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JRO016025

【Mark Chee】Vintage Ring w/High Dome Persian Turquoise c.1960

【Mark Chee】Vintage Ring w/High Dome Persian Turquoise c.1960
115,500 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チーの作品で、重厚なシルバーワークによって造形された大きいフェイスに、ハイドームカットのパージャンターコイズがマウントされた作品。高さのある石と大きいフェイスによるベビースキーマなフォルムは、迫力とどこか愛らしい印象を与えるアンティーク/ビンテージリングです。

1950年代後半~1970年代頃に作られたと思われ、ナバホの伝統的な技術と造形スタイルを踏襲しながら、作者のオリジナリティを感じさせる存在感のある作品となっています。
シャンクは、厚いシルバーから成形されており、フロントが『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で3本に割り開かれています。大きく造形されたフェイスは、大きくハイドームなカットのパージャンターコイズがマウントされることで、独特なバランスのリングに仕上げられています。また、石を留めるベゼル(覆輪)には、2本のシルバーワイヤーを撚り合わせることで作るツイステッドワイヤーが施されています。Mark Cheeの残したターコイズジュエリーの中では、石のクオリティの高い作品ではありませんが、石と一体化されたようなベゼルの仕上げや、特別なボリューム感を持ったデザイン・造形の独特な雰囲気等には、やはりMark Cheeらしさを感じることができます。


【Persian Turquoise】パージャンターコイズ/ペルシャンターコイズは、現在のイラン産にあたり、カスピ海近くの鉱山で古くからたくさんのターコイズを算出しています。その歴史は紀元前にさかのぼることができ、中世にはトルコを経由してヨーロッパに輸出されたことから、ターコイズ/トルコ石と呼ばれるようになりました。(トルコではターコイズが産出していません。)
北米とは違った価値基準を持ち、マトリックスの入らないフラットなブルーが上質とされ、すでに1930年代以前からアメリカにも輸出されていたようです。すでに1950年代にはネバダ、アリゾナの多くのターコイズ鉱山の石が細かくグレーディングされ、パージャンターコイズも上質なものは流通量が少なくなっていたようです。
北米産ターコイズの多くが薄い脈状で形成されているのに対し、パージャンターコイズは塊で採掘できるのが特徴で、それにより高さのあるハイドームカットが可能になっています。北米産では、【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトや【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズ等が塊状で採掘されます。 色はターコイズらしい水色~ブルーの石を産出し、大変幅広いバリエーションを持っています。

本作にマウントされたパージャンターコイズもナゲット(塊状)からカットされた高さと大きさのあるパージャンらしい石です。黒(チャート)のマトリックスやグリーンの柔らかなグラデーションが入り、空の様な水色が特徴的なターコイズです。マットな質感となっており上質とは言えませんが、貴重な無添加ナチュラルターコイズであり、リポリッシュにより艶がよみがえる可能性を秘めています。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1930年代末頃には、San Juan Puebloの女性【Santana Montoya】と結婚し、そこで、キワの巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトに出会っています。1940年代の初めには第二次世界大戦のため従軍し、エアフォースに所属していました。1946年になってニューメキシコ州サンタフェに戻り、シルバースミスの仕事を再開、Al Packard経営の【Chaparral Trading Post】に在籍していたようです。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
そして1981年、San Juan Puebloの居留地にて亡くなっています。

こちらの作品でも見られるサンダーバードに『CHEE』と書かれた特徴的なホールマークを使い、傑作とされる多くの作品はやはり非常にヘビーで重厚な作品です。他に類を見ない厚いバンド(地金)にターコイズをセットしたピースや、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。
また、とても小さいサイズが多いことも特徴で、自身の娘や妻のサイズに合わせて制作していたためと言われています。


本作もMark Cheeらしい質実剛健なシルバーワークをベースとし、ナバホジュエリーのオーセンティックな造形スタイルを体現した作品ですが、アンティークインディアンジュエリーにはない独特のフォルムと、現代作品にはない迫力を醸し出しています。

特別なボリューム感と迫力を持ったリングですが、ナチュラルでアーシーなターコイズやシンプルなシルバーワークにより仰々しい印象はなく、どこか愛らしくキュートな雰囲気を有しています。しかしながらチープな質感や派手な印象を与えないのは、作者の卓越した技術や造形センスによるものと思われます。

マーク・チーの作品は、コレクターの手を離れることが稀な貴重な作品の一つであり、大変コレクタブルでトレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーの僅かなクスミや摩耗等が見られますが、特にダメージの無い良好なコンディション。ターコイズは少しマットな質感となっており、マトリックス部分(母岩)には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石由来の特徴であり、ダメージではありません。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チーの作品で、重厚なシルバーワークによって造形された大きいフェイスに、ハイドームカットのパージャンターコイズがマウントされた作品。高さのある石と大きいフェイスによるベビースキーマなフォルムは、迫力とどこか愛らしい印象を与えるアンティーク/ビンテージリングです。

1950年代後半~1970年代頃に作られたと思われ、ナバホの伝統的な技術と造形スタイルを踏襲しながら、作者のオリジナリティを感じさせる存在感のある作品となっています。
シャンクは、厚いシルバーから成形されており、フロントが『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で3本に割り開かれています。大きく造形されたフェイスは、大きくハイドームなカットのパージャンターコイズがマウントされることで、独特なバランスのリングに仕上げられています。また、石を留めるベゼル(覆輪)には、2本のシルバーワイヤーを撚り合わせることで作るツイステッドワイヤーが施されています。Mark Cheeの残したターコイズジュエリーの中では、石のクオリティの高い作品ではありませんが、石と一体化されたようなベゼルの仕上げや、特別なボリューム感を持ったデザイン・造形の独特な雰囲気等には、やはりMark Cheeらしさを感じることができます。


【Persian Turquoise】パージャンターコイズ/ペルシャンターコイズは、現在のイラン産にあたり、カスピ海近くの鉱山で古くからたくさんのターコイズを算出しています。その歴史は紀元前にさかのぼることができ、中世にはトルコを経由してヨーロッパに輸出されたことから、ターコイズ/トルコ石と呼ばれるようになりました。(トルコではターコイズが産出していません。)
北米とは違った価値基準を持ち、マトリックスの入らないフラットなブルーが上質とされ、すでに1930年代以前からアメリカにも輸出されていたようです。すでに1950年代にはネバダ、アリゾナの多くのターコイズ鉱山の石が細かくグレーディングされ、パージャンターコイズも上質なものは流通量が少なくなっていたようです。
北米産ターコイズの多くが薄い脈状で形成されているのに対し、パージャンターコイズは塊で採掘できるのが特徴で、それにより高さのあるハイドームカットが可能になっています。北米産では、【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトや【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズ等が塊状で採掘されます。 色はターコイズらしい水色~ブルーの石を産出し、大変幅広いバリエーションを持っています。

本作にマウントされたパージャンターコイズもナゲット(塊状)からカットされた高さと大きさのあるパージャンらしい石です。黒(チャート)のマトリックスやグリーンの柔らかなグラデーションが入り、空の様な水色が特徴的なターコイズです。マットな質感となっており上質とは言えませんが、貴重な無添加ナチュラルターコイズであり、リポリッシュにより艶がよみがえる可能性を秘めています。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1930年代末頃には、San Juan Puebloの女性【Santana Montoya】と結婚し、そこで、キワの巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトに出会っています。1940年代の初めには第二次世界大戦のため従軍し、エアフォースに所属していました。1946年になってニューメキシコ州サンタフェに戻り、シルバースミスの仕事を再開、Al Packard経営の【Chaparral Trading Post】に在籍していたようです。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
そして1981年、San Juan Puebloの居留地にて亡くなっています。

こちらの作品でも見られるサンダーバードに『CHEE』と書かれた特徴的なホールマークを使い、傑作とされる多くの作品はやはり非常にヘビーで重厚な作品です。他に類を見ない厚いバンド(地金)にターコイズをセットしたピースや、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。
また、とても小さいサイズが多いことも特徴で、自身の娘や妻のサイズに合わせて制作していたためと言われています。


本作もMark Cheeらしい質実剛健なシルバーワークをベースとし、ナバホジュエリーのオーセンティックな造形スタイルを体現した作品ですが、アンティークインディアンジュエリーにはない独特のフォルムと、現代作品にはない迫力を醸し出しています。

特別なボリューム感と迫力を持ったリングですが、ナチュラルでアーシーなターコイズやシンプルなシルバーワークにより仰々しい印象はなく、どこか愛らしくキュートな雰囲気を有しています。しかしながらチープな質感や派手な印象を与えないのは、作者の卓越した技術や造形センスによるものと思われます。

マーク・チーの作品は、コレクターの手を離れることが稀な貴重な作品の一つであり、大変コレクタブルでトレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーの僅かなクスミや摩耗等が見られますが、特にダメージの無い良好なコンディション。ターコイズは少しマットな質感となっており、マトリックス部分(母岩)には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石由来の特徴であり、ダメージではありません。
Size

日本規格 約 14~15号   円周 約 55.3㎜   us 7.5
正面幅 約 33.0㎜
ターコイズサイズは 28.3㎜×23.5㎜ 程度

Material

Silver, Persian Turquoise