ITEM CODE:
JRS993955

Atq Kiwa/SantoDomingo Cross & Chip Inlay Silver Ring c.1955~

Atq Kiwa/SantoDomingo Cross & Chip Inlay Silver Ring c.1955~
22,000 円(税込)
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Atq Kiwa/SantoDomingo Cross & Chip Inlay Silver Ring c.1955~
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【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴのビンテージジュエリー、オーバルシェイプのフェイスに『チップインレイ』と呼ばれる破砕したターコイズやレジンを樹脂と共にインレイすることで構成されたピース。同部族によるジュエリー作品は長い伝統を持っていますが、本作の様なリングは他に類を見ない貴重な作品であり、クロスモチーフも珍しいアンティーク/ビンテージリングです。

同部族の伝統的な作品の一つであるサンダーバードをモチーフとした、通称【Battery Bird】バッテリーバードネックレスや【Depression Necklaces】デプレッションネックレス/大恐慌のネックレスとも呼ばれる作品と共通した古いチップインレイ技法と素材が採用されています。
バッテリーバードネックレス/デプレッションネックレスにつきましては下記のリンク先の作品をご参照ください。
ITEM CODE:JNS994964
Atq Kiwa Naja Shape Thunderbird/Batterybird Necklace c.1940~


キワ族/サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるアメリカ中西部のナバホ以外のインディアン部族の中でも最大規模の部族です。アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作していますが、Resin/樹脂やTurquoise/ターコイズ、Gypsum/石膏等で作られたジュエリーは、1929年にアメリカを中心に世界恐慌が始まり、それに伴って生まれた作品群です。
もともと、サントドミンゴの代表的な工芸品/お土産物として、1920年代以前から色々なジュエリーが制作されていたようですが、世界恐慌により物資が不足し、身近にあった車のバッテリーケースやレコードなど廃材を樹脂パーツとして再利用して作られました。中には裏面にレコードの音溝がそのまま残っている作品も見られます。一説には当時サントドミンゴの村付近で、大量のレコードを積んだ貨物列車の事故があったため、それらの廃棄されたレコードが用いられたと伝わっていますが、真相は検証されていません。
それらの背景を持っている為、同時期に制作されたサンダーバードモチーフのネックレス等をアメリカ国内では現在でも【Battery Bird】や【Depression Necklaces】と呼ばれています。

こちらの作品については、古いチップインレイ技法が用いられていますが、裏面に『STERLING』の刻印が施されている事や、シルバーワークのディテールにより、1950年代後半~1970年代初頭頃に作られた作品と思われます。シャンクは厚いシルバーをベースに、フロントが割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形が採用され、フェイスはボリューム感のあるオーバルシェイプとなっています。そのフェイスには、粗く大きめに破砕されたターコイズとレジンがチップインレイされ、存在感のある赤いクロスのインレイと共に構成されています。
ベゼルの外側には2本のラウンドワイヤーを撚り合わせて作られたツイステッドワイヤーが配されており、プエブロジュエリーながらナバホジュエリーの伝統を踏襲した武骨で重厚なシルバーワークも特徴的な作品となっています。


またこちらのようなクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。


【Chip Inlay/チップインレイ技法】は、破砕タイルの様に細かく砕いたターコイズ等のチップ/欠片を樹脂を使ってシルバーにピッタリとはめ込む象嵌細工に属する技術です。インディアンジュエリーにおいては、1930年代以前のからみられるもので、本作の様にサントドミンゴのバッテリーバードネックレスなどに用いられています。破砕タイルのように細かくランダムに破砕された石がはめ込まれることにより、複雑で奥行きのある表情を作り上げています。
ただし、1970年代以降にはさらに細かく粉砕した石を樹脂と共にインレイするチップインレイがナバホやズニのシルバースミスの間でも多く採用されるようになりました。それらの新しい技術は安価で簡易に味わい深い表情が生み出せるため、流行した造形スタイルの一つです。それらは、1980年代以降の作品で見られる技法の為当店では多く扱っていませんが、現在では伝統的な技術として定着しています。


サントドミンゴ/キワによる独特の価値観とハンドクラフト特有のナチュラルな味わいを感じることが出来る作品です。
また独自性を持ったリングですが、ビンテージらしい質感や細かな細工による複雑な表情によって、多くのスタイルに馴染みやすく性別を問わずお使いいただけます。さらに、クロスモチーフは存在感がありますが、ナチュラルな素材とハンドクラフトの柔らかな雰囲気はこなれた印象を生み出しており、女性だけでなく男性のピンキー(小指)にも向いた印象のリングとなっています。
ナバホやホピ、ズニのジュエリーとも相性が良く、スタイルのアクセントとして効果的なピースです。

アンティークアート作品としても評価される価値を持ち、多くのスタイルと幅広い独創性を許容するビンテージインディアンジュエリーの中でも類似した作品が見つかっていない貴重でコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。アンティーク作品のためシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られ、多少の変色や擦れなどは見られます。また、チップインレイ部分には元々のものと思われる凹凸や穴となっている部分がありますが、特に目立ったダメージやリペア跡はありません。 

※こちらのような古いチップインレイ技法が用いられた作品は、チップインレイ部分が少しデリケートです。着用に当たっては十分にご注意くださいますようお願いいたします。
【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴのビンテージジュエリー、オーバルシェイプのフェイスに『チップインレイ』と呼ばれる破砕したターコイズやレジンを樹脂と共にインレイすることで構成されたピース。同部族によるジュエリー作品は長い伝統を持っていますが、本作の様なリングは他に類を見ない貴重な作品であり、クロスモチーフも珍しいアンティーク/ビンテージリングです。

同部族の伝統的な作品の一つであるサンダーバードをモチーフとした、通称【Battery Bird】バッテリーバードネックレスや【Depression Necklaces】デプレッションネックレス/大恐慌のネックレスとも呼ばれる作品と共通した古いチップインレイ技法と素材が採用されています。
バッテリーバードネックレス/デプレッションネックレスにつきましては下記のリンク先の作品をご参照ください。
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Atq Kiwa Naja Shape Thunderbird/Batterybird Necklace c.1940~


キワ族/サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるアメリカ中西部のナバホ以外のインディアン部族の中でも最大規模の部族です。アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作していますが、Resin/樹脂やTurquoise/ターコイズ、Gypsum/石膏等で作られたジュエリーは、1929年にアメリカを中心に世界恐慌が始まり、それに伴って生まれた作品群です。
もともと、サントドミンゴの代表的な工芸品/お土産物として、1920年代以前から色々なジュエリーが制作されていたようですが、世界恐慌により物資が不足し、身近にあった車のバッテリーケースやレコードなど廃材を樹脂パーツとして再利用して作られました。中には裏面にレコードの音溝がそのまま残っている作品も見られます。一説には当時サントドミンゴの村付近で、大量のレコードを積んだ貨物列車の事故があったため、それらの廃棄されたレコードが用いられたと伝わっていますが、真相は検証されていません。
それらの背景を持っている為、同時期に制作されたサンダーバードモチーフのネックレス等をアメリカ国内では現在でも【Battery Bird】や【Depression Necklaces】と呼ばれています。

こちらの作品については、古いチップインレイ技法が用いられていますが、裏面に『STERLING』の刻印が施されている事や、シルバーワークのディテールにより、1950年代後半~1970年代初頭頃に作られた作品と思われます。シャンクは厚いシルバーをベースに、フロントが割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形が採用され、フェイスはボリューム感のあるオーバルシェイプとなっています。そのフェイスには、粗く大きめに破砕されたターコイズとレジンがチップインレイされ、存在感のある赤いクロスのインレイと共に構成されています。
ベゼルの外側には2本のラウンドワイヤーを撚り合わせて作られたツイステッドワイヤーが配されており、プエブロジュエリーながらナバホジュエリーの伝統を踏襲した武骨で重厚なシルバーワークも特徴的な作品となっています。


またこちらのようなクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。


【Chip Inlay/チップインレイ技法】は、破砕タイルの様に細かく砕いたターコイズ等のチップ/欠片を樹脂を使ってシルバーにピッタリとはめ込む象嵌細工に属する技術です。インディアンジュエリーにおいては、1930年代以前のからみられるもので、本作の様にサントドミンゴのバッテリーバードネックレスなどに用いられています。破砕タイルのように細かくランダムに破砕された石がはめ込まれることにより、複雑で奥行きのある表情を作り上げています。
ただし、1970年代以降にはさらに細かく粉砕した石を樹脂と共にインレイするチップインレイがナバホやズニのシルバースミスの間でも多く採用されるようになりました。それらの新しい技術は安価で簡易に味わい深い表情が生み出せるため、流行した造形スタイルの一つです。それらは、1980年代以降の作品で見られる技法の為当店では多く扱っていませんが、現在では伝統的な技術として定着しています。


サントドミンゴ/キワによる独特の価値観とハンドクラフト特有のナチュラルな味わいを感じることが出来る作品です。
また独自性を持ったリングですが、ビンテージらしい質感や細かな細工による複雑な表情によって、多くのスタイルに馴染みやすく性別を問わずお使いいただけます。さらに、クロスモチーフは存在感がありますが、ナチュラルな素材とハンドクラフトの柔らかな雰囲気はこなれた印象を生み出しており、女性だけでなく男性のピンキー(小指)にも向いた印象のリングとなっています。
ナバホやホピ、ズニのジュエリーとも相性が良く、スタイルのアクセントとして効果的なピースです。

アンティークアート作品としても評価される価値を持ち、多くのスタイルと幅広い独創性を許容するビンテージインディアンジュエリーの中でも類似した作品が見つかっていない貴重でコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。アンティーク作品のためシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られ、多少の変色や擦れなどは見られます。また、チップインレイ部分には元々のものと思われる凹凸や穴となっている部分がありますが、特に目立ったダメージやリペア跡はありません。 

※こちらのような古いチップインレイ技法が用いられた作品は、チップインレイ部分が少しデリケートです。着用に当たっては十分にご注意くださいますようお願いいたします。
Size

日本規格 約 14号   円周 約 54.6㎜   us 7.5
正面幅 約 33.4㎜

Material

Silver, Turquoise, Resin