ITEM CODE:
JRF005727

Antique 卍 Stamped Tourist Band Ring in Ingot Silver c.1915~

Antique 卍 Stamped Tourist Band Ring in Ingot Silver c.1915~
49,500 円(税込)
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Antique 卍 Stamped Tourist Band Ring in Ingot Silver  c.1915~
  • Antique 卍 Stamped Tourist Band Ring in Ingot Silver  c.1915~
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【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された初期スーベニアアイテム(土産物)の一つ。『バンドリング』とも呼ばれる造形スタイルをベースに【卍】Whirling Log/Nohokos等のスタンプワークが施された武骨なアンティーク/ビンテージリングです。

1910年代後半~1930年代前半製と思われる、スーベニアアイテムの中でも初期に作られたリングであり、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。また、ナバホジュエリーの特徴を持った作品ですが、当時のツーリストジュエリー工房ではナバホとプエブロ双方のシルバースミスを雇っており、相対的な職人数の割合からナバホのシルバースミスによる作品の可能性が高いですが、明確にすることは出来ません。

おそらくコインシルバーのインゴット(銀塊)から成形されたシャンク/地金は、僅かに後ろが細くなっていますが、殆ど変わらないワイドな幅のシャンクとなっています。このようなワイドウィズで円周全てがほぼ同じ幅形に作られたリングは『バンドリング』とも呼ばれ、インディアンジュエリーに限らず、リングにおいてオーセンティックな造形スタイルの一つとなっています。
そして、そのフロントには大きく力強い卍のスタンプが刻まれ、サイド~バック部分にはアローとトマホーク(手斧)がクロスした珍しい構成の刻印が施されており、ロウ付け等の細かなディテールには粗暴な部分が見られますが、それもプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情や量産されたツーリストジュエリーにはない威厳のある質感を作り出しているようです。

また本作は、コロラド州デンバーでツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたことで知られる【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社や、同社から独立したニューヨークのメーカー【Arrow Novelty】アローノベルティ社、さらに1923年にニューメキシコ州アルバカーキで創業され、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト等で作られた事が想起されますが、ショップマークやホールマーク(作者のサイン)が入らない為、正確な背景は不明となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


ナバホの古典的な技術によって構成されたトラディショナルなスタイルの作品ですが、現代においても新鮮な印象を失っておらず、大胆なモチーフの構成やプリミティブなシルバーワークも魅力的なリングです。
 
また、ジュエリーとしての派手さは持っていませんが、ワイドな幅のバンドリングは、程よい存在感を示します。性別を問わず使いやすい印象ですが、本作は比較的珍しいメンズ向けのサイズ(18.5号程度)となっています。オーセンティックなシェイプも多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は使用による消耗や紛失などにより現存数が少なく、大変希少なピースとなっています。さらに、本作は歴史的な価値も高く大変コレクタブルでトレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年を感じさせるクスミやハンドメイド特有の制作上のムラなどが見られますが、使用感やダメージ/リペア跡など見られずとても良好なコンディションです。
また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された初期スーベニアアイテム(土産物)の一つ。『バンドリング』とも呼ばれる造形スタイルをベースに【卍】Whirling Log/Nohokos等のスタンプワークが施された武骨なアンティーク/ビンテージリングです。

1910年代後半~1930年代前半製と思われる、スーベニアアイテムの中でも初期に作られたリングであり、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。また、ナバホジュエリーの特徴を持った作品ですが、当時のツーリストジュエリー工房ではナバホとプエブロ双方のシルバースミスを雇っており、相対的な職人数の割合からナバホのシルバースミスによる作品の可能性が高いですが、明確にすることは出来ません。

おそらくコインシルバーのインゴット(銀塊)から成形されたシャンク/地金は、僅かに後ろが細くなっていますが、殆ど変わらないワイドな幅のシャンクとなっています。このようなワイドウィズで円周全てがほぼ同じ幅形に作られたリングは『バンドリング』とも呼ばれ、インディアンジュエリーに限らず、リングにおいてオーセンティックな造形スタイルの一つとなっています。
そして、そのフロントには大きく力強い卍のスタンプが刻まれ、サイド~バック部分にはアローとトマホーク(手斧)がクロスした珍しい構成の刻印が施されており、ロウ付け等の細かなディテールには粗暴な部分が見られますが、それもプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情や量産されたツーリストジュエリーにはない威厳のある質感を作り出しているようです。

また本作は、コロラド州デンバーでツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたことで知られる【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社や、同社から独立したニューヨークのメーカー【Arrow Novelty】アローノベルティ社、さらに1923年にニューメキシコ州アルバカーキで創業され、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト等で作られた事が想起されますが、ショップマークやホールマーク(作者のサイン)が入らない為、正確な背景は不明となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


ナバホの古典的な技術によって構成されたトラディショナルなスタイルの作品ですが、現代においても新鮮な印象を失っておらず、大胆なモチーフの構成やプリミティブなシルバーワークも魅力的なリングです。
 
また、ジュエリーとしての派手さは持っていませんが、ワイドな幅のバンドリングは、程よい存在感を示します。性別を問わず使いやすい印象ですが、本作は比較的珍しいメンズ向けのサイズ(18.5号程度)となっています。オーセンティックなシェイプも多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は使用による消耗や紛失などにより現存数が少なく、大変希少なピースとなっています。さらに、本作は歴史的な価値も高く大変コレクタブルでトレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年を感じさせるクスミやハンドメイド特有の制作上のムラなどが見られますが、使用感やダメージ/リペア跡など見られずとても良好なコンディションです。
また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

日本規格 約 18.5号   円周 約 59.3㎜   us 9.5
正面幅 約 11.7㎜

Material

Silver (probably Ingot Coin Silver)