【ZUNI】ズ二のビンテージジュエリー、伝統的な造形技術の一つである『Needle Point/ニードルポイント』と呼ばれる技法によって、とても小さなターコイズが配された作品。ファン(扇)シェイプの小さく可愛い印象が特徴的なビンテージピアスです。
1960年代後半~1980年代頃に作られた作品と思われ、すべての工程が丁寧で緻密なハンドメイドによりに作られたピース。シルバードロップ/ボールをセンターに、放射状にターコイズが配されることで構成されており、多くのニードルポイント作品と異なる立体的にカービングされたターコイズが用いられています。このようなディテールは、さり気なくも大きな違いを生み出し、ズニの特定のファミリーにだけ受け継がれているスペシャリティーのある技術です。
また、セットされたターコイズは、鉱山などは不明ですがビンテージ作品特有の表情を持った石です。無添加の天然石である為、変色によって左右で違った色相を見せ、それぞれにマルチカラーにもなっていますが、それがまたビンテージインディアンジュエリー独特のナチュラルな質感と奥行きを生み出しているようです。
細かな石のカットなどを得意とするズニの作家たちにより、こちらのようなニードルポイントと呼ばれる、とても小さなターコイズやコーラルを用いた造形が生み出され、1950年代以降はズニの得意とする造形として認知されることになりました。現代においては現地に住むインディアンの人々は、クラスターデザインをはじめとするこちらの様なデザインを好んでいます。
控えめなボリューム感の小さな作品ですが、それが繊細で女性らしい表情をさらに強調しており、ズニ独特の造形美と共に可憐でエレガントな印象生み出しているようです。
また、ビンテージインディアンジュエリーらしい味わい深い表情と共に、可憐で繊細な造形は与え、スタイルのアクセントとして単体でも存在感を発揮しますし、他のインディアンジュエリーともなじみの良い作品です。
◆着用サンプル画像(6枚)はこちら◆
コンディションも良好です。全体にシルバーのクスミ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は少なくダメージの無い状態を保っています。