【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、キャストによって成形されたシールリング/印台型をベースに、ナチュラルで豊かな表情を持ったターコイズがインレイされた作品。ビンテージジュエリーながら、非常に現代的な印象と洗練された造形美を持ったアンティーク/ビンテージリングです。

またこちらの作品は、書籍『Fred Harvey Jewelry』の著者であるDennis June氏が長期保管していた作品で、デッドストック/OLD NEW STOCKの状態で譲り受けたピースになります。

ナバホのオーセンティックな造形スタイルの作品で、1960年代末頃～1970年代頃に上記のDennis June/デニス・ジューン氏がナバホのシルバースミスにオーダーして制作されたものです。つい最近、同氏の倉庫で眠っていたものが発見されました。
キャスト(鋳物)で成形されたシールリングタイプのシャンクをベースとしており、フラットなフェイス部分にラウンド型のターコイズがインレイされています。フェイスに対して少し小さいサイズのターコイズが埋め込まれることで、シルバーの余白が少し大きく構成されており、それにより印台型が強調され、ぽってりとした独特なフォルムが生み出されています。
また、ターコイズはインレイ技法を用いることでリングのフラットなフェイスに添ってピッタリとはめ込まれています。特徴的な奥行きを持つ石ですが、リングを形作るシルバーと一体化していることによって、とてもクリーンでさり気ない印象を作っており、ジュエリーとしての品位も有するリングとなっています。

またターコイズは、当時多く産出した【Morenci Turquoise】モレンシターコイズと推測され、透明感のある青～水色の一部に黒いマトリックスや複雑なグラデーション等が入ります。作品のイメージに素晴らしい意外性を与えています。ナチュラルな表情を持ちながらシルバーと一体化させられている事で、とてもクリーンな印象のリングに、ナチュラルで奥行きのある味わいを与えています。


ビンテージ作品ながら非常にミニマムなデザイン/造形からは、古さを感じさせない造形美が感じられます。また、ベースとなっているシルバーの柔らかな曲面が、非常に指に馴染みの表情を生み出しているようです。
また、立体的で程よいボリューム感とどことなく構築的な雰囲気も宿し、男性の手にも映えるリング。クラシックでシンプルな作品ですが、綺麗な発色を持つターコイズが、アーシーな魅力とさりげなくもしっかりとした存在感を示します。　

今の気分にもフィットするモダンでクリーンなデザイン/造形のリングであり、トレジャーハントプライスなキラーピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。
【OLD NEW STOCK】(デットストック)で発見されたものですが、ハンドメイド作品特有の制作上のムラや長期保管されていた為、多少のキズやシルバーのクスミ等は見られます。もちろんダメージやリペア跡はなく、良い状態を保っています。