで構成され、地金のシルバーは厚ければ厚いほどその加工には高い技術が必要とされる為、とても丁寧で質の高いシルバーワークによって構成されたクラシックな印象のリングです。

マウントされたターコイズは、美しい発色を持つ石で、ライトブラウンウェブを持つ【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズです。こちらと類似した特徴を持った石は、1938年~1942年頃にのみ使用されたホールマーク『U.S.NAVAJO 60』の刻印された【Santa Fe Indian School】ニューメキシコ州サンタフェインディアンスクールで教材として制作された作品において多く見られ、おそらく石のカットもインディアンシルバースミスによるものと思われ、もちろん無添加ナチュラルなターコイズです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


ナバホ・プエブロジュエリーの伝統と基本を踏襲したリングであり、シンプルで素朴な作品ですが、前述の様にFrank Patania Sr.がインディアンジュエリーの世界に持ち込んだエレガントな美しさ、又はインディアンスクールとナバホギルドにおいて【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が推し進めた理念である「古典作品(技術)をベースに、モダンで完成されたジュエリー」という美意識を感じる、プリミティブながら完成度の高いジュエリー作品となっています。

ビンテージインディアンジュエリーでありながら、シンプルでモダンな印象を持ち、多くのスタイルに違和感なく馴染みやすい作品です。女性の手に映える柔らかく有機的な表情と共に、男性の手にも馴染みやすいミニマルで堅牢なシルバーワークと造形美を持ったリング。長年にわたって飽きることなくご愛用いただけると思われます。

明確な背景/詳細を追跡することが出来ない作品ですが、素朴でハンドメイドの味わいを持ち、青空を写し出したようなアーシーな魅力を宿すターコイズを含め、大変コレクタブルでトレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない良好なコンディションです。また、シャンクのロウ付け跡も確認できますが、これはサイズ直しによる痕跡か、元々の制作上のムラか判断できません。
ターコイズにはマトリックス部分に凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石の特徴であり、ダメージではありません。
Size

日本規格 約 15~15.5  円周 約 55.9㎜    us 8
正面幅 約 12.7㎜

Material

Silver(probably Ingot Silver) , Lone Mountain Turquoise