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JBO005838

Antique Navajo Double Reposed Ingot Silver Wide Cuff c.1930~

Antique Navajo Double Reposed Ingot Silver Wide Cuff c.1930~
198,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された非常に重厚な作品。『ダブルリポウズ』とも呼ばれる造形スタイルとなっており、リポウズ/バンプアウトによる立体的な2本のドーム状ラインがメインに構成されたアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサインやショップマーク)が刻印されていない為、作者等を特定することはできませんが【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が、古典期のナバホジュエリーを踏襲して生み出したデザイン・造形スタイルであり、おそらく1930年代~1940年代に同作者が受け持ったインディアンスクールの彫金クラスで教材として制作されたピース、又は同作者が代表を務めた【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)=通称『ナバホギルド』で1940年代~1950年代に制作された物と推定される作品。また、そのデザインや細部に至るまでの高い完成度、重く厚いシルバーによる造形は、Ambrose Roanhorse自身によって作られた事も想起させるピースとなっています。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は<60g>近い重量を誇り、木(丸太)に彫り込んだ溝に沿わせて非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせるハンマーワークによって2列のドーム状の膨らみを作り上げています。分厚く硬いシルバーを成形するため、非常に長い時間をかけて成形されています。
さらに、中央と上下のエッジには『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術を駆使し、凹凸のボーダーラインが形成され、その上に細かなスタンプワークが連続して刻まれることで、シンプルでミニマムな造形にインディアンジュエリー独特の味わいを与えています。また、よく観察するとそれらのスタンプ(鏨)には細かなライン模様が含まれています。そして、それらが連続して刻まれることでシルバーの内側にライン模様を内包したような奥行きと立体感が生み出されています。


【Ambrose Roanhorse】は、【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の責任者や、ナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。
1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き。その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ホピ族の巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインゴットシルバーから成形されることで、硬く滑らかなシルバーの肌と独特の上質感を持ち、工芸品として練り上げられたクリーンで無駄のないデザインと、普遍的な造形美を持った作品となっています。
またそれは、古典期からの伝統を守るナバホジュエリーの根源的な作品でありながら、インディアンジュエリーではないような現代的でエレガントな表情を与える事となっており、ウェアラブルアーツともいえる手工芸品としての完成度と、ジュエリーとしての品位を生み出しているようです。

ワイドな幅のバングルですが、シルバーのみで構成されたソリッドな質感は派手な存在感を与えず、シンプルながら重厚な造りは武骨な印象を作ります。さらに、繊細で緻密なシルバーワークは、洗練されたミニマムな表情をもたらし、あらゆるスタイリングにフィットする汎用性を持つブレスレットです。

歴史的な背景から、高い資料価値も有するアンティークジュエリーです。ミュージアム収蔵品としても散見される非常にコレクタブルな作品の一つであり、トレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された非常に重厚な作品。『ダブルリポウズ』とも呼ばれる造形スタイルとなっており、リポウズ/バンプアウトによる立体的な2本のドーム状ラインがメインに構成されたアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサインやショップマーク)が刻印されていない為、作者等を特定することはできませんが【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が、古典期のナバホジュエリーを踏襲して生み出したデザイン・造形スタイルであり、おそらく1930年代~1940年代に同作者が受け持ったインディアンスクールの彫金クラスで教材として制作されたピース、又は同作者が代表を務めた【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)=通称『ナバホギルド』で1940年代~1950年代に制作された物と推定される作品。また、そのデザインや細部に至るまでの高い完成度、重く厚いシルバーによる造形は、Ambrose Roanhorse自身によって作られた事も想起させるピースとなっています。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は<60g>近い重量を誇り、木(丸太)に彫り込んだ溝に沿わせて非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせるハンマーワークによって2列のドーム状の膨らみを作り上げています。分厚く硬いシルバーを成形するため、非常に長い時間をかけて成形されています。
さらに、中央と上下のエッジには『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術を駆使し、凹凸のボーダーラインが形成され、その上に細かなスタンプワークが連続して刻まれることで、シンプルでミニマムな造形にインディアンジュエリー独特の味わいを与えています。また、よく観察するとそれらのスタンプ(鏨)には細かなライン模様が含まれています。そして、それらが連続して刻まれることでシルバーの内側にライン模様を内包したような奥行きと立体感が生み出されています。


【Ambrose Roanhorse】は、【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の責任者や、ナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。
1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き。その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ホピ族の巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインゴットシルバーから成形されることで、硬く滑らかなシルバーの肌と独特の上質感を持ち、工芸品として練り上げられたクリーンで無駄のないデザインと、普遍的な造形美を持った作品となっています。
またそれは、古典期からの伝統を守るナバホジュエリーの根源的な作品でありながら、インディアンジュエリーではないような現代的でエレガントな表情を与える事となっており、ウェアラブルアーツともいえる手工芸品としての完成度と、ジュエリーとしての品位を生み出しているようです。

ワイドな幅のバングルですが、シルバーのみで構成されたソリッドな質感は派手な存在感を与えず、シンプルながら重厚な造りは武骨な印象を作ります。さらに、繊細で緻密なシルバーワークは、洗練されたミニマムな表情をもたらし、あらゆるスタイリングにフィットする汎用性を持つブレスレットです。

歴史的な背景から、高い資料価値も有するアンティークジュエリーです。ミュージアム収蔵品としても散見される非常にコレクタブルな作品の一つであり、トレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無い状態を保っています。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度

内径最大幅 約60.2㎜    正面幅(高さ) 約31.2㎜
内周 約141㎜    開口部 約30㎜
Inside Measurement 5 9/16inch   opening 1 3/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。M以上、XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けください。

Material

Ingot Silver
        約58.1g