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JRO004689

【Ambrose Lincoln】 Navajo Casted "Yei" Naja Necklace c.1960~

【Ambrose Lincoln】 Navajo Casted "Yei" Naja Necklace c.1960~
248,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) を兄に持つ作家【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)の作品で、サンドキャスト(砂型鋳物)によってナバホ族の精霊【Yei】イェイのモチーフがナジャネックレスとして表現されたアンティーク/ビンテージネックレスです。

1950年代末頃~1970年代前半頃までの作品と思われ、ハンドメイドのシルバービーズネックレスをベースに、サンドキャストによって成形されたナジャシェイプのイェイがセンターと左右の13カ所に配されています。またそのイェイは、5つの異なったサイズが下に向けて大きくなるように造形されています。さらにスタンプワークによって細部が描き出されており、それぞれ少しずつ違う可愛い表情を持ったイェイの連続した造形は、どこか楽しく味わい深い奥行きを与えています。
ベースとなっているベンチメイドのシルバービーズもすべて古い製法と技術で作られており、確かな技術と高いセンスを感じることのできる作品です。現在では限られた作家しか作らないベンチメイド(ハンドメイド)のビーズは、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられており、コンチョを作るような手法で半球体を制作し、それら二つをロウ付けすることでビーズに成形しています。そのため、その形状や大きさは不均一ですが、独特の味わいが感じられます。また、イェイが施されているフロント部分は2連に構成されており、安定感のある造形に仕上げられています。

またこちらのアンブローズ・リンカーンが生み出したとされているイェイとナジャを組み合わせた独特のモチーフは、後世のシルバースミスによって受け継がれました。本作以外にも多くの作家に影響を与えサンプリングされた同作者の作品群の中でも傑作の一つといえるピースです。


【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーンは、Ambrose Roanhorseの11歳ほど年下の弟ですが、近年まで同一人物と考えられており、最近の研究により別人であることが判明しました。二人の間にはホワイト・ホーガンショップに所属し多くの作品を残した【Sam Roanhose】サム・ローアンホース(1916-1983)がいます。
アンブローズ・リンカーンは1939年頃にFort Wingate Indian Schoolを卒業し、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postに所属していたようです。やはりAmbrose Roanhorseの影響を強く受けたと思われる作品が多く残っていますが、ズ二のジュエリーをメインに扱うトレーダーであるC. G. Wallace Trading Postに所属していた影響を感じるインレイワークやモチーフの作品も散見されます。また、こちらの様なサンドキャストによって成形された作品も多く見られ、そのキャストによる造形のエッジの処理や仕上げなどは、非常に完成された技術を感じさせます。
1942年にはSanta Fe Indian Schoolで彫金クラスの講師を務めており、これは1931年~1939年まで兄であるアンブローズ・ローアンホースが務めていた後に続くキャリアとなっています。
ホールマーク(作者のサイン)は、こちらの作品にも刻印されているキーストーンに『A』の刻印を用いており、やはりホールマークの刻印されたピースは多く残っていません。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースはナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き、その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。
1937年には、『U.S.NAVAJO』のホールマークであ知られる【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の責任者を務め、1941年頃には、【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)ナバホギルドを起ち上げ、代表に就任しています。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイやホピの巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


【Yei】や【Yei-be-chai】は、ナバホ独特の精霊・神様で、今も儀式や砂絵で見ることが出来る大変重要な存在です。自然現象を司り、病を治すヒーリング・セレモニー(儀式)ではメディスンマンが床に砂絵で描く図柄がイェイです。ダンサーであったり卍スワスティカを描いて登場することもあります。Yei-be-chaiは、イェイの仮面をつけて踊る人間の事を表しています。


【Naja】ナジャは、馬蹄を起源に持つデザインですが、インディアンアートにおいては子宮を表す造形として用いられ、大地や自然と子孫繁栄、それに女性を称賛する意味合いが込められているそうです。


本作では、アンブローズ・リンカーンのオリジナルデザインであるイェイとナジャがキャストによる造形で一体化したスペシャリティのあるデザインがメインとなっており、伝統的な技術と素晴らしい造形美が堪能できる作品です。
古くからの製法を守ることでインディアンジュエリーらしいプリミティブで武骨な表情も感じさせますが、強い独創性と圧倒的な造形センスによりとても洗練された印象に仕上げられています。

また、その高い完成度とシルバーのみで構成されたソリッドな質感は、迫力のあるサイズ感ながら性別を問わず使いやすく、身に付けると多くのスタイルによく馴染み、着用者の気分を高揚させることのできる『力』のある作品です。

アンブローズ・リンカーンという作者のオリジナリティと技術力を宿し、アートピースとしても美しく、ウェアラブルアートとしても高く評価できる作品。高い史料価値を有し、大変コレクタブルな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミや小キズ、ハンドメイドによる造形特有の僅かな制作上のムラが見られますが、ダメージのないとても良好なコンディションです。
【NAVAJO】ナバホの大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) を兄に持つ作家【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)の作品で、サンドキャスト(砂型鋳物)によってナバホ族の精霊【Yei】イェイのモチーフがナジャネックレスとして表現されたアンティーク/ビンテージネックレスです。

1950年代末頃~1970年代前半頃までの作品と思われ、ハンドメイドのシルバービーズネックレスをベースに、サンドキャストによって成形されたナジャシェイプのイェイがセンターと左右の13カ所に配されています。またそのイェイは、5つの異なったサイズが下に向けて大きくなるように造形されています。さらにスタンプワークによって細部が描き出されており、それぞれ少しずつ違う可愛い表情を持ったイェイの連続した造形は、どこか楽しく味わい深い奥行きを与えています。
ベースとなっているベンチメイドのシルバービーズもすべて古い製法と技術で作られており、確かな技術と高いセンスを感じることのできる作品です。現在では限られた作家しか作らないベンチメイド(ハンドメイド)のビーズは、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられており、コンチョを作るような手法で半球体を制作し、それら二つをロウ付けすることでビーズに成形しています。そのため、その形状や大きさは不均一ですが、独特の味わいが感じられます。また、イェイが施されているフロント部分は2連に構成されており、安定感のある造形に仕上げられています。

またこちらのアンブローズ・リンカーンが生み出したとされているイェイとナジャを組み合わせた独特のモチーフは、後世のシルバースミスによって受け継がれました。本作以外にも多くの作家に影響を与えサンプリングされた同作者の作品群の中でも傑作の一つといえるピースです。


【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーンは、Ambrose Roanhorseの11歳ほど年下の弟ですが、近年まで同一人物と考えられており、最近の研究により別人であることが判明しました。二人の間にはホワイト・ホーガンショップに所属し多くの作品を残した【Sam Roanhose】サム・ローアンホース(1916-1983)がいます。
アンブローズ・リンカーンは1939年頃にFort Wingate Indian Schoolを卒業し、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postに所属していたようです。やはりAmbrose Roanhorseの影響を強く受けたと思われる作品が多く残っていますが、ズ二のジュエリーをメインに扱うトレーダーであるC. G. Wallace Trading Postに所属していた影響を感じるインレイワークやモチーフの作品も散見されます。また、こちらの様なサンドキャストによって成形された作品も多く見られ、そのキャストによる造形のエッジの処理や仕上げなどは、非常に完成された技術を感じさせます。
1942年にはSanta Fe Indian Schoolで彫金クラスの講師を務めており、これは1931年~1939年まで兄であるアンブローズ・ローアンホースが務めていた後に続くキャリアとなっています。
ホールマーク(作者のサイン)は、こちらの作品にも刻印されているキーストーンに『A』の刻印を用いており、やはりホールマークの刻印されたピースは多く残っていません。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースはナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き、その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。
1937年には、『U.S.NAVAJO』のホールマークであ知られる【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の責任者を務め、1941年頃には、【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)ナバホギルドを起ち上げ、代表に就任しています。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイやホピの巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


【Yei】や【Yei-be-chai】は、ナバホ独特の精霊・神様で、今も儀式や砂絵で見ることが出来る大変重要な存在です。自然現象を司り、病を治すヒーリング・セレモニー(儀式)ではメディスンマンが床に砂絵で描く図柄がイェイです。ダンサーであったり卍スワスティカを描いて登場することもあります。Yei-be-chaiは、イェイの仮面をつけて踊る人間の事を表しています。


【Naja】ナジャは、馬蹄を起源に持つデザインですが、インディアンアートにおいては子宮を表す造形として用いられ、大地や自然と子孫繁栄、それに女性を称賛する意味合いが込められているそうです。


本作では、アンブローズ・リンカーンのオリジナルデザインであるイェイとナジャがキャストによる造形で一体化したスペシャリティのあるデザインがメインとなっており、伝統的な技術と素晴らしい造形美が堪能できる作品です。
古くからの製法を守ることでインディアンジュエリーらしいプリミティブで武骨な表情も感じさせますが、強い独創性と圧倒的な造形センスによりとても洗練された印象に仕上げられています。

また、その高い完成度とシルバーのみで構成されたソリッドな質感は、迫力のあるサイズ感ながら性別を問わず使いやすく、身に付けると多くのスタイルによく馴染み、着用者の気分を高揚させることのできる『力』のある作品です。

アンブローズ・リンカーンという作者のオリジナリティと技術力を宿し、アートピースとしても美しく、ウェアラブルアートとしても高く評価できる作品。高い史料価値を有し、大変コレクタブルな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミや小キズ、ハンドメイドによる造形特有の僅かな制作上のムラが見られますが、ダメージのないとても良好なコンディションです。
Size

ナジャトップ(センター) 実寸   縦 約6.2㎝   横 約5.0㎝ 
ネックレス 全長 約73.0㎝程度

Material

Silver