ITEM CODE:
JBF004753

Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff c.1925~

Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff c.1925~
61,200 円(税込)
61,200 円(税込)
Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
  • Atq Cross Stamped T-bird Applique Ingot Silver Cuff  c.1925~
【PUEBLO】プエブロか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、クロスが刻印された大きなサンダーバードアップリケがメインに構成された作品で、多くのツーリストアイテムのデザインソースになったオリジナル作品であり、スペシャリティと独自性を持ったハンドメイドのアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代~1940年代に作られた作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は、フロント部分が鏨を使い3本に割り開かれています。このようなディテールは『スプリットバンド』と呼ばれ、ナバホの伝統的なスタイルの一つ。そのバンドは比較的薄く仕上げられていますが、そこに手作業のカッティングワークによって切り出された少し大きなサンダーバードのアップリケが施されてリ、そのサンダーバードの中央には珍しいクロスモチーフの刻印が刻まれており、羽や顔の細かな部分もスタンプワークによって描き出されています。
それらの構成や本作の様なデザインは、ツーリストジュエリーにおいて定番となっていますが、本作がそれらのデザインソースの一つであり「オリジナル」ピースです。作者の突出したセンスを感じさせ、特にサイド~ターミナルに刻まれているスタンプ(鏨)ツールは、一つ一つが非常に細かな文様を刻む高い質を誇り、アンティーク作品独特のクオリティーとなっています。


本作も20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる作品の一つと思われます。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、サイド~ターミナルに刻まれているスタンプ(鏨)ツールのデザインと質等により、おそらく【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミスの作品ではないかと推測されます。
また当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化を導入し、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインをはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や、本作と同様と推測される【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られた作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品も、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーがデザインソースとしたオリジナル作品の一つです。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


本作もサンダーバードモチーフでツーリストジュエリーのキャッチーな印象を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感と少し粗暴な表情、そしてハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

伝統的でプリミティブな技術で作り上げられており、クラシックなシェイプや全体に隙間なく施されたスタンプによって、ナチュラルでさり気なく馴染みやすい表情が与えられています。また、アイコニックでキャッチーなモチーフやデザインは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、スタイルにアクセントと奥行きをもたらすことが出来るビンテージ独特の作品です。
また、シルバーのみで構成され、渋いシルバーの質感は派手さは持っていませんが独特の味わいと深淵な奥行きを感じさせるハイエンドなピース。素朴で無駄のない秀逸なデザインは、多くスタイルにもフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。

特別なクオリティと唯一無二の希少性を持つアンティーク/ビンテージツーリストジュエリーであり、史料価値も高く貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーにはクスミや細かなキズやハンドメイドによる造形特有の僅かな制作上のムラ等は見られますが、使用による摩耗等はほとんど感じられずダメージも見られません。
【PUEBLO】プエブロか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、クロスが刻印された大きなサンダーバードアップリケがメインに構成された作品で、多くのツーリストアイテムのデザインソースになったオリジナル作品であり、スペシャリティと独自性を持ったハンドメイドのアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代~1940年代に作られた作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は、フロント部分が鏨を使い3本に割り開かれています。このようなディテールは『スプリットバンド』と呼ばれ、ナバホの伝統的なスタイルの一つ。そのバンドは比較的薄く仕上げられていますが、そこに手作業のカッティングワークによって切り出された少し大きなサンダーバードのアップリケが施されてリ、そのサンダーバードの中央には珍しいクロスモチーフの刻印が刻まれており、羽や顔の細かな部分もスタンプワークによって描き出されています。
それらの構成や本作の様なデザインは、ツーリストジュエリーにおいて定番となっていますが、本作がそれらのデザインソースの一つであり「オリジナル」ピースです。作者の突出したセンスを感じさせ、特にサイド~ターミナルに刻まれているスタンプ(鏨)ツールは、一つ一つが非常に細かな文様を刻む高い質を誇り、アンティーク作品独特のクオリティーとなっています。


本作も20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる作品の一つと思われます。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、サイド~ターミナルに刻まれているスタンプ(鏨)ツールのデザインと質等により、おそらく【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミスの作品ではないかと推測されます。
また当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化を導入し、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインをはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や、本作と同様と推測される【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られた作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品も、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーがデザインソースとしたオリジナル作品の一つです。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


本作もサンダーバードモチーフでツーリストジュエリーのキャッチーな印象を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感と少し粗暴な表情、そしてハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

伝統的でプリミティブな技術で作り上げられており、クラシックなシェイプや全体に隙間なく施されたスタンプによって、ナチュラルでさり気なく馴染みやすい表情が与えられています。また、アイコニックでキャッチーなモチーフやデザインは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、スタイルにアクセントと奥行きをもたらすことが出来るビンテージ独特の作品です。
また、シルバーのみで構成され、渋いシルバーの質感は派手さは持っていませんが独特の味わいと深淵な奥行きを感じさせるハイエンドなピース。素朴で無駄のない秀逸なデザインは、多くスタイルにもフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。

特別なクオリティと唯一無二の希少性を持つアンティーク/ビンテージツーリストジュエリーであり、史料価値も高く貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーにはクスミや細かなキズやハンドメイドによる造形特有の僅かな制作上のムラ等は見られますが、使用による摩耗等はほとんど感じられずダメージも見られません。
Size

メンズサイズ M - L 程度。
レディースサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約59.7㎜    正面幅(高さ) 約21.4㎜
内周 約140㎜    開口部 約25㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。M以上、XLサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約19.4g