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ITEM CODE:
JBF033604

Atq 【IH】 Coin Silver Cuff Bracelet w/Green Turquoise c.1930

【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのアンティークジュエリー、内側に【IH】=『Indian Handmade/Handcraft』と【COIN SILVER】の刻印があり、これは『SILVER PRODUCTS』『Silver Arrow』のホールマークと同じ工房が使ったもので、当時の代表的な製造元の一つである【Silver Products Manufacturing Company】シルバープロダクツマニュファクチャリング社製と考えられています。
ナバホジュエリーのオーセンティックなシルバーワークをベースに、味わい深いグリーンターコイズが3つマウントされたアンティーク/ビンテージバングルです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つですが、そんなスーベニアアイテムの中でも古いピースと思われ、『IH=Indian Handmade/Handcraft』の刻印が表す通り、ナバホ・プエブロのインディアンによって作られたブレスレットです。ただし、一部の工程には機械が用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースとなっています。

1920年代末~1930年代製と思われ、バンド/地金はフロント部分が2本に割り開かれ、伝統的でオーセンティックなスプリットバンドの造形。上下のエッジは、『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる細かな動きのあるシェイプに造形されており、それに合わせて細かく美しい紋様を刻むスタンプワークが刻まれています。フロントには3か所にグリーンターコイズがマウントされ、それぞれの間にはレインドロップと呼ばれるシルバーボールが羅列されています。さらに、サイドからターミナルにかけてもジア(ニューメキシコ州旗にも描かれている太陽のシンボル)等のキャッチーなスタンプワークが配されており、控えめなボリューム感ながら複雑で奥行きのある表情を持ったバングルです。


【SILVER PRODUCTS MFG.】シルバープロダクツマニュファクチャリング社は、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト傘下の企業で、ツーリストジュエリーの量産部門を担う工房としてカンザスシティーに存在していました。
【IH = Indian Handmade/Handcraft】【SILVER PRODUCTS】【Silver Arrow】の3つのホールマーク(ショップや作者のサイン)を用いていたとされ、ツーリストジュエリーらしい量産タイプのピースから独創的でオリジナリティーのある造形までバラエティー豊かなデザイン展開が特徴です。
1940年代中頃には前述の【Silver Arrow】ブランドに統一され、それに伴って地金のシルバーはコインシルバー900から、スターリングシルバー925に統一されたようです。

本作には【IH COIN SILVER】の刻印が施されており、 一説には「IH COIN SILVER」のホールマークが入る作品は1910年代頃の作品と紹介されることがありますが、おそらく1930年代末頃まで使われていたと思われ、【SILVER PRODUCTS】【Silver Arrow】のホールマークよりも古い作品に比較的多い程度と思われます。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】ウィル・バンデバー等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


程よいボリューム感は性別を問わずお使いいただけ、渋いシルバーの質感やグリーンターコイズ、そしてスプリットバンドの造形は腕に良く馴染む印象のバングル。アンティークピース独特の雰囲気も魅力的でさり気なくスタイリングしやすいピースです。

また、ツーリストジュエリーらしいキャッチーな印象と武骨なビンテージ作品特有の質感を併せ持ち、ホールマークによってその制作背景が考察可能なコレクタブルなアイテムの一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーにはクスミが見られますが、使用感を感じないとても良い状態を保っています。また、ターコイズの一つに、小さな欠けとクラックがありますが、ガタつき等はなく着用に不安のないコンディションとなっています。
PRICE:
25,300 円(税込)
SIZE:
メンズサイズ M - L 程度
レディースサイズ L - XXL 程度

内径最大幅 約60.1㎜    正面幅(高さ) 約17.2㎜
内周 約136㎜    開口部 約27㎜
Inside Measurement 5 3/8inch   opening 1 1/16inch  

※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。
MATERIAL:
Coin Silver 900, Green Turquoise
        約15.2g
ORDER:
QUANTITY
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