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JPZ011738

【Dan Simplicio】 Vtg Coral & Turquoise Pin & Pendant c.1950~

【Dan Simplicio】 Vtg Coral & Turquoise Pin & Pendant c.1950~
77,000 円(税込)
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【ZUNI】ズ二の偉大な作家【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)によって制作されたと思われる作品。ナチュラルなシェイプが活かされた大変美しいレッドコーラル(珊瑚)がメインに構成された同作者の代表的な造形スタイルを持つピースで、ピンブローチとしてもペンダントトップとしても使用可能な作品となっています。

1950年代~1960年代の作品と推測され、非常にクリエイティブで独自性の強い作品を多く生み出したDan Simplicioの作品群の中でも当時から高い評価を受け、同作者のアイデンティティを宿す造形スタイルの作品です。
中央に大きなリーフデザインを置き、ターコイズと2つのコーラルを躍動的に配しています。そして、小さなコンチョパーツやリーフのアップリケによってそれらを巧みに繋ぎ合わせており、土台となっているベースは丁寧にカッティングされることで、それらの間には大きく空間が設けられています。手間の掛かるディテールですが、それらの空間によってダイナミックで立体的な造形でありながら洋服等にとても馴染みやすくなっています。また、同作者が生み出したとされるディテールであるナチュラルなシェイプを生かしたラフカットコーラル/珊瑚が華やかな表情を与えるアクセントとなっています。石のベゼル(覆輪)もハンドカットによるノッチドベゼルとなっており、細部まで流麗で有機的な造形にフィットするように手の込んだシルバーワークによって構成されています。
コーラルによる華やかさとインディアンジュエリーらしい素朴でナチュラルな質感を併せ持ち、ラフでありながら繊細な表情という二面性を感じさせる作品に仕上げられています。

セットされた美しいレッドコーラル/赤珊瑚はイタリア産か東南アジア産と思われ、『Oxblood Coral』等と呼ばれる「牛の血」のように赤いハイグレードコーラルです。少しオレンジよりの色相を持ったコーラルと比べ貴重であり、高い市場価値を誇ります。また、天然石特有の僅かな凹凸が見られますが、経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。

作者を特定できるホールマーク等が見らない為、Dan Simplicioの息子である【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオ(1937-1976)や、【Carmelita Simplicio】カルメリタ・シンプリシオ(1939-)の作品である可能性が少し残りますが、ホールマークが入らない事やシルバーワークの細かなディテール、パッチワークに見られるリーフモチーフのスタンプ/鏨などからDan Simplicio/ダン・シンプリシオ自身の作品と推測されます。


【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオは、ズニ族/ZUNIの中でも最も著名な作家の一人であり、1930年代後半から台頭する安価なズニスタイルジュエリーを量産するメーカーに対抗し、非常に多くの技術を習得することで突出したオリジナリティを持つ作品を多く残した偉大な人物です。こちらの作品のようにカボションカットせずに自然な形を生かしたラフカットのコーラル(珊瑚)等を最初に用いた作家として知られ、非常に多くのスタイルや技術を生み出した人物。【Leekya Deyuse】(1889-1966)や【Leo Poblano】(1905-1959)等との共作のピースも残されています。
1917年、ニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、叔父にはズニ族において記録が残る作家として最初期の一人と言われる【Juan de Dios】ファン・デ・ディオス(1882-1940)を持ち、とても若い時期からシルバースミスとしての技術を教わったようです。
前述の【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオの証言によれば、第二次世界大戦中にはフランス・ドイツ・イタリアに従軍し、その時に目にした彫刻などの影響を受け、インディアンジュエリーとしては新しい植物等のモチーフや蛇等のモチーフを用いた複雑で有機的な造形を生み出したとされています。それらは当時、非常に独創的であり現代においてはズニのトラディッショナルなスタイルとなっていますが、1930年代~50年代に彼が生み出した功績は計り知れません。 1975年に行われたC. G. Wallaceコレクションのオークションでは氏の作品が50点以上が出品され、とても多くの作品がC. G. Wallaceに個人コレクションされていたことがわかります。
また、甥には【Juan Calavaza】がおり、その妻であり日本においても高名な【Effie Calavaza】もDan Simplicioの創作に強い影響を受けた作家です。


重厚でクラシックな印象も持っていますが、ビンテージインディアンジュエリーらしい素朴な雰囲気とDan Simplicio独特の世界観を強く宿した作品です。抽象的でアーティなデザインは絵画的な存在感を醸しますが、同時にズニジュエリー特有の有機的で柔らかな質感を持っています。
またそのボリューム感と、奥行きのあるレッドコーラルの色彩はスタイルの特別なアクセントになってくれると思われます。

【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオと言う偉大な作家の美意識と技術が凝縮され、技術力や突出した造形センスを感じ取ることができる作品。日本において高い認知度を誇る作家ではありませんが、インディアンジュエリーの歴史においてはその発展に大きく貢献した偉人であり、大変コレクタブルなアートピースの一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、僅かな使用感が見られシルバーのクスミ等がありますが、ダメージは無くとても良好な状態を保っています。
【ZUNI】ズ二の偉大な作家【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)によって制作されたと思われる作品。ナチュラルなシェイプが活かされた大変美しいレッドコーラル(珊瑚)がメインに構成された同作者の代表的な造形スタイルを持つピースで、ピンブローチとしてもペンダントトップとしても使用可能な作品となっています。

1950年代~1960年代の作品と推測され、非常にクリエイティブで独自性の強い作品を多く生み出したDan Simplicioの作品群の中でも当時から高い評価を受け、同作者のアイデンティティを宿す造形スタイルの作品です。
中央に大きなリーフデザインを置き、ターコイズと2つのコーラルを躍動的に配しています。そして、小さなコンチョパーツやリーフのアップリケによってそれらを巧みに繋ぎ合わせており、土台となっているベースは丁寧にカッティングされることで、それらの間には大きく空間が設けられています。手間の掛かるディテールですが、それらの空間によってダイナミックで立体的な造形でありながら洋服等にとても馴染みやすくなっています。また、同作者が生み出したとされるディテールであるナチュラルなシェイプを生かしたラフカットコーラル/珊瑚が華やかな表情を与えるアクセントとなっています。石のベゼル(覆輪)もハンドカットによるノッチドベゼルとなっており、細部まで流麗で有機的な造形にフィットするように手の込んだシルバーワークによって構成されています。
コーラルによる華やかさとインディアンジュエリーらしい素朴でナチュラルな質感を併せ持ち、ラフでありながら繊細な表情という二面性を感じさせる作品に仕上げられています。

セットされた美しいレッドコーラル/赤珊瑚はイタリア産か東南アジア産と思われ、『Oxblood Coral』等と呼ばれる「牛の血」のように赤いハイグレードコーラルです。少しオレンジよりの色相を持ったコーラルと比べ貴重であり、高い市場価値を誇ります。また、天然石特有の僅かな凹凸が見られますが、経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。

作者を特定できるホールマーク等が見らない為、Dan Simplicioの息子である【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオ(1937-1976)や、【Carmelita Simplicio】カルメリタ・シンプリシオ(1939-)の作品である可能性が少し残りますが、ホールマークが入らない事やシルバーワークの細かなディテール、パッチワークに見られるリーフモチーフのスタンプ/鏨などからDan Simplicio/ダン・シンプリシオ自身の作品と推測されます。


【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオは、ズニ族/ZUNIの中でも最も著名な作家の一人であり、1930年代後半から台頭する安価なズニスタイルジュエリーを量産するメーカーに対抗し、非常に多くの技術を習得することで突出したオリジナリティを持つ作品を多く残した偉大な人物です。こちらの作品のようにカボションカットせずに自然な形を生かしたラフカットのコーラル(珊瑚)等を最初に用いた作家として知られ、非常に多くのスタイルや技術を生み出した人物。【Leekya Deyuse】(1889-1966)や【Leo Poblano】(1905-1959)等との共作のピースも残されています。
1917年、ニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、叔父にはズニ族において記録が残る作家として最初期の一人と言われる【Juan de Dios】ファン・デ・ディオス(1882-1940)を持ち、とても若い時期からシルバースミスとしての技術を教わったようです。
前述の【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオの証言によれば、第二次世界大戦中にはフランス・ドイツ・イタリアに従軍し、その時に目にした彫刻などの影響を受け、インディアンジュエリーとしては新しい植物等のモチーフや蛇等のモチーフを用いた複雑で有機的な造形を生み出したとされています。それらは当時、非常に独創的であり現代においてはズニのトラディッショナルなスタイルとなっていますが、1930年代~50年代に彼が生み出した功績は計り知れません。 1975年に行われたC. G. Wallaceコレクションのオークションでは氏の作品が50点以上が出品され、とても多くの作品がC. G. Wallaceに個人コレクションされていたことがわかります。
また、甥には【Juan Calavaza】がおり、その妻であり日本においても高名な【Effie Calavaza】もDan Simplicioの創作に強い影響を受けた作家です。


重厚でクラシックな印象も持っていますが、ビンテージインディアンジュエリーらしい素朴な雰囲気とDan Simplicio独特の世界観を強く宿した作品です。抽象的でアーティなデザインは絵画的な存在感を醸しますが、同時にズニジュエリー特有の有機的で柔らかな質感を持っています。
またそのボリューム感と、奥行きのあるレッドコーラルの色彩はスタイルの特別なアクセントになってくれると思われます。

【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオと言う偉大な作家の美意識と技術が凝縮され、技術力や突出した造形センスを感じ取ることができる作品。日本において高い認知度を誇る作家ではありませんが、インディアンジュエリーの歴史においてはその発展に大きく貢献した偉人であり、大変コレクタブルなアートピースの一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、僅かな使用感が見られシルバーのクスミ等がありますが、ダメージは無くとても良好な状態を保っています。
Size

縦 約6.3㎝  横 約4.5㎝

Material

Silver, Coral, Turquoise