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JNZ014090

【Horace Iule】Atq Knifewing w/Gem Lone Mt. TQ Pendant c.1930~

ズニの偉大な作家【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)の作品と思われるピースで、ズニ族にとって戦いの神であるKnifewing/ナイフウイングに、非常に素晴らしいハイグレードローンマウンテンターコイズがセットされたトップのアンティーク/ビンテージネックレスです。

1930年代~1940年代前半頃に作られた作品と思われ、アリゾナ州において長期間個人所蔵され2018年に「バーンファインド」されたピース。不確かではありますが、裏側のロウ付け跡やトップに備えられたバチカンパーツ等から、元々はピンブローチであった作品をペンダントトップとしてリメイクした作品の可能性が考えられます。

また、本作にはホールマーク(サイン)が入らない為、正確な作者は不明ですが、【United Indian Trader's Association】(UITA)において、【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレストレーディングポストを表す『UITA2』のホールマークが入る作品の中に非常に類似したものが見つかっており、同トレーディングポストに作品を供給していた作家であるHorace Iuleによって制作された作品で間違いないと思われます。同じくC. G. Wallace Trading Postを代表する作家の一人であるズニの伝説的な巨匠Juan De Diosファン・デ・ディオス(1882~190??)も類似したスタイルの作品を残していますが、スタンプワークやナイフウイングのデザイン/造形は、Horace Iuleによる作品であることを示しています。

サンドキャスト(砂型鋳物)で成形されたボリューム感のある大きさのナイフウイングに、細かなスタンプワークが施されることで細部が描き出されています。程よい厚みに造形されていますが、翼などはとても彫が深い造形で、奥行きと迫力のある表情を生み出しています。中央には逆三角形にカットされた美しいターコイズがマウントされており、ナイフウイングのシェイプに良く馴染んでいる為強い存在感は示しませんが、とても質の高いローンマウンテンターコイズとなっています。こちらの石も古い時代に産出したことは間違いありませんが、Horace Iule自身がセットしたのもではなく、後からスワップ(交換)されている可能性があります。また、ターコイズとベゼル(覆輪)には少し摩耗が見られ、一体化したような表情になっています。

そして、そのターコイズは非常に美しくハイグレード以上にグレーディングできるオールドローンマウンテンターコイズです。とても濃く透明感のある青に【Lander Blue】ランダーブルーを思わせるような強くタイトなスパイダーウェブが入り、ローンマウンテンらしい色味とウェブの特徴を持った石です。それほど大きなカットではありませんが、とても複雑な景色を見せ独特の深いブルーを湛える無添加ナチュラルのターコイズです。
経年と使用による摩耗がありますので、再研磨/リポリッシュも検討できますが、今も宝石としてのグレードと変色/劣化のない美しい色を湛えています。


【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのようなサイズもある石はほとんど市場に出てきません。


【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレは、ズニ族の中でも最も著名な作家の一人として認知されていますが、同氏の祖父【Sneezing Man】はインディアンシルバースミスの最初期の一人として歴史上の人物になっています。
そんな環境で育ったHorace Iuleは、アリゾナ州フェニックスのインディアンスクールで鍛冶技術を学び、1920年代終わりごろからジュエリーの制作を始めたようです。そして、1930年代後半にはスプーンや灰皿、インゴットから成形したブレスレット等を多数生み出し、ビレッジ(村)の中で最高の技術を持ったシルバースミスの一人として、当時から高い知名度を誇っていたようです。
さらに、氏は2つのクリエイションでとても有名です。一つは本作と同じ、『カチナ』と言うズニの精霊をモチーフとしてジュエリーに初めて取り入れた事、もう一つがキャスト成形によるクロスモチーフのピースです。クロスモチーフはさらに古い年代(1880年代~)からみられるものですが、Horace Iuleはキャストとスタンプワークを駆使した多くの美しい作品を生み出し、クロスと言えばHorace Iuleと言う確固たる地位を築きました。
また、多くの子供を残し、現在ではひ孫までインディアンジュエリー作家として活動し、今もなおホレスの影響を色濃く残した作品が多く生み出されています。


【Knifewing】は、ズニ族においてナイフの翼を持った戦争の神として考えられ、【Rainbow Man】と共にジュエリーのモチーフとしてだけでなく、ズニを代表するモチーフとして広く知られています。


ナバホジュエリーとは異なった世界観を持ったズニ独特のジュエリー作品は、どこかキャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

また、本作は迫力のある大きさのペンダントトップですが、アンティークの渋い質感と少しポップでナチュラルなイメージの作品は、多くのスタイルに馴染みの良い印象です。

ミュージアム収蔵品も多いホレス・イウレ作品の中でも秀逸な造形を持った貴重なオリジナルピースであり、史料価値も高いハイエンドな作品です。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、古い作品のためシルバーには多少のクスミなどが見られますが、特にダメージはなく良好なコンディションです。また、前述のように本作はピンブローチからペンダントトップへ、リメイク/リフォームされている可能性があります。
ターコイズも後からスワップ(交換)されている可能性があり、少しマットな質感になっていますので再研磨/リポリッシュも検討できますが目立ったダメージは無く、現在も素晴らしい色を保っています。
PRICE:
159,000 円(税込)
SIZE:
縦(バチカンを含む) 約4.6㎝   横 約3.1㎝   
レザーレースは最大で90.0㎝程度
ターコイズサイズは 26.2㎜×14.6㎜ 程度
MATERIAL:
Silver, High Grade Lone Mountain Turquoise
ORDER:
QUANTITY
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