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CIK005345

Old "Homahtoi" Ichiwo Katsina Doll by 【Larry Hobbs】

Old "Homahtoi" Ichiwo Katsina Doll by 【Larry Hobbs】
38,500 円(税込)
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【HOPI】ホピと【NAVAJO】ナバホの混血(ハーフ)の作家【Larry Hobbs】ラリー・ホブス(1952-2016)によって作られたカチナドール。儀式にほとんど登場することの無い珍しいカチナで、第2メサにおいて『Homahtoi』ハマトイと呼ばれるダンサーカチナであり【Ichiwo Katsina/Angry Katsina】アングリーカチナの一種です。

1990年代~2000年代頃に作られた作品で、とても細かく美しい色彩で着色されており、丁寧な木彫でダンサーらしいポーズに造形されています。そして腰巻に使用されているレザーなど、全て天然素材によって細かな装飾が作り込まれています。
身体やマスクなどは木彫となっており、頭部にはとても細かく彫刻された木製の羽根が飾られています。手にはラトル(ガラガラ)と弓矢を持ち、首には貝殻のついたチョーカーを着けています。珍しいカチナであり、その役割等が不明ですが、ダンサーカチナらしい躍動感とアングルリーカチナ独特の恐ろしくも愛らしい顔を持った作品となっています。


【katsina/Kachina】カチナ/カチーナは、ホピ族において祖先の神聖な霊魂や全ての自然事象を司る精霊のような存在です。信仰の対象としてだけでなく、ホピ族の精神的な中心であり、価値感や生活様式に至るまでの根幹を成すとても大切な神々です。現在でも伝統的な宗教儀式の中で数十種のカチナを見ることが出来ますが、その総数は400種以上ともされています。

アリゾナ州フラッグスタッフのサンフランシスコピーク付近の聖なる山やホピの村に点在する泉などの聖地に住むとされ、毎年2月にはホピメサに来訪し、7月までの約半年間、ホピの人々が生活する乾燥した砂漠地帯に恵みの雨をもたらし、日々の生活をサポートしたり秩序や安寧をもたらすと信じられています。
文字を持たないホピの人々にとっては、儀式においてその伝統的な教訓や精神世界、そして祈りを可視化し後世に伝えるためにも重要な存在になっているようです。

そして、毎年カチナが滞在する間に幾度も行われる儀式/ダンスは、男性がカチナの姿になる仮面儀礼となっています。それらの仮面儀礼を執行することにより人とカチナは一体となります。カチナは受肉し、ダンスによって雨雲を呼び寄せ、世の平安を祈ります。そしてまた、依り代となったダンサーの男性にはカチナの超自然的な力が宿ると考えられています。
儀式/ダンスにおいては、チーフカチナやガードカチナ、ランナーカチナやバードカチナ、さらに人間とカチナの中間的なマッドヘッド等の道化役まで、それぞれ多岐にわたる役割を分担しています。
また、多種のカチナはそれぞれに特徴を持っており、具体的な持ち物やモチーフとなる動物のような特徴以外にも、精神世界の神々であるために言葉で表現できない特徴も併せ持っています。
それらを伝承し後世に伝えているのが、ホピの言葉でTihu(ティフー/ティトゥ)と呼ばれるカチナドールです。

数百年前にはカチナ信仰が始まっていたとされており、カチナドールの誕生は1300年代~1400年代頃と考えられています。その後、カチナダンスで踊り手となった男性が自らが演じたカチナを模ったカチナドールを伝統的な決まりに沿って制作し、娘や孫娘に送るのが慣例となりました。
現在でもホピの女の子は毎年2体のカチナドールを受け取ります。そして、それらは大切に壁に飾られたり、赤子をあやす時にも用いられ、子供たちはカチナの役割や恰好を学んでいきます。

1870年代にアメリカの地理学者で雑誌「ナショナルジオグラフィック」の創刊者でもあるジョン・ウェスリー・パウエルが、ホピ族以外で初めて入手したとされており、1894年には考古学者のウォルター・フュークスによって紹介されたことで広く知られ、工芸品として制作・販売もされるようになっていきました。
基本的に男性が制作することが伝統となっており、分業化されずに一人で全てを作り上げます。コットンウッドの根の部分を使った(現在では色々な木材が使用されています)木彫をベースに、丁寧に着色され毛皮や皮革、羽根、貝殻など様々なマテリアルを用いて装飾されています。

1970年代以降には細部まで緻密で写実的に作られた芸術作品も作られるようになり、素材も天然のものだけではなくなりました。さらに、唯一無二の存在でありその姿の愛らしさと神秘性から世界中で認知される事となり、商業的に量産されるようにもなりました。
現在ではアリゾナ州やニューメキシコ州においても、信仰を持たない他部族によるカチナドールや、海外で量産された模造品が多く流通しています。

ホピ族以外にもズニ族ではコッコと呼ばれる同様の信仰が残っており、他にもラグナ族等、文化的に近い関係にある一部のプエブロ民族では類似した習慣が見られます。
アニミズム思想という意味では、日本の神道や自然崇拝と近い世界観であり、日本人にとって違和感なく理解しやすい信仰や価値観だと思います。

カチナドールはコレクタブルな工芸品、精霊をかたどった人形というだけでなく、ホピ族の継承する思想やメッセージ、祈りを具現化した神聖な化身でもあります。


【Homahtoi Katsina】については、詳細が不明ですが作者の残した記録によるとアングリーカチナであり、ミックスドダンサーカチナと記載が残されています。ホピの有名作家によって作られた同じカチナドールも残されていますが、おそらくズニ族にその源流を持ったカチナではないかと推測されます。


12インチを超える少しだけ大きいカチナで、頭部の羽根飾り等とても迫力のある作品となっています。しかしながら丁寧に作り込まれたカチナドールは、柔らかな存在感を放ち、多くの空間にナチュラルに溶け込みます。
工芸品としてだけでなく、そのスピリッツと共に迎えて頂けることを願っています。


コンディションは大変良好です。古くから営まれているトレーディングポストのショーケースの中で大切に保管されていた物であり、特にダメージ等は見られません。
【HOPI】ホピと【NAVAJO】ナバホの混血(ハーフ)の作家【Larry Hobbs】ラリー・ホブス(1952-2016)によって作られたカチナドール。儀式にほとんど登場することの無い珍しいカチナで、第2メサにおいて『Homahtoi』ハマトイと呼ばれるダンサーカチナであり【Ichiwo Katsina/Angry Katsina】アングリーカチナの一種です。

1990年代~2000年代頃に作られた作品で、とても細かく美しい色彩で着色されており、丁寧な木彫でダンサーらしいポーズに造形されています。そして腰巻に使用されているレザーなど、全て天然素材によって細かな装飾が作り込まれています。
身体やマスクなどは木彫となっており、頭部にはとても細かく彫刻された木製の羽根が飾られています。手にはラトル(ガラガラ)と弓矢を持ち、首には貝殻のついたチョーカーを着けています。珍しいカチナであり、その役割等が不明ですが、ダンサーカチナらしい躍動感とアングルリーカチナ独特の恐ろしくも愛らしい顔を持った作品となっています。


【katsina/Kachina】カチナ/カチーナは、ホピ族において祖先の神聖な霊魂や全ての自然事象を司る精霊のような存在です。信仰の対象としてだけでなく、ホピ族の精神的な中心であり、価値感や生活様式に至るまでの根幹を成すとても大切な神々です。現在でも伝統的な宗教儀式の中で数十種のカチナを見ることが出来ますが、その総数は400種以上ともされています。

アリゾナ州フラッグスタッフのサンフランシスコピーク付近の聖なる山やホピの村に点在する泉などの聖地に住むとされ、毎年2月にはホピメサに来訪し、7月までの約半年間、ホピの人々が生活する乾燥した砂漠地帯に恵みの雨をもたらし、日々の生活をサポートしたり秩序や安寧をもたらすと信じられています。
文字を持たないホピの人々にとっては、儀式においてその伝統的な教訓や精神世界、そして祈りを可視化し後世に伝えるためにも重要な存在になっているようです。

そして、毎年カチナが滞在する間に幾度も行われる儀式/ダンスは、男性がカチナの姿になる仮面儀礼となっています。それらの仮面儀礼を執行することにより人とカチナは一体となります。カチナは受肉し、ダンスによって雨雲を呼び寄せ、世の平安を祈ります。そしてまた、依り代となったダンサーの男性にはカチナの超自然的な力が宿ると考えられています。
儀式/ダンスにおいては、チーフカチナやガードカチナ、ランナーカチナやバードカチナ、さらに人間とカチナの中間的なマッドヘッド等の道化役まで、それぞれ多岐にわたる役割を分担しています。
また、多種のカチナはそれぞれに特徴を持っており、具体的な持ち物やモチーフとなる動物のような特徴以外にも、精神世界の神々であるために言葉で表現できない特徴も併せ持っています。
それらを伝承し後世に伝えているのが、ホピの言葉でTihu(ティフー/ティトゥ)と呼ばれるカチナドールです。

数百年前にはカチナ信仰が始まっていたとされており、カチナドールの誕生は1300年代~1400年代頃と考えられています。その後、カチナダンスで踊り手となった男性が自らが演じたカチナを模ったカチナドールを伝統的な決まりに沿って制作し、娘や孫娘に送るのが慣例となりました。
現在でもホピの女の子は毎年2体のカチナドールを受け取ります。そして、それらは大切に壁に飾られたり、赤子をあやす時にも用いられ、子供たちはカチナの役割や恰好を学んでいきます。

1870年代にアメリカの地理学者で雑誌「ナショナルジオグラフィック」の創刊者でもあるジョン・ウェスリー・パウエルが、ホピ族以外で初めて入手したとされており、1894年には考古学者のウォルター・フュークスによって紹介されたことで広く知られ、工芸品として制作・販売もされるようになっていきました。
基本的に男性が制作することが伝統となっており、分業化されずに一人で全てを作り上げます。コットンウッドの根の部分を使った(現在では色々な木材が使用されています)木彫をベースに、丁寧に着色され毛皮や皮革、羽根、貝殻など様々なマテリアルを用いて装飾されています。

1970年代以降には細部まで緻密で写実的に作られた芸術作品も作られるようになり、素材も天然のものだけではなくなりました。さらに、唯一無二の存在でありその姿の愛らしさと神秘性から世界中で認知される事となり、商業的に量産されるようにもなりました。
現在ではアリゾナ州やニューメキシコ州においても、信仰を持たない他部族によるカチナドールや、海外で量産された模造品が多く流通しています。

ホピ族以外にもズニ族ではコッコと呼ばれる同様の信仰が残っており、他にもラグナ族等、文化的に近い関係にある一部のプエブロ民族では類似した習慣が見られます。
アニミズム思想という意味では、日本の神道や自然崇拝と近い世界観であり、日本人にとって違和感なく理解しやすい信仰や価値観だと思います。

カチナドールはコレクタブルな工芸品、精霊をかたどった人形というだけでなく、ホピ族の継承する思想やメッセージ、祈りを具現化した神聖な化身でもあります。


【Homahtoi Katsina】については、詳細が不明ですが作者の残した記録によるとアングリーカチナであり、ミックスドダンサーカチナと記載が残されています。ホピの有名作家によって作られた同じカチナドールも残されていますが、おそらくズニ族にその源流を持ったカチナではないかと推測されます。


12インチを超える少しだけ大きいカチナで、頭部の羽根飾り等とても迫力のある作品となっています。しかしながら丁寧に作り込まれたカチナドールは、柔らかな存在感を放ち、多くの空間にナチュラルに溶け込みます。
工芸品としてだけでなく、そのスピリッツと共に迎えて頂けることを願っています。


コンディションは大変良好です。古くから営まれているトレーディングポストのショーケースの中で大切に保管されていた物であり、特にダメージ等は見られません。
Size

高さ 約31.5㎝   横幅(最大) 約19.0㎝   奥行 約9.0㎝

Material

Wood, Leather, Shell, Feather, Wool