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JBF014418

Antique 卍 Applique Coin Silver Cuff Bracelet w/TQ c.1930

Antique 卍 Applique Coin Silver Cuff Bracelet w/TQ c.1930
48,600 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたピースの一つ。センターにターコイズ、その両脇には【卍】Whirling Log/Nohokosのアップリケが施されたアンティーク/ビンテージバングルです。

こちらのピースは内側に『Coin Silver Indian Made』と表記された当時のステッカー(ラベル)が残されています。残念ながらそのステッカーを使用していた製作元トレーディングポストや工房は明らかになっていません。
しかしながら、残されている当時のカタログ資料やシルバーワークのディテールなどからは、おそらく【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属し、ツーリストアイテムを製造販売した最大手の工房である『Maisel's Indian Trading Post』マイセルズ インディアントレーディングポスト製と推測されます。

またこちらステッカーの表記内容によって、本作の素材がコインシルバー製であり、インディアンが作ったものであることが判断可能です。ただし、『Indian Made』の表記はインディアンジュエリーである事を証明しているのと同時に、おそらくオールハンドメイドではないことも示していると思われます。なぜなら、ツーリストジュエリーには比較的早くからマシンによる工程が導入され、それら量産品に対抗する為に昔ながらの製法や技術を守るトレーディングポストや工房では、『Indian Hand Made』等の表記や刻印が使われることが多かった為です。こちらの作品もほとんどの工程は昔ながらの技術による手作業で行われていますが、一部の工程には機械が用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースです。


本作は、1930年代前後に作られたと思われるピースで、バンド/地金はセンターにくぼみがあり、ターミナルに向けて細くなるの独特のシェイプに造形されています。そのセンターにはアンティークジュエリーでは貴重な質の高いターコイズがセットされており、その両脇には卍のアップリケ、さらに両サイドにはも同じく卍のスタンプワークが刻まれています。さらに、全体に力強いスタンプワークが施され、ターミナル(両端)付近にはアローモチーフのスタンプワークも見られます。それらのディテールは、クラシックでナバホジュエリーらしい表情を与えており、ナバホのオールドピース特有の質感やビンテージインディアンジュエリーらしい印象を持ったバングルです。

また、ターコイズのベゼルには『ベゼルカップ』と呼ばれる既製のパーツが使われていますが、マウントされたターコイズは美しい発色のブルーグリーンに、ブラウンやゴールドのマトリックスが入る石で、現在も艶を保つ質の高いターコイズです。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、割金と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


使用感が少なくコンディションが良い為に力強いスタンプワークのコントラストが際立っていませんが、秀逸なデザインとトラディショナルなディテールによって、ツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイル特有のポップな雰囲気と共に、無骨で重厚な表情を持ち、素朴ながら威厳も感じさせるバングルです。

また、ナチュラルで美しい存在感を持った無添加ナチュラルターコイズと独特な動きのあるシェイプによって、腕に良く馴染みさり気なくスタイリングしやすいバングル。エスニシティーで素朴な表情は長くご愛用いただけるピースかと思われます。
卍が4か所に入るデザインやステッカーが残る事による史料価値等、コレクタブルなアイテムの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。当時のステッカーが残り【OLD NEW STOCK】(デットストック)に近いコンディションですが、ステッカーの上から塗布された塗料によってステッカーが保護されていたようです。長い保管期間のため、シルバーのクスミ等は見られますが、ほとんど使用感のないコンディションです。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたピースの一つ。センターにターコイズ、その両脇には【卍】Whirling Log/Nohokosのアップリケが施されたアンティーク/ビンテージバングルです。

こちらのピースは内側に『Coin Silver Indian Made』と表記された当時のステッカー(ラベル)が残されています。残念ながらそのステッカーを使用していた製作元トレーディングポストや工房は明らかになっていません。
しかしながら、残されている当時のカタログ資料やシルバーワークのディテールなどからは、おそらく【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属し、ツーリストアイテムを製造販売した最大手の工房である『Maisel's Indian Trading Post』マイセルズ インディアントレーディングポスト製と推測されます。

またこちらステッカーの表記内容によって、本作の素材がコインシルバー製であり、インディアンが作ったものであることが判断可能です。ただし、『Indian Made』の表記はインディアンジュエリーである事を証明しているのと同時に、おそらくオールハンドメイドではないことも示していると思われます。なぜなら、ツーリストジュエリーには比較的早くからマシンによる工程が導入され、それら量産品に対抗する為に昔ながらの製法や技術を守るトレーディングポストや工房では、『Indian Hand Made』等の表記や刻印が使われることが多かった為です。こちらの作品もほとんどの工程は昔ながらの技術による手作業で行われていますが、一部の工程には機械が用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースです。


本作は、1930年代前後に作られたと思われるピースで、バンド/地金はセンターにくぼみがあり、ターミナルに向けて細くなるの独特のシェイプに造形されています。そのセンターにはアンティークジュエリーでは貴重な質の高いターコイズがセットされており、その両脇には卍のアップリケ、さらに両サイドにはも同じく卍のスタンプワークが刻まれています。さらに、全体に力強いスタンプワークが施され、ターミナル(両端)付近にはアローモチーフのスタンプワークも見られます。それらのディテールは、クラシックでナバホジュエリーらしい表情を与えており、ナバホのオールドピース特有の質感やビンテージインディアンジュエリーらしい印象を持ったバングルです。

また、ターコイズのベゼルには『ベゼルカップ』と呼ばれる既製のパーツが使われていますが、マウントされたターコイズは美しい発色のブルーグリーンに、ブラウンやゴールドのマトリックスが入る石で、現在も艶を保つ質の高いターコイズです。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、割金と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


使用感が少なくコンディションが良い為に力強いスタンプワークのコントラストが際立っていませんが、秀逸なデザインとトラディショナルなディテールによって、ツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイル特有のポップな雰囲気と共に、無骨で重厚な表情を持ち、素朴ながら威厳も感じさせるバングルです。

また、ナチュラルで美しい存在感を持った無添加ナチュラルターコイズと独特な動きのあるシェイプによって、腕に良く馴染みさり気なくスタイリングしやすいバングル。エスニシティーで素朴な表情は長くご愛用いただけるピースかと思われます。
卍が4か所に入るデザインやステッカーが残る事による史料価値等、コレクタブルなアイテムの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。当時のステッカーが残り【OLD NEW STOCK】(デットストック)に近いコンディションですが、ステッカーの上から塗布された塗料によってステッカーが保護されていたようです。長い保管期間のため、シルバーのクスミ等は見られますが、ほとんど使用感のないコンディションです。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度。

内径最大幅 約60.5㎜    正面幅(高さ) 約17.1㎜
内周 約142㎜    開口部 約25㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Coin Silver 900, Turquoise
        約19.2g