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JPZ134403

【Leo Poblano】 Zuni Frog Turquoise Inlay Pin & Pendant c.1950

【Leo Poblano】 Zuni Frog Turquoise Inlay Pin & Pendant c.1950
148,500 円(税込)
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【ZUNI】ズ二の偉大な作家【Leo Poblano】レオ・ポブラノ(1905-1959)の作品で、大変美しいインレイワークによってFrog/カエルが表現されたアンティーク/ビンテージアートピース。ピンブローチとしてもペンダントトップとしても使用可能な作品です。

1950年代頃の作品と思われ、Sei Toshio氏の著書『Zuni Jewelry』によれば、本作のようなフロッグモチーフの作品は、Leo Poblanoのオリジナルデザイン/造形であり、非常に類似した個体も前述の書籍に掲載があります。大変美しいターコイズインレイで構成されたカエルは14のパートに分割されており、目の部分だけがハイドームカットのマザーオブパール/シェルで表現されています。また、ボディ全体にジェットによるドット模様が施されていますが、このような細工は大変高い技術を必要とし、カエルの手先に至るまで丁寧で美しい仕事によって造形されています。
さらに、全体に僅かながら立体的な曲面が与えられており、フラットな造形ではなく中央が柔らかく膨らんだシェイプに仕上げられています。

ターコイズについて正確な鉱山を特定することは出来ませんが、【Fox Turquoise】フォックスターコイズと推測され、透明感のある美しい色相にホワイトやゴールドのマトリックスが入り、深遠な美しさを見せる石となっています。ビンテージ作品ながら高い硬度を感じさせる艶を持つ素晴らしいクオリティの無添加ナチュラルターコイズです。
フォックスターコイズは、1900年代初頭に発見された鉱山で、ネバダ州の鉱山の中でも最大の産出量を誇ります。産出量に比例してそのカラーバリエーションも幅広い鉱山ですが、こちらの石のようなカラーと柔らかなグラデーション、強い透明感を持った個体がフォックスターコイズらしい色相・表情として高くグレーディングされています。また、1950年代前後の作品で多く見られるのも特徴の一つとなっています。


【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。 ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー等有力なトレーダーの元では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作品なども作られてます。
また、現在ではインレイ技法で作られた多くのジュエリーがキャストによる量産品(石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはすべてがハンドメイドで成形されています。


【Leo Poblano】レオ・ポブラノは1905年ニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、その卓越した技術とオリジナリティを持ったクリエーションによってズニジュエリーの歴史上最も重要な作家の一人となりました。
【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストでジュエリー作家としてのキャリアをスタートしており、同トレーディングポストに作品を供給していた【Juan de Dios】ファン・デ・ディオス(1882-1940)や【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)、そして【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)等と相互に影響を与えあっていたと思われ、上記の作家達に劣らぬ知名度と評価を獲得しています。
1939年に、テワの陶芸家である【Daisy Hooee Nampeyo】と一度目の結婚をし、妻にもズニジュエリーの制作技術を伝え、妻もまた1929年にパリで学んだ立体造形/彫刻の技術をLeo Poblano教授しました。1940年代には第二次世界大戦に従事し、除隊後は山火事専門の消防士としても働きながらジュエリーの制作を続けていたようです。1947年には再婚し、4人の子供に恵まれました。その子供の一人が【Veronica Poblano】ベロニカ・ポブラノ(1952-)であり、4人の内3人が有名な作家となっています。
そして1959年、カリフォルニア州の国立公園で山火事の消火活動中に亡くなるという壮絶な最期となっています。1975年に行われたC. G. Wallaceコレクションのオークションでは氏の作品が多数出品され、非常に多くがC. G. Wallaceに個人コレクションされていたことがわかります。

カチナのマスク等でも素晴らしいクリエイションを見せていたようですが、ジュエリーにおいてはインレイ技術に拘った作家です。そのオリジナリティと色使い、インレイの技術そのものにおいて際立った技量を発揮し、レインボーマンやカチナダンサーをモチーフとした大きな作品が特に有名です。本作のようなアニマルモチーフの作品も多く残しており、バタフライ/蝶をモチーフにした作品等がいくつか確認されています。


【Frog】カエルモチーフは、タートル/亀モチーフと類似した意味を持ち、農耕民族であるズニプエブロの人々にとって非常に重要な雨や水を表すとされています。


ズニのフェティッシュ(ストーンカービング作品)では、多く見られるカエルモチーフの作品ですが、本作はインレイで作られたジュエリー作品であることがとても珍しく、Leo Poblanoの独創性を感じることが出来る作品です。

また、ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

Leo Poblanoという偉大な作家の技術とセンスが堪能できる作品であり、伝統工芸品の枠に収まらないウェアラブルアートとして高い価値を持つ作品。
ミュージアムを含め、出会うことが困難な非常にコレクタブルなアンティークジュエリー。アメリカ国内でも大変高く評価されており、本作はトレジャーハントプライスな作品となります。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは使用感の少ない状態で、ターコイズを含め良好な状態を保っています。
【ZUNI】ズ二の偉大な作家【Leo Poblano】レオ・ポブラノ(1905-1959)の作品で、大変美しいインレイワークによってFrog/カエルが表現されたアンティーク/ビンテージアートピース。ピンブローチとしてもペンダントトップとしても使用可能な作品です。

1950年代頃の作品と思われ、Sei Toshio氏の著書『Zuni Jewelry』によれば、本作のようなフロッグモチーフの作品は、Leo Poblanoのオリジナルデザイン/造形であり、非常に類似した個体も前述の書籍に掲載があります。大変美しいターコイズインレイで構成されたカエルは14のパートに分割されており、目の部分だけがハイドームカットのマザーオブパール/シェルで表現されています。また、ボディ全体にジェットによるドット模様が施されていますが、このような細工は大変高い技術を必要とし、カエルの手先に至るまで丁寧で美しい仕事によって造形されています。
さらに、全体に僅かながら立体的な曲面が与えられており、フラットな造形ではなく中央が柔らかく膨らんだシェイプに仕上げられています。

ターコイズについて正確な鉱山を特定することは出来ませんが、【Fox Turquoise】フォックスターコイズと推測され、透明感のある美しい色相にホワイトやゴールドのマトリックスが入り、深遠な美しさを見せる石となっています。ビンテージ作品ながら高い硬度を感じさせる艶を持つ素晴らしいクオリティの無添加ナチュラルターコイズです。
フォックスターコイズは、1900年代初頭に発見された鉱山で、ネバダ州の鉱山の中でも最大の産出量を誇ります。産出量に比例してそのカラーバリエーションも幅広い鉱山ですが、こちらの石のようなカラーと柔らかなグラデーション、強い透明感を持った個体がフォックスターコイズらしい色相・表情として高くグレーディングされています。また、1950年代前後の作品で多く見られるのも特徴の一つとなっています。


【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。 ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー等有力なトレーダーの元では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作品なども作られてます。
また、現在ではインレイ技法で作られた多くのジュエリーがキャストによる量産品(石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはすべてがハンドメイドで成形されています。


【Leo Poblano】レオ・ポブラノは1905年ニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、その卓越した技術とオリジナリティを持ったクリエーションによってズニジュエリーの歴史上最も重要な作家の一人となりました。
【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストでジュエリー作家としてのキャリアをスタートしており、同トレーディングポストに作品を供給していた【Juan de Dios】ファン・デ・ディオス(1882-1940)や【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)、そして【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)等と相互に影響を与えあっていたと思われ、上記の作家達に劣らぬ知名度と評価を獲得しています。
1939年に、テワの陶芸家である【Daisy Hooee Nampeyo】と一度目の結婚をし、妻にもズニジュエリーの制作技術を伝え、妻もまた1929年にパリで学んだ立体造形/彫刻の技術をLeo Poblano教授しました。1940年代には第二次世界大戦に従事し、除隊後は山火事専門の消防士としても働きながらジュエリーの制作を続けていたようです。1947年には再婚し、4人の子供に恵まれました。その子供の一人が【Veronica Poblano】ベロニカ・ポブラノ(1952-)であり、4人の内3人が有名な作家となっています。
そして1959年、カリフォルニア州の国立公園で山火事の消火活動中に亡くなるという壮絶な最期となっています。1975年に行われたC. G. Wallaceコレクションのオークションでは氏の作品が多数出品され、非常に多くがC. G. Wallaceに個人コレクションされていたことがわかります。

カチナのマスク等でも素晴らしいクリエイションを見せていたようですが、ジュエリーにおいてはインレイ技術に拘った作家です。そのオリジナリティと色使い、インレイの技術そのものにおいて際立った技量を発揮し、レインボーマンやカチナダンサーをモチーフとした大きな作品が特に有名です。本作のようなアニマルモチーフの作品も多く残しており、バタフライ/蝶をモチーフにした作品等がいくつか確認されています。


【Frog】カエルモチーフは、タートル/亀モチーフと類似した意味を持ち、農耕民族であるズニプエブロの人々にとって非常に重要な雨や水を表すとされています。


ズニのフェティッシュ(ストーンカービング作品)では、多く見られるカエルモチーフの作品ですが、本作はインレイで作られたジュエリー作品であることがとても珍しく、Leo Poblanoの独創性を感じることが出来る作品です。

また、ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

Leo Poblanoという偉大な作家の技術とセンスが堪能できる作品であり、伝統工芸品の枠に収まらないウェアラブルアートとして高い価値を持つ作品。
ミュージアムを含め、出会うことが困難な非常にコレクタブルなアンティークジュエリー。アメリカ国内でも大変高く評価されており、本作はトレジャーハントプライスな作品となります。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは使用感の少ない状態で、ターコイズを含め良好な状態を保っています。
Size

縦 約3.8㎝  横 約5.7㎝

Material

Silver, Turquoise, Onyx, Mother of Pearl (Shell)