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JRH004641

【Ralph Tawangyaouma】Hopi Atq PetrifiedWood Men's Ring c.1940

【Ralph Tawangyaouma】Hopi Atq PetrifiedWood Men's Ring c.1940
77,000 円(税込)
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【Ralph Tawangyaouma】Hopi Atq PetrifiedWood Men's Ring c.1940
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【Hopi】ホピの偉大な作家である【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)によって作られたと推測される作品で、ボリュームがありブラック~ダークグレーを基調としたシックで落ち着いた印象の【Petrified Wood】ペトリファイドウッド(木の化石)がマウントされたメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

1930年代~1940年代頃に制作されたと思われるピースで、下記リンクのバングルと全く同一のスタンプ(鏨)ツールが使用されていることから、作者を推測しています。Ralph Tawangyaoumaがスタンプツールを他者と共有していた可能性は低く、高い確率で同作者による作品であることが判断できます。
ITEM CODE: JBH004789
【Ralph Tawangyaouma】Hopi Stamp & Repoused Wide Cuff c.1935~


まだナバホジュエリーと差異のない伝統的な技術・技法によって作られた作品で、おそらくインゴットシルバー(銀塊)より成形された重厚なシャンク(地金)は、サイドからフロントに向けて幅が広く造形されており、ボリューム感のあるフェイス部分と自然な繋がりが作られています。そして、フェイスには大きくカボションカットされた妖艶なペトリファイドウッドがマウントされており、そのベゼル(覆輪)はハンドメイドのノッチドベゼルとなっています。特徴となるようなディテールではありませんが、リングのシャンクと大きくカットされた石が綺麗にフィットするようにベゼルの厚みを変えて造形されており、さり気なくも作者の高い技量を示すディテールとなっています。さらに、ベゼルとシャンクとの間には細いツイステッドワイヤーをさらにツイストすることで作られた複雑な表情を持ったワイヤーワークが施されており、これもRalph Tawangyaoumaらしい造形となっています。
サイドには力強いスタンプワークが刻まれていますが、それらのスタンプ(鏨)ツール自体も非常に細かな仕事による高い完成度を持ち、アンティーク作品特有のクオリティーとなっています。また、リーフ(タバコの葉)を表す有機的なモチーフのスタンプには、農耕民族であるホピ特有の美意識や価値観が宿っているようです。


【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマは、1894年にアリゾナ州北部のオライビに生まれ、クラン(母系の氏族を表す動物)はヤングコーン。少年時代である1906年の【The Oraibi split】オライビ スプリットによってさらに北部であるホートビラ=バカビに移住しています。
※【The Oraibi split】オライビ スプリットとは、1800年代後半からスペイン人の入植と共に宣教師がホピ族の村であったオライビにも布教を進め、政府の介入によりホピの子供たちに学校教育を強要しようとします。1906年、それらアメリカ政府の方針に従った住民と、反対した住民が対立・分裂してしまった出来事。その後、反対派住民の多くはオライビを追われ、当時は何もなかったホートビラ=バカビに移り苦難の末に定住しました。

1906年前後という氏がまだ10代前半のころにはすでにシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせていたとされています。1930年代~1950年代にかけては、【VAUGHN'S INDIAN STORE】ヴァーンズインディアンストアや【Fred Wilson's Indian Trading Post】フレッド・ウィルソンズ インディアントレーディングポストに所属し多くの傑作を残しており、Vaughn's Indian Storeでは、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)とも同時期に在籍しており、それぞれにナバホの伝統的なスタイルをベースに強い独自性を持った作品を生み出しています。その時期に彼らが互いに影響しあうことで生まれた技術やデザインには、現在ではトラディショナルなスタイルとして残るものも多く存在すると思われます。
特にラルフ・タワンギャウマは、一つの作品において異なった技法を組み合わせたり、ホピ独特のモチーフをジュエリーに多く取り入れ、その後生まれるオーバーレイ技法によるホピの特徴的なジュエリーにも多大な影響を与えているようです。また、その多岐にわたるジュエリーに関する技術は、ホピの職人ではとても珍しいインレイワークにもおよび、独特なツイステッドワイヤーや繊細なワイヤーワーク等、非常に卓越した技術によって多くの造形スタイルを実践・確立していました。

1964年には自身が育った故郷であるホートビラに戻りますが、ジュエリーの制作は少しづつ継続していたようです。そして1972年11月に亡くなられています。
本作ではホールマーク(サイン)の刻印は見られませんが、同作者のホールマークは、『サンダークラウド』(レインクラウド/雨雲にサンダー/稲妻)のデザインで、HOPIの頭文字『H』と共に刻印されているものが多く見つかっています。ホピのシルバースミスとしては、最も早くホールマークを使用した作家だとされています。


【Petrified Wood】ペトリファイドウッドは、日本語では『珪化木』と言う<木>が化石化したものです。 これらの化石はインディアン居留地であるアリゾナ北部~ニューメキシコ西部の砂漠地帯から多く産出され、古くからジュエリーに用いられています。
おおよそ2億5000万年前の木々が地中に埋もれ、地下水のケイ素成分が浸透し樹木の組織が残ったまま化石化したものです。 木が持っていた組織の違いによって多くのバリエーションが存在し、ブラウンをベースにオレンジやグレーのものが多く見られますが、レインボーカラーと呼ばれるマルチカラーのものや、こちらの様に強いブラックやパープル、クウォーツ(水晶)で構成されたものも見られます。 また、その表情が異星の景色のように見えることから、【Agate】アゲート等を含め、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。
インディアンジュエリーの歴史においては、コーラルやスパイニーオイスター、ラピスラズリなどと共にターコイズに次いで用いられることの多い石であり、特に第二次世界大戦中にはターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したため、ターコイズに代わって多く用いられました。


こちらの作品にセットされたペトリファイドウッドもインディアン居留地に近い場所で産出したものと思われ、アリゾナやニューメキシコ産らしい強く深いブラックやダークグレーで構成され、一部にオレンジ等が入ります。また、グレーの部分はクウォーツ(水晶)を含み強い透明感を持っています。
ターコイズの様な派手さはありませんが、近くで見ると抽象画の様にも見え、有機物であったことを感じさせる模様が形成されています。こちらの様にブラックをベースにした石はブラウンベースに比べると珍しく、シックで神秘的な美しさを持っています。

ターコイズとは異なる独特な存在感と他に類を見ない新鮮な印象を生み出すペトリファイドウッドを用いた作品は、古くから使われる素材でありながらビンテージインディアンジュエリーの新しい側面とも感じられ、当店では注力してご紹介しています。


そんなペトリファイドウッドをメインとしながら重厚で丁寧なシルバーワークによって形作られており、石の持つ神秘的な雰囲気とアンティークインディアンジュエリー特有の魅力を兼ね備えたリングとなっています。

また、男性の手にも映える存在感とボリュームを持つ作品ですが、グレー×ブラックベースの石はとてもシックで落ち着いた印象を作り、木を構成していた組織による有機的でナチュラルな表情もアーシーで渋い雰囲気を生み出しています。その為、存在感はありますが季節やシーンを問わず、モードなスタイルにもフィットする作品となっているようです。

伝統的でオーセンティックな技術で作り上げられたリングですが、強い独自性と突出した造形センスを感じさせ、精巧で質実剛健なシルバーワークは高い技術を持ったRalph Tawangyaoumaならではのクオリティです。
それは、他に類似するもののないデザイン/造形とクオリティーとなっており、アンティーク作品における最高峰の一つ。その独創性や完成されたシルバーワークは、アートピースとしても高く評価できる作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用によって全体に多少の摩耗が見られ、シャンク内側にはサイズ直しの痕跡と思われるロウ付け跡が見られます。その他、目立ったダメージは無くご着用に不安のない状態です。
ペトリファイドウッドも長い年月を経ていながら、艶もありクラック等は見られません。
【Hopi】ホピの偉大な作家である【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)によって作られたと推測される作品で、ボリュームがありブラック~ダークグレーを基調としたシックで落ち着いた印象の【Petrified Wood】ペトリファイドウッド(木の化石)がマウントされたメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

1930年代~1940年代頃に制作されたと思われるピースで、下記リンクのバングルと全く同一のスタンプ(鏨)ツールが使用されていることから、作者を推測しています。Ralph Tawangyaoumaがスタンプツールを他者と共有していた可能性は低く、高い確率で同作者による作品であることが判断できます。
ITEM CODE: JBH004789
【Ralph Tawangyaouma】Hopi Stamp & Repoused Wide Cuff c.1935~


まだナバホジュエリーと差異のない伝統的な技術・技法によって作られた作品で、おそらくインゴットシルバー(銀塊)より成形された重厚なシャンク(地金)は、サイドからフロントに向けて幅が広く造形されており、ボリューム感のあるフェイス部分と自然な繋がりが作られています。そして、フェイスには大きくカボションカットされた妖艶なペトリファイドウッドがマウントされており、そのベゼル(覆輪)はハンドメイドのノッチドベゼルとなっています。特徴となるようなディテールではありませんが、リングのシャンクと大きくカットされた石が綺麗にフィットするようにベゼルの厚みを変えて造形されており、さり気なくも作者の高い技量を示すディテールとなっています。さらに、ベゼルとシャンクとの間には細いツイステッドワイヤーをさらにツイストすることで作られた複雑な表情を持ったワイヤーワークが施されており、これもRalph Tawangyaoumaらしい造形となっています。
サイドには力強いスタンプワークが刻まれていますが、それらのスタンプ(鏨)ツール自体も非常に細かな仕事による高い完成度を持ち、アンティーク作品特有のクオリティーとなっています。また、リーフ(タバコの葉)を表す有機的なモチーフのスタンプには、農耕民族であるホピ特有の美意識や価値観が宿っているようです。


【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマは、1894年にアリゾナ州北部のオライビに生まれ、クラン(母系の氏族を表す動物)はヤングコーン。少年時代である1906年の【The Oraibi split】オライビ スプリットによってさらに北部であるホートビラ=バカビに移住しています。
※【The Oraibi split】オライビ スプリットとは、1800年代後半からスペイン人の入植と共に宣教師がホピ族の村であったオライビにも布教を進め、政府の介入によりホピの子供たちに学校教育を強要しようとします。1906年、それらアメリカ政府の方針に従った住民と、反対した住民が対立・分裂してしまった出来事。その後、反対派住民の多くはオライビを追われ、当時は何もなかったホートビラ=バカビに移り苦難の末に定住しました。

1906年前後という氏がまだ10代前半のころにはすでにシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせていたとされています。1930年代~1950年代にかけては、【VAUGHN'S INDIAN STORE】ヴァーンズインディアンストアや【Fred Wilson's Indian Trading Post】フレッド・ウィルソンズ インディアントレーディングポストに所属し多くの傑作を残しており、Vaughn's Indian Storeでは、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)とも同時期に在籍しており、それぞれにナバホの伝統的なスタイルをベースに強い独自性を持った作品を生み出しています。その時期に彼らが互いに影響しあうことで生まれた技術やデザインには、現在ではトラディショナルなスタイルとして残るものも多く存在すると思われます。
特にラルフ・タワンギャウマは、一つの作品において異なった技法を組み合わせたり、ホピ独特のモチーフをジュエリーに多く取り入れ、その後生まれるオーバーレイ技法によるホピの特徴的なジュエリーにも多大な影響を与えているようです。また、その多岐にわたるジュエリーに関する技術は、ホピの職人ではとても珍しいインレイワークにもおよび、独特なツイステッドワイヤーや繊細なワイヤーワーク等、非常に卓越した技術によって多くの造形スタイルを実践・確立していました。

1964年には自身が育った故郷であるホートビラに戻りますが、ジュエリーの制作は少しづつ継続していたようです。そして1972年11月に亡くなられています。
本作ではホールマーク(サイン)の刻印は見られませんが、同作者のホールマークは、『サンダークラウド』(レインクラウド/雨雲にサンダー/稲妻)のデザインで、HOPIの頭文字『H』と共に刻印されているものが多く見つかっています。ホピのシルバースミスとしては、最も早くホールマークを使用した作家だとされています。


【Petrified Wood】ペトリファイドウッドは、日本語では『珪化木』と言う<木>が化石化したものです。 これらの化石はインディアン居留地であるアリゾナ北部~ニューメキシコ西部の砂漠地帯から多く産出され、古くからジュエリーに用いられています。
おおよそ2億5000万年前の木々が地中に埋もれ、地下水のケイ素成分が浸透し樹木の組織が残ったまま化石化したものです。 木が持っていた組織の違いによって多くのバリエーションが存在し、ブラウンをベースにオレンジやグレーのものが多く見られますが、レインボーカラーと呼ばれるマルチカラーのものや、こちらの様に強いブラックやパープル、クウォーツ(水晶)で構成されたものも見られます。 また、その表情が異星の景色のように見えることから、【Agate】アゲート等を含め、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。
インディアンジュエリーの歴史においては、コーラルやスパイニーオイスター、ラピスラズリなどと共にターコイズに次いで用いられることの多い石であり、特に第二次世界大戦中にはターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したため、ターコイズに代わって多く用いられました。


こちらの作品にセットされたペトリファイドウッドもインディアン居留地に近い場所で産出したものと思われ、アリゾナやニューメキシコ産らしい強く深いブラックやダークグレーで構成され、一部にオレンジ等が入ります。また、グレーの部分はクウォーツ(水晶)を含み強い透明感を持っています。
ターコイズの様な派手さはありませんが、近くで見ると抽象画の様にも見え、有機物であったことを感じさせる模様が形成されています。こちらの様にブラックをベースにした石はブラウンベースに比べると珍しく、シックで神秘的な美しさを持っています。

ターコイズとは異なる独特な存在感と他に類を見ない新鮮な印象を生み出すペトリファイドウッドを用いた作品は、古くから使われる素材でありながらビンテージインディアンジュエリーの新しい側面とも感じられ、当店では注力してご紹介しています。


そんなペトリファイドウッドをメインとしながら重厚で丁寧なシルバーワークによって形作られており、石の持つ神秘的な雰囲気とアンティークインディアンジュエリー特有の魅力を兼ね備えたリングとなっています。

また、男性の手にも映える存在感とボリュームを持つ作品ですが、グレー×ブラックベースの石はとてもシックで落ち着いた印象を作り、木を構成していた組織による有機的でナチュラルな表情もアーシーで渋い雰囲気を生み出しています。その為、存在感はありますが季節やシーンを問わず、モードなスタイルにもフィットする作品となっているようです。

伝統的でオーセンティックな技術で作り上げられたリングですが、強い独自性と突出した造形センスを感じさせ、精巧で質実剛健なシルバーワークは高い技術を持ったRalph Tawangyaoumaならではのクオリティです。
それは、他に類似するもののないデザイン/造形とクオリティーとなっており、アンティーク作品における最高峰の一つ。その独創性や完成されたシルバーワークは、アートピースとしても高く評価できる作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用によって全体に多少の摩耗が見られ、シャンク内側にはサイズ直しの痕跡と思われるロウ付け跡が見られます。その他、目立ったダメージは無くご着用に不安のない状態です。
ペトリファイドウッドも長い年月を経ていながら、艶もありクラック等は見られません。
Size

日本規格 約20.5~22号  円周 約 62.5㎜    us 10
正面幅 約 31.2㎜
石サイズは 29.1㎜×21.8㎜ 程度

Material

Silver, Petrifiedwood