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JBO015265

【GARDEN OF THE GODS】Atq Casted CoinSilver Cuff w/TQ c.1930

【GARDEN OF THE GODS】Atq Casted CoinSilver Cuff w/TQ c.1930
275,000 円(税込)
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【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの作家が在籍したインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで作られた作品。同トレーディングポストの作品では大変珍しいサンドキャストによって成形されたピースとなっており、大胆なバンドの構成と大きく迫力のあるグリーンターコイズが特徴的なアンティーク/ビンテージバングルです。

内側に刻印されている『SOLID SILVER』の表記により1920年代末~1930年代前半頃に同トレーディングポストで作られた作品と判断できます。また、当時作られた同工房の銀製品は全てコインシルバーとされており、本作もコインシルバー(品位900=90.0%の純度)で作られています。

コインシルバー(銀塊)を用いサンドキャスト(砂型鋳物)から成形されたバンド/地金は、非常に重厚に仕上げられています。サンドキャストによるシルバーの成形は、ナバホジュエリーでも古典期と呼ばれる創成期からみられる技術の一つであり長い歴史を持っていますが、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTのオーナーであった【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックは、サンドキャスト成形を好まなかったとさえ伝えられているほど、サンドキャスト技法を用いた作品は残されていません。しかしながら、本作に刻印されている『SOLID SILVER』の刻印は、同トレーディングポスト固有の刻印であり、バンドを構成するトライアングル型の断面のエッジ部分に施された力強いスタンプワークは、同工房の作品において多く見られる特徴的なディテールとなっています。
そして、センターには大きくカボションカットされたグリーンターコイズがマウントされています。非常にワイルドな表情のグリーンターコイズであり、大地を想起させるブラウンのマトリックスや、部分的にアゲートの様な波紋状のグラデーションが見られる大変珍しい特徴を持った石となっています。

ナバホジュエリーのオーセンティックな技術やディテールで構成された作品ですが、GARDEN OF THE GODSで制作された作品群の多くとは全く違ったクオリティとデザイン・造形を持つブレスレット。稀に同工房に所属した有名作家の作品においては、例外的なオリジナリティと質を持ったピースが残されており、本作もそんな貴重な作品の一つであり、ミュージアムクオリティを有するピースとなっています。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていたCharles E. Strausenbackが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っていますが、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。しかしながら、当時とても新しいかったポップなスタイルを持つAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


本作は、コインシルバーという素材だけでなく、デザイン・製法に至るまでヒストリックなインディアンジュエリーの歴史を感じさせる作品。随所に古い作品特有の武骨で重厚な質感が与えられており、そのような手間を要するシルバーワークと大きくカットされたターコイズが、伝統工芸品として作られたシルバージュエリーをウェアラブルアートとしても評価できる作品へと昇華しているようです。

また、アーシーなグリーンターコイズはブルーターコイズよりも洋服に馴染みやすい印象を持ち、肌が透ける部分が多い造形をベースとするバンドデザインの為、大きく強い存在感ながら手首に馴染みやすい印象のバングル。性別やスタイルを問わずご使用いただけ、アウターの袖から少し覗かせたり、ニット等の上からご着用いただいてもしっかりとした存在感を放つ作品です。

GARDEN OF THE GODS TRADING POST/ガーデンオブザゴッズトレーディングポストの個体は、ツーリストジュエリーとして作られた作品ながら、アンティーク工芸品としても評価されていますが、中でも本作の様なスペシャリティを持った個体はヒストリックであり、ミュージアムクオリティを誇る作品の一つとなります。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体にシルバーのクスミや使用感、ほんの僅かに石の動きがあるようですが、着用に不安のあるダメージは無くダメージ/リペア跡なども見られない良好なコンディションです。
【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの作家が在籍したインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで作られた作品。同トレーディングポストの作品では大変珍しいサンドキャストによって成形されたピースとなっており、大胆なバンドの構成と大きく迫力のあるグリーンターコイズが特徴的なアンティーク/ビンテージバングルです。

内側に刻印されている『SOLID SILVER』の表記により1920年代末~1930年代前半頃に同トレーディングポストで作られた作品と判断できます。また、当時作られた同工房の銀製品は全てコインシルバーとされており、本作もコインシルバー(品位900=90.0%の純度)で作られています。

コインシルバー(銀塊)を用いサンドキャスト(砂型鋳物)から成形されたバンド/地金は、非常に重厚に仕上げられています。サンドキャストによるシルバーの成形は、ナバホジュエリーでも古典期と呼ばれる創成期からみられる技術の一つであり長い歴史を持っていますが、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTのオーナーであった【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックは、サンドキャスト成形を好まなかったとさえ伝えられているほど、サンドキャスト技法を用いた作品は残されていません。しかしながら、本作に刻印されている『SOLID SILVER』の刻印は、同トレーディングポスト固有の刻印であり、バンドを構成するトライアングル型の断面のエッジ部分に施された力強いスタンプワークは、同工房の作品において多く見られる特徴的なディテールとなっています。
そして、センターには大きくカボションカットされたグリーンターコイズがマウントされています。非常にワイルドな表情のグリーンターコイズであり、大地を想起させるブラウンのマトリックスや、部分的にアゲートの様な波紋状のグラデーションが見られる大変珍しい特徴を持った石となっています。

ナバホジュエリーのオーセンティックな技術やディテールで構成された作品ですが、GARDEN OF THE GODSで制作された作品群の多くとは全く違ったクオリティとデザイン・造形を持つブレスレット。稀に同工房に所属した有名作家の作品においては、例外的なオリジナリティと質を持ったピースが残されており、本作もそんな貴重な作品の一つであり、ミュージアムクオリティを有するピースとなっています。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていたCharles E. Strausenbackが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っていますが、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。しかしながら、当時とても新しいかったポップなスタイルを持つAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


本作は、コインシルバーという素材だけでなく、デザイン・製法に至るまでヒストリックなインディアンジュエリーの歴史を感じさせる作品。随所に古い作品特有の武骨で重厚な質感が与えられており、そのような手間を要するシルバーワークと大きくカットされたターコイズが、伝統工芸品として作られたシルバージュエリーをウェアラブルアートとしても評価できる作品へと昇華しているようです。

また、アーシーなグリーンターコイズはブルーターコイズよりも洋服に馴染みやすい印象を持ち、肌が透ける部分が多い造形をベースとするバンドデザインの為、大きく強い存在感ながら手首に馴染みやすい印象のバングル。性別やスタイルを問わずご使用いただけ、アウターの袖から少し覗かせたり、ニット等の上からご着用いただいてもしっかりとした存在感を放つ作品です。

GARDEN OF THE GODS TRADING POST/ガーデンオブザゴッズトレーディングポストの個体は、ツーリストジュエリーとして作られた作品ながら、アンティーク工芸品としても評価されていますが、中でも本作の様なスペシャリティを持った個体はヒストリックであり、ミュージアムクオリティを誇る作品の一つとなります。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体にシルバーのクスミや使用感、ほんの僅かに石の動きがあるようですが、着用に不安のあるダメージは無くダメージ/リペア跡なども見られない良好なコンディションです。
Size

メンズサイズ M - ML 程度。
レディースサイズ ML - XL 程度

内径最大幅 約60.1㎜    正面幅(高さ) 約45.8㎜
内周 約136㎜    開口部 約33㎜
Inside Measurement 5 3/8inch   opening 1 5/16inch  

※バングルはサイズ調整可能です。Sサイズ以上、MLサイズ以下の男性、MLサイズ以上、XXLサイズ以下の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店で調整後のお渡しが可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Ingot Coin Silver, Turquoise
        約72.8g