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JBO004528

Atq Navajo Chiseled & Stamped Ingot Silver Wide Cuff c.1910~

Atq Navajo Chiseled & Stamped Ingot Silver Wide Cuff c.1910~
187,000 円(税込)
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Atq Navajo Chiseled & Stamped Ingot Silver Wide Cuff c.1910~
  • Atq Navajo Chiseled & Stamped Ingot Silver Wide Cuff c.1910~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド(地金)をベースに、プリミティブながら確かな技術を感じさせるチェイシングやファイルワーク、スタンプワークによって形作られたワイドなアンティーク/ビンテージバングルです。

1910年代~1930年代初頭頃の『ファーストフェーズ』と呼ばれる古典期に近い年代に作られたと思われる、大変古い作品でありながら現在においても洗練された印象を持ったバングルで、史料価値も高くとても貴重でハイエンドな作品です。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は90gを超える重量となっており、硬くなめらかな肌と、見た目以上に重く感じる重厚感を持っています。そこに『Chasing/チェイシング』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術、さらに『ファイルワーク』というヤスリで削る原始的な技法を駆使することで、立体的な凹凸のボーダーラインが形成されています。またそれらのライン状の凹凸は、大変美しい曲面に造形されており、作者の拘りや技術力、丁寧なシルバーワークを垣間見ることが出来ます。さらに、凸状に削り出されたライン上には細かなスタンプワークが刻まれ、複雑な紋様ではありませんが、奥行きがあり非常に力強いナバホらしさとシンプルで洗練された印象を生み出しています。

こちらのような作品は、前述の様にファーストフェーズやファーストジェネレーションと呼ばれる1800年代後半~のインディアンジュエリー創成期に近い年代から見られるスタイルの一つで、その後も長く受け継がれました。
特に1940年代~1950年代にかけては、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、傑作を多く残した組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG) 通称ナバホギルドの作品でも同様のスタイルが完成度を高めてリバイバルされました。 こちらの作品は、それらのデザインソースとなり1930年代にはインディアンスクールで後進の指導にも従事したAmbrose Roanhorseがオーセンティックなナバホスタイル、そして原始的な技術/製法を伝えて行くための手本とした作品の一つです。
1990年代以前には【McKee Platero】マッキー・プラテロも本作に類似したスタイルの作品を制作していますし、【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等の古くからの伝統をしっかりと受け継ぐ作家が現在も継続して制作しています。さらに【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホースは、こちらのような伝統的な作品を独自にブラッシュアップし、自身の代表作の一つとなるブレスレットを生み出しています。それらのように高名なアーティストが現代に受け継いでいることからも本作の高い史料価値が感じられると思います。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つのナバホギルドが持つ特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。 【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、こちらの作者である【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、ホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もすべてのディテールが、原始的な技術で構成された素朴なアンティークジュエリーですが、手間を惜しまないとても丁寧なシルバーワークによって作り上げられ、長い経年とシンプルで完成されたデザインによりアートピースとしても高く評価できる作品となっています。

その武骨でワイルドな表情と共に普遍的な造形美を持ち、どこかエレガントで洗練された印象をも備えています。
また、幅が広く男性的で際立った存在感を持つバングルですが、石が付かないため派手さは無く、有機的な表情や洗練された印象はナチュラルで多くのスタイルに馴染みやすい印象を持っており、長くご愛用頂けると思われます。

その佇まいは威厳を感じさせ、アンティーク工芸品としてだけでなくアートピース・ウェアラブルアートとしても高く評価される作品。そして本作の様なブレスレットは、その希少性や史料価値により、ミュージアム収蔵品としても散見されるミュージアムクオリティーのアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。多少の使用感やキズ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等が見られますが、目立ったダメージやリペア跡などもありません。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド(地金)をベースに、プリミティブながら確かな技術を感じさせるチェイシングやファイルワーク、スタンプワークによって形作られたワイドなアンティーク/ビンテージバングルです。

1910年代~1930年代初頭頃の『ファーストフェーズ』と呼ばれる古典期に近い年代に作られたと思われる、大変古い作品でありながら現在においても洗練された印象を持ったバングルで、史料価値も高くとても貴重でハイエンドな作品です。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は90gを超える重量となっており、硬くなめらかな肌と、見た目以上に重く感じる重厚感を持っています。そこに『Chasing/チェイシング』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術、さらに『ファイルワーク』というヤスリで削る原始的な技法を駆使することで、立体的な凹凸のボーダーラインが形成されています。またそれらのライン状の凹凸は、大変美しい曲面に造形されており、作者の拘りや技術力、丁寧なシルバーワークを垣間見ることが出来ます。さらに、凸状に削り出されたライン上には細かなスタンプワークが刻まれ、複雑な紋様ではありませんが、奥行きがあり非常に力強いナバホらしさとシンプルで洗練された印象を生み出しています。

こちらのような作品は、前述の様にファーストフェーズやファーストジェネレーションと呼ばれる1800年代後半~のインディアンジュエリー創成期に近い年代から見られるスタイルの一つで、その後も長く受け継がれました。
特に1940年代~1950年代にかけては、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、傑作を多く残した組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG) 通称ナバホギルドの作品でも同様のスタイルが完成度を高めてリバイバルされました。 こちらの作品は、それらのデザインソースとなり1930年代にはインディアンスクールで後進の指導にも従事したAmbrose Roanhorseがオーセンティックなナバホスタイル、そして原始的な技術/製法を伝えて行くための手本とした作品の一つです。
1990年代以前には【McKee Platero】マッキー・プラテロも本作に類似したスタイルの作品を制作していますし、【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等の古くからの伝統をしっかりと受け継ぐ作家が現在も継続して制作しています。さらに【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホースは、こちらのような伝統的な作品を独自にブラッシュアップし、自身の代表作の一つとなるブレスレットを生み出しています。それらのように高名なアーティストが現代に受け継いでいることからも本作の高い史料価値が感じられると思います。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つのナバホギルドが持つ特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。 【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、こちらの作者である【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、ホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もすべてのディテールが、原始的な技術で構成された素朴なアンティークジュエリーですが、手間を惜しまないとても丁寧なシルバーワークによって作り上げられ、長い経年とシンプルで完成されたデザインによりアートピースとしても高く評価できる作品となっています。

その武骨でワイルドな表情と共に普遍的な造形美を持ち、どこかエレガントで洗練された印象をも備えています。
また、幅が広く男性的で際立った存在感を持つバングルですが、石が付かないため派手さは無く、有機的な表情や洗練された印象はナチュラルで多くのスタイルに馴染みやすい印象を持っており、長くご愛用頂けると思われます。

その佇まいは威厳を感じさせ、アンティーク工芸品としてだけでなくアートピース・ウェアラブルアートとしても高く評価される作品。そして本作の様なブレスレットは、その希少性や史料価値により、ミュージアム収蔵品としても散見されるミュージアムクオリティーのアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。多少の使用感やキズ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等が見られますが、目立ったダメージやリペア跡などもありません。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約63.3㎜    正面幅(高さ) 約42.8㎜
内周 約143㎜    開口部 約32㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1 1/4 inch 

  ※※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約91.3g