ITEM CODE:
JRF006400

Antique Navajo Concho Repoused & T-bird Stamped Ring c.1930~

Antique Navajo Concho Repoused & T-bird Stamped Ring c.1930~
24,200 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンク/地金をベースとしていることが判断可能なリングでは珍しい作品で、オーセンティックなシガーバンドシェイプのアンティーク/ビンテージリング。フロントのシェルコンチョをモチーフとしたリポウズ/バンプアウトがメインに構成され、サイドにはさりげなくも効果的なアンダーバードやアローのスタンプワークが刻まれた作品です。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも、全ての工程がハンドメイドで仕上げられた初期の作品。制作工程に機械化や分業化が導入され、量産されたピースではなく、一人の職人が全ての工程を担当し作り上げられた作品です。

1930年代~1940年代当時に作られた作品で、オーセンティックな印象のシェイプは、センターが広く内側が細い『シガーバンド』と呼ばれるクラシックな造形スタイルとなっています。またデザインは、ツーリストジュエリー/スーベニアアイテムらしい構成ですが、全ての工程がハンドメイドで仕上げられた作品で、インゴットシルバー(銀塊)からの成形等、ハンドメイド独特の味わいが感じられ、シェイプと共にクラシックな印象を感じさせます。
センターには、鏨(鉄製の金型ツール)の凸と凹を用いシルバーを叩きだすことで立体的な凹凸を作るリポウズ/バンプアウトと呼ばれる技術により、貝殻を起源に持つ造形が施されており、立体的で豊かな表情が与えられています。さらに、サイドにはサンダーバードやアローモチーフの素朴ながら質の高いスタンプワークが刻まれており、ビンテージインディアンジュエリーらしい印象に仕上げられています。

またこちらのようなアイテムは、1910年代からオクラホマ州タルサで運営され、世界恐慌や第二次世界大戦の影響を受け、居留地から離れ近隣の都市に移住したナバホ/ズニ/プエブロのインディアンも多く在籍していたトレーディングポスト【THE INDIAN TRADING CO.】ザインディアントレーディングコーや、1923年にニューメキシコ州アルバカーキで創業され、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト等で製造されていましたが、こちらにはショップマークやホールマーク(サイン)は入らず詳細は不明となっています。

クラシックでナバホの歴史的な造形を踏襲した秀逸な作品、現代では【Edison Sandy Smith】エディソン・サンディ・スミス等の古典インディアンジュエリーの伝統をしっかりと受け継ぐ作家がこちらの様な作品を制作しています。こちらの作品はツーリスト向けに制作されたピースですが、それらの源流の一つです。


【Cigar Band Ring】シガーバンドリングは、インディアンジュエリーに限らずセンターが広く内側が細いシャンクの造形を持ったリングの俗称です。語源については、葉巻に巻かれている帯が元となっています。現在ではブランドが確認できるデザインが描かれていますが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯です。その帯と形状が似ていることから同スタイルのリングが『シガーバンドリング』と呼ばれるようになりました。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。本作において内側の一部に見られるような僅かにシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作の様なプリミティブな製法は、現代の作品と大きく異なった違いを生み出すものではありませんが、その硬さや滑らかな質感等、アンティークインディアンジュエリー独特の雰囲気と量産品にはない迫力を醸し出します。
また、オールドナバホを代表するシェルコンチョの立体的な細工と、古いインディアンジュエリーの渋いシルバーの質感によって、ツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイル特有のポップな雰囲気と共に、武骨でエスニシティな表情を持つ素朴でナチュラルなリングとなっています。

手に馴染みの良いシェイプや程よいボリューム感は仰々しい印象がなく、無駄のないデザインや渋いシルバーの質感は、落ち着いた表情を作っています。そして、そのようなミニマムでシンプルなデザイン/造形により、多くのスタイルに馴染みやすく、長くご愛用いただける普遍的な造形美を持つリングとなっています。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は、着用による劣化や紛失、シルバーのリサイクル等により現存数が非常に少なく、希少でコレクタブルなピースです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、多少シルバーにクスミ等が見られますが、特にダメージはなく良好な状態です。 また、アンティークのハンドメイド作品の為制作上のムラ等が見られ、前述のように内側の一部には、僅かなのシルバーの重なりがみられますが、これらは制作中にできる『インゴット製法』独特の特徴で、ご使用により破損につながるものではありません。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンク/地金をベースとしていることが判断可能なリングでは珍しい作品で、オーセンティックなシガーバンドシェイプのアンティーク/ビンテージリング。フロントのシェルコンチョをモチーフとしたリポウズ/バンプアウトがメインに構成され、サイドにはさりげなくも効果的なアンダーバードやアローのスタンプワークが刻まれた作品です。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも、全ての工程がハンドメイドで仕上げられた初期の作品。制作工程に機械化や分業化が導入され、量産されたピースではなく、一人の職人が全ての工程を担当し作り上げられた作品です。

1930年代~1940年代当時に作られた作品で、オーセンティックな印象のシェイプは、センターが広く内側が細い『シガーバンド』と呼ばれるクラシックな造形スタイルとなっています。またデザインは、ツーリストジュエリー/スーベニアアイテムらしい構成ですが、全ての工程がハンドメイドで仕上げられた作品で、インゴットシルバー(銀塊)からの成形等、ハンドメイド独特の味わいが感じられ、シェイプと共にクラシックな印象を感じさせます。
センターには、鏨(鉄製の金型ツール)の凸と凹を用いシルバーを叩きだすことで立体的な凹凸を作るリポウズ/バンプアウトと呼ばれる技術により、貝殻を起源に持つ造形が施されており、立体的で豊かな表情が与えられています。さらに、サイドにはサンダーバードやアローモチーフの素朴ながら質の高いスタンプワークが刻まれており、ビンテージインディアンジュエリーらしい印象に仕上げられています。

またこちらのようなアイテムは、1910年代からオクラホマ州タルサで運営され、世界恐慌や第二次世界大戦の影響を受け、居留地から離れ近隣の都市に移住したナバホ/ズニ/プエブロのインディアンも多く在籍していたトレーディングポスト【THE INDIAN TRADING CO.】ザインディアントレーディングコーや、1923年にニューメキシコ州アルバカーキで創業され、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト等で製造されていましたが、こちらにはショップマークやホールマーク(サイン)は入らず詳細は不明となっています。

クラシックでナバホの歴史的な造形を踏襲した秀逸な作品、現代では【Edison Sandy Smith】エディソン・サンディ・スミス等の古典インディアンジュエリーの伝統をしっかりと受け継ぐ作家がこちらの様な作品を制作しています。こちらの作品はツーリスト向けに制作されたピースですが、それらの源流の一つです。


【Cigar Band Ring】シガーバンドリングは、インディアンジュエリーに限らずセンターが広く内側が細いシャンクの造形を持ったリングの俗称です。語源については、葉巻に巻かれている帯が元となっています。現在ではブランドが確認できるデザインが描かれていますが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯です。その帯と形状が似ていることから同スタイルのリングが『シガーバンドリング』と呼ばれるようになりました。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。本作において内側の一部に見られるような僅かにシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作の様なプリミティブな製法は、現代の作品と大きく異なった違いを生み出すものではありませんが、その硬さや滑らかな質感等、アンティークインディアンジュエリー独特の雰囲気と量産品にはない迫力を醸し出します。
また、オールドナバホを代表するシェルコンチョの立体的な細工と、古いインディアンジュエリーの渋いシルバーの質感によって、ツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイル特有のポップな雰囲気と共に、武骨でエスニシティな表情を持つ素朴でナチュラルなリングとなっています。

手に馴染みの良いシェイプや程よいボリューム感は仰々しい印象がなく、無駄のないデザインや渋いシルバーの質感は、落ち着いた表情を作っています。そして、そのようなミニマムでシンプルなデザイン/造形により、多くのスタイルに馴染みやすく、長くご愛用いただける普遍的な造形美を持つリングとなっています。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は、着用による劣化や紛失、シルバーのリサイクル等により現存数が非常に少なく、希少でコレクタブルなピースです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、多少シルバーにクスミ等が見られますが、特にダメージはなく良好な状態です。 また、アンティークのハンドメイド作品の為制作上のムラ等が見られ、前述のように内側の一部には、僅かなのシルバーの重なりがみられますが、これらは制作中にできる『インゴット製法』独特の特徴で、ご使用により破損につながるものではありません。
Size

日本規格 約 15.5号   円周 約 55.8㎜   us 8
正面幅 約 11.8㎜

Material

Ingot Silver