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JPO025221

【UITA22】 Vintage Navajo Owl Shaped Silver Pin Brooch c.1945~

【UITA22】 Vintage Navajo Owl Shaped Silver Pin Brooch c.1945~
36,300 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、内側のホールマークから【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり、末尾のナンバー『22』 から【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで作られた事が判断できる作品。非常に丁寧で質の高いシルバーワークにより形作られたOwl/フクロウモチーフのアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1940年代末頃~1950年代に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、とても細かく丁寧な手作業によって立体的なフクロウが作り上げられています。愛らしい印象に図案化されたフクロウですが、脚等の有機的な膨らみや、爪までしっかりと造形された細部への拘りにより、写実的でリアルな存在感も与えられています。
細かなカッティングワークで切り出された頭部と胴体から脚部をベースに、頭からクチバシや翼、尻尾やフクロウがとまっている木の枝などは、別のパーツのアップリケ/パッチワーク等によって構成されています。さらに、細かなスタンプワークによって羽の毛並み等、細部が描き出され、前述の通り各部それぞれが巧みなハンマーワークによって打ちだすことにより立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、有機的な表情やフクロウのリアリティ、そして奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。目の部分は小さなラウンドカットターコイズで表現され、渋いシルバーの質感にナチュラルなアクセントとなっているようです。
また、本作にとてもよく似たデザインに構成されたフクロウモチーフのピンブローチは、ビンテージナバホジュエリーのオーセンティックな作品として散見されます。しかしながら、本作のようにインゴットシルバー(銀塊)から成形されたと思われる地金やを緻密に立体造形し、リアリティや上質感を感じさせるピースは他に類を見ないクオリティであり、同スタイルの作品の中で突出した完成度を誇るフクロウモチーフのピンブローチとなっています。

内側には、the United Indian Trader's Associationに参画したトレーダーによって販売されたことを示すホールマーク(作者や工房等を表すサイン)である『UITA22』の刻印が確認できます。


【Owl】オウル(フクロウ/梟)は、古くから世界中でラッキーシンボルとされており、インディアンの思想でも本質を見抜く『目』や『知恵』、『家族を守る力』を表しています。インディアンジュエリーのモチーフとしても1920年代以前から見られ、ズニの作品では1960年代~70年代に多くの作品が残されました。その可愛くキャッチーな見た目からコレクターも多いモチーフです。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

こちらの作品も内側に刻印されたホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで販売された作品であることを特定することができます。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、本作の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


本作もUITAの刻印が入る作品らしいクラシックで質実剛健なシルバーワークによって作り上げられ、可愛いフクロウモチーフはツーリストジュエリーのキャッチーな印象となっていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、ツーリストジュエリー/スーベニアアイテムにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

また、手の込んだ仕事により立体的に作り上げられた造形は、シンプルながら奥行きがあり多くのスタイルにフィットさせることが出来る汎用性を有しています。ハット等のワンポイントやアウターのアクセントとして、色々なアイテムに良く馴染み、素朴な雰囲気は性別を問わず幅広い年齢層・スタイルの方にフィットすると思われます。

「UITA」のホールマークが刻印されていることで、制作背景が考察可能であり、その製法や材料などに裏付けを持った史料価値も高い作品。伝統工芸品として作られたシルバージュエリーながらウェアラブルアートとしても評価できる作品に昇華されているようです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作時のムラ等は見られますが、ターコイズも含め大変良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、内側のホールマークから【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり、末尾のナンバー『22』 から【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで作られた事が判断できる作品。非常に丁寧で質の高いシルバーワークにより形作られたOwl/フクロウモチーフのアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1940年代末頃~1950年代に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、とても細かく丁寧な手作業によって立体的なフクロウが作り上げられています。愛らしい印象に図案化されたフクロウですが、脚等の有機的な膨らみや、爪までしっかりと造形された細部への拘りにより、写実的でリアルな存在感も与えられています。
細かなカッティングワークで切り出された頭部と胴体から脚部をベースに、頭からクチバシや翼、尻尾やフクロウがとまっている木の枝などは、別のパーツのアップリケ/パッチワーク等によって構成されています。さらに、細かなスタンプワークによって羽の毛並み等、細部が描き出され、前述の通り各部それぞれが巧みなハンマーワークによって打ちだすことにより立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、有機的な表情やフクロウのリアリティ、そして奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。目の部分は小さなラウンドカットターコイズで表現され、渋いシルバーの質感にナチュラルなアクセントとなっているようです。
また、本作にとてもよく似たデザインに構成されたフクロウモチーフのピンブローチは、ビンテージナバホジュエリーのオーセンティックな作品として散見されます。しかしながら、本作のようにインゴットシルバー(銀塊)から成形されたと思われる地金やを緻密に立体造形し、リアリティや上質感を感じさせるピースは他に類を見ないクオリティであり、同スタイルの作品の中で突出した完成度を誇るフクロウモチーフのピンブローチとなっています。

内側には、the United Indian Trader's Associationに参画したトレーダーによって販売されたことを示すホールマーク(作者や工房等を表すサイン)である『UITA22』の刻印が確認できます。


【Owl】オウル(フクロウ/梟)は、古くから世界中でラッキーシンボルとされており、インディアンの思想でも本質を見抜く『目』や『知恵』、『家族を守る力』を表しています。インディアンジュエリーのモチーフとしても1920年代以前から見られ、ズニの作品では1960年代~70年代に多くの作品が残されました。その可愛くキャッチーな見た目からコレクターも多いモチーフです。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

こちらの作品も内側に刻印されたホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで販売された作品であることを特定することができます。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、本作の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


本作もUITAの刻印が入る作品らしいクラシックで質実剛健なシルバーワークによって作り上げられ、可愛いフクロウモチーフはツーリストジュエリーのキャッチーな印象となっていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、ツーリストジュエリー/スーベニアアイテムにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

また、手の込んだ仕事により立体的に作り上げられた造形は、シンプルながら奥行きがあり多くのスタイルにフィットさせることが出来る汎用性を有しています。ハット等のワンポイントやアウターのアクセントとして、色々なアイテムに良く馴染み、素朴な雰囲気は性別を問わず幅広い年齢層・スタイルの方にフィットすると思われます。

「UITA」のホールマークが刻印されていることで、制作背景が考察可能であり、その製法や材料などに裏付けを持った史料価値も高い作品。伝統工芸品として作られたシルバージュエリーながらウェアラブルアートとしても評価できる作品に昇華されているようです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作時のムラ等は見られますが、ターコイズも含め大変良い状態を保っています。
Size

縦 約5.4㎝   横 約2.3㎝

Material

Silver, Turquoise