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ITEM CODE:
JPF002099

Atq 卍 Stamped Silver Hand Made Thunderbird Shaped Pin c.1930

【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、おそらくインゴットコインシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、【逆卍】Whirling Logやアロー等、色々なスタンプワークが刻まれたサンダーバードシェイプが印象的なアンティーク/ビンテージピンブローチです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。その為、生産に機械化や分業化が導入されたスーベニアジュエリーとは一線を画し、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーがデザインソースとした『オリジナル』作品の一つと思われます。

1920年代末~1930年代頃のピースと思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金のシルバーは、機械によるプレスではなく手作業により特徴的なサンダーバードのシェイプにカッティングされており、武骨なスタンプワークによって細部が描き出されています。そして、細かな動きのあるサンダーバードシェイプの中央には鏨(鉄製の金型ツール)の凸と凹を用いてシルバーを叩きだすことで立体的な凹凸を作る『リポウズ』という技術によってシェルコンチョが表現され、細部にもこだわったシルバーワークにはハンドメイドの味わいが感じられます。卍やアロー等多くのモチーフの力強いスタンプワークが施されることで躍動感が感じられ、可愛い表情とのギャップも楽しいピースです。

またこちらのようなアイテムは、1923年に創業され多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストによって1930年代に作られたカタログ資料に非常に類似したものが見つかっておりますが、こちらはマイセルズで制作されたものではなく、それらのデザインソースとなった作品と推測されます。
またそれは、1915年にニューメキシコ州サンタフェで創業し、その後当地でも最大級の店に成長した【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社や、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップである【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポスト等、古くからの伝統を重視する各地のトレーディングポストにおいて供給販売されたものと思われますが、こちらの作品にはショップマークやホールマークが入らず詳細は不明となっています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


モチーフの【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


こちらの作品もどこか可愛い印象もあるサンダーバードモチーフによるツーリストジュエリー特有のキャッチーな印象と共に、丁寧なシルバーワークによってツーリストアイテム特有のチープな印象を作らず魅力的なピースに仕上げられ、大人向けのアイテムに昇華されていると思います。
また、こちらのようなピンはアウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、独特な横長のシェイプも多くのアイテムにフィットさせやすく、
ハット等のワンポイントにも使い勝手の良いピースです。

アイコニックでビンテージアイテムと大変相性の良いサンダーバードは、男性向けのアクセサリーとして、さり気なく『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれます。日常のスタイルにさりげないアクセントとなり、奥行きをもたらすことが出来るビンテージアイテムです。

また、こちらの様にハンドメイドされた作品は、量産されたツーリストアイテムにはない味わいとアンティーク工芸品としての美しさも持ち、多くツーリストアイテム/フレッド・ハービースタイルジュエリーのデザインソースとなった史料価値も高いキラーアイテムとなっています。

◆着用サンプル画像(5枚)はこちら◆


コンディションも経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は少なく良好な状態を保っています。
PRICE:
19,800 円(税込)
SIZE:
縦 約2.4㎝   横 約6.5㎝   
MATERIAL:
Silver (probably Coin Silver 900)
ORDER:
QUANTITY
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