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JRO015139

【Julian Lovato】Kewa Silver Overlay Ring w/Lone Mt. Turquoise

【Julian Lovato】Kewa Silver Overlay Ring w/Lone Mt. Turquoise
242,000 円(税込)
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【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-2018)の作品で、オーバーレイをメインとした重厚なシルバーワークに、美しいハイグレードローンマウンテンーコイズがセットされたハイエンドなビンテージリングです。

Julian Lovatoのキャリア中期~後期の作品で、オーバーレイをメインとした高度なシルバーワークを駆使して造形されたリングであり、本作の様なデザイン/造形は、同作者を代表する作品の一つです。
重厚なシャンクは、『スプリットシャンク』と呼ばれるフロントが3本に割り開かれた伝統的な造形となっており、ワイドな幅のあるフェイスに向けて自然な流れを生み出しています。フェイスは、2枚のシルバーを貼り合わせる技術であるオーバーレイ技法によって構成されており、オリジナリティのあるデザイン。ハンマーワークを組み合わせることで立体的で柔らかな曲面に形作られており、美しいボリューム感と上質な立体感が与えられています。また、同時にターコイズの周りに空洞を設けることで強い影が生み出され、『シャドーボックス』と呼ばれる造形スタイルが作られています。その立体的に造形された「影」の中央に上質なローンマウンテンターコイズがマウントされ、シャドーボックスのディテールが石の持つ美しい色彩を際立たせています。
ナバホジュエリーの伝統的なスタイルやホピジュエリーで多く見られるオーバーレイ技法を駆使することで、オリジナリティと独特の造形美を持つリングに仕上げられています。

セットされたターコイズは、大変美しくハイグレードにグレーディングできる【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズと思われます。高度を感じさせる透明感と共に深みのあるブルーグラデーションを持ち、ブラウンやネイビーのタイトなスパイダーウェブが入ります。濃いロイヤルブルーを基調としたローンマウンテンらしい色相と特徴を備え、宝石としての煌きを持った石となっています。
少し使用感が見られ再研磨も検討できますが、今も宝石としてのグレードと変色/劣化のない美しい色を湛えています。とてもワイルドで複雑な景色を見せ、深いブルーを湛える無添加ナチュラルのハイグレードターコイズです。


【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのようなサイズもある石はほとんど市場に出てきません。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。


【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトは、インディアンジュエリー作家の中でも最も高い評価を受ける作家の一人であり、その卓越した技術と長いキャリア、独特のモダンでエレガントなスタイルにより、アメリカ国内では『living legend』(人間州宝)として大変有名です。
1925年、キワプエブロに生まれ、祖父、父親共にサントドミンゴの伝統的なターコイズを用いたジュエリーの制作に携わっており、ジュリアンも10代のころから自然にジュエリー制作のキャリアをスタートさせたようです。1940年代初頭には短期間ながら【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズで石のカッターとして働いていました。その後、兵役を経てFrank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップに所属しました。

師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。 そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。ニューヨークでジュエラーとしての経験を積んだ後、1927年にはサンタフェにThunderbird Shopをオープンしました。 当時シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。

そんな『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われるモダンで革新的な造形美を持つ作品を残した代表的な作家が、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナです。それらの作品は、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品群で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
さらに、その中でもFrank Pataniaの死後もThunderbird Shopのホールマークとそのスタイルを受け継ぎ、独自に進化させていったのが、Julian Lovatoです。
こちらの作品にも見られるホールマークは、Thunderbird Shopのサンダーバード、その下に氏の名前、そしてIndian Hand Made を表す『IHM』と『STERLING』の文字が刻まれており、Sterling Silver=925シルバー製であることを表しています。
2003年頃にはジュエリーの制作から引退しており、残念ながら2018年に亡くなられました。長いアーティストとしてのキャリアの中では、所属したショップや制作時期により多くのスタイルの作品を生み出しています。それらの中でも同作者らしい重厚でクオリティーの高いシルバーワークで構成されたクリーンでエレガントな作品の評価が高く、現在ではその作品を発見すること自体が困難な作家となっています。


ジュリアン・ロバトの代表的なデザイン/造形を持つリングの一つですが、それらの中でも際立った質を持つ持つターコイズとバランスの良い造形美が特徴的なリングです。

また、ボリューム感と存在感のあるリングとなっていますが、仰々しい印象はなく、ナチュラルで優しい質感を持ちエレガントなアクセントとなり得る作品。女性に向いた小さいサイズのリングですが、男性のピンキーにも向いた作品です。

巨匠と呼ばれる作者ならではの技術力を感じさせる美しいシルバーワークも秀逸な作品であり、貴重なターコイズがセットされたコレクタブルなピース。当店でも最もハイエンドなリングの一つであり、ジュリアン・ロバトの作品はコレクターの手を離れることがほとんどない貴重なピースです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや細かなキズなど多少の使用感がありますが特に目立ったダメージは見られません。
ターコイズについては、僅かにマットな質感になっていますので再研磨/リポリッシュも検討できますが目立ったダメージは無く、現在も素晴らしい色を保っています。また、マトリックス部分には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石に由来する特徴です。

また、通常は2~3号程度のサイズ直し(有償)を承っておりますが、こちらは作品の希少性を考慮し当店でのサイズ直しはお断りさせていただきます。ご了承ください。
【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-2018)の作品で、オーバーレイをメインとした重厚なシルバーワークに、美しいハイグレードローンマウンテンーコイズがセットされたハイエンドなビンテージリングです。

Julian Lovatoのキャリア中期~後期の作品で、オーバーレイをメインとした高度なシルバーワークを駆使して造形されたリングであり、本作の様なデザイン/造形は、同作者を代表する作品の一つです。
重厚なシャンクは、『スプリットシャンク』と呼ばれるフロントが3本に割り開かれた伝統的な造形となっており、ワイドな幅のあるフェイスに向けて自然な流れを生み出しています。フェイスは、2枚のシルバーを貼り合わせる技術であるオーバーレイ技法によって構成されており、オリジナリティのあるデザイン。ハンマーワークを組み合わせることで立体的で柔らかな曲面に形作られており、美しいボリューム感と上質な立体感が与えられています。また、同時にターコイズの周りに空洞を設けることで強い影が生み出され、『シャドーボックス』と呼ばれる造形スタイルが作られています。その立体的に造形された「影」の中央に上質なローンマウンテンターコイズがマウントされ、シャドーボックスのディテールが石の持つ美しい色彩を際立たせています。
ナバホジュエリーの伝統的なスタイルやホピジュエリーで多く見られるオーバーレイ技法を駆使することで、オリジナリティと独特の造形美を持つリングに仕上げられています。

セットされたターコイズは、大変美しくハイグレードにグレーディングできる【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズと思われます。高度を感じさせる透明感と共に深みのあるブルーグラデーションを持ち、ブラウンやネイビーのタイトなスパイダーウェブが入ります。濃いロイヤルブルーを基調としたローンマウンテンらしい色相と特徴を備え、宝石としての煌きを持った石となっています。
少し使用感が見られ再研磨も検討できますが、今も宝石としてのグレードと変色/劣化のない美しい色を湛えています。とてもワイルドで複雑な景色を見せ、深いブルーを湛える無添加ナチュラルのハイグレードターコイズです。


【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのようなサイズもある石はほとんど市場に出てきません。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。


【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトは、インディアンジュエリー作家の中でも最も高い評価を受ける作家の一人であり、その卓越した技術と長いキャリア、独特のモダンでエレガントなスタイルにより、アメリカ国内では『living legend』(人間州宝)として大変有名です。
1925年、キワプエブロに生まれ、祖父、父親共にサントドミンゴの伝統的なターコイズを用いたジュエリーの制作に携わっており、ジュリアンも10代のころから自然にジュエリー制作のキャリアをスタートさせたようです。1940年代初頭には短期間ながら【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズで石のカッターとして働いていました。その後、兵役を経てFrank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップに所属しました。

師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。 そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。ニューヨークでジュエラーとしての経験を積んだ後、1927年にはサンタフェにThunderbird Shopをオープンしました。 当時シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。

そんな『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われるモダンで革新的な造形美を持つ作品を残した代表的な作家が、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナです。それらの作品は、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品群で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
さらに、その中でもFrank Pataniaの死後もThunderbird Shopのホールマークとそのスタイルを受け継ぎ、独自に進化させていったのが、Julian Lovatoです。
こちらの作品にも見られるホールマークは、Thunderbird Shopのサンダーバード、その下に氏の名前、そしてIndian Hand Made を表す『IHM』と『STERLING』の文字が刻まれており、Sterling Silver=925シルバー製であることを表しています。
2003年頃にはジュエリーの制作から引退しており、残念ながら2018年に亡くなられました。長いアーティストとしてのキャリアの中では、所属したショップや制作時期により多くのスタイルの作品を生み出しています。それらの中でも同作者らしい重厚でクオリティーの高いシルバーワークで構成されたクリーンでエレガントな作品の評価が高く、現在ではその作品を発見すること自体が困難な作家となっています。


ジュリアン・ロバトの代表的なデザイン/造形を持つリングの一つですが、それらの中でも際立った質を持つ持つターコイズとバランスの良い造形美が特徴的なリングです。

また、ボリューム感と存在感のあるリングとなっていますが、仰々しい印象はなく、ナチュラルで優しい質感を持ちエレガントなアクセントとなり得る作品。女性に向いた小さいサイズのリングですが、男性のピンキーにも向いた作品です。

巨匠と呼ばれる作者ならではの技術力を感じさせる美しいシルバーワークも秀逸な作品であり、貴重なターコイズがセットされたコレクタブルなピース。当店でも最もハイエンドなリングの一つであり、ジュリアン・ロバトの作品はコレクターの手を離れることがほとんどない貴重なピースです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや細かなキズなど多少の使用感がありますが特に目立ったダメージは見られません。
ターコイズについては、僅かにマットな質感になっていますので再研磨/リポリッシュも検討できますが目立ったダメージは無く、現在も素晴らしい色を保っています。また、マトリックス部分には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石に由来する特徴です。

また、通常は2~3号程度のサイズ直し(有償)を承っておりますが、こちらは作品の希少性を考慮し当店でのサイズ直しはお断りさせていただきます。ご了承ください。
Size

日本規格 約 12号   円周 約 52.3㎜   us 6.5
正面幅 約 39.8㎜
ターコイズサイズは 12.3㎜×8.2㎜ 程度

Material

Sterling Silver, High Grade Lone Mountain Turquoise