HOME > 商品詳細ページ

  • NEW
ITEM CODE:
JNF004365C

Antique Stamped Big Thunderbird Shape Fob Necklace c.1920~

【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロの職人によるアンティークジュエリーで、インゴットシルバー(銀塊)から成形された大きく迫力のあるサンダーバードシェイプにアロー等のスタンプワークが施されたトップと、シルバービーズがあしらわれたチェーンで構成された大変貴重なアンティーク/ビンテージネックレスです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。制作工程に機械化や分業化が導入され、量産されたピースではなく、全ての工程を一人の職人が担当して制作された作品と思われます。

1920年代~1930年代頃に制作されたものと思われる作品で、インゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、大きさがあり独特なサンダーバードのシェイプが丁寧にカットされています。そこに、アロー等のスタンプワークが非常に力強く施され、深く刻まれたスタンプワークによりワイルドでアンティークインディアンジュエリーらしい味わい深い作品に仕上がっています。また、センターにはシェルコンチョのリポウズ/バンプアウト(立体的な打ち出し加工)が施されることで立体的な動きが感じられます。さらに、尾羽のエッジ部分はファイルワーク(ヤスリで削る技法)による立体的な刻みが施されており、手の込んだディテールによってさり気なくも効果的に奥行きを与えているようです。
シルバーチェーンとシルバービーズについては丁寧に作られたハンドメイドのパーツが用いられていますが、インディアンメイドによるものかは不明です。Julius Gans Southwestern Arts and Craftsなどでは、これらのパーツもインディアンがハンドメイドで制作していましたが、同様のスタイルを持った作品でもMaisel's Indian Trading Postの物はチェーンやビーズパーツのみ、インディアンメイドではない既製のパーツが使用されていたようです。どちらも酷似した製法でハンドメイドされている為、外見によって作者を判断するのは大変困難となっています。

またこちらのようなアイテムは、1920年にコロラド州ガーデンオブザゴッズで創業した観光客向けのインディアンアートショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストや、1915年に、もとは法律家だった【Julius Gans】ユリウス・ガンズによってニューメキシコ州サンタフェで創業し、その後当地でも最大級の店に成長した【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社、その他の古くからの伝統を重視する各地のトレーディングポストや、ニューメキシコ州アルバカーキの工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト等で製造されていましたが、こちらにはショップマークやホールマークが入らず詳細は不明となっています。
また当時、上記のメーカーや工房、トレーディングポストにはナバホをはじめ沢山の部族のシルバースミスが作品を供給していたため、作者の部族を断定することは出来ませんが、人口の割合と比例して大多数を占めていたのはナバホのシルバースミスだったようです。

こちらのような作品は、ツーリスト向けに制作されたアイテムの定番の一つであり傑作です。当時のカタログや残された資料ではある程度多くの存在が確認できるのですが、現存している数が極端に少ないことも特徴であり、その希少性と価値を高めています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


モチーフはキャッチーでツーリストジュエリーらしい印象ですが、力強く武骨なスタンプワークやインゴットシルバーから成形された製法やディテールは、量産されたピースにはない威厳を感じさせる作品です。
ビンテージインディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな味わいを持ち、さらにアイコニックなサンダーバードの表情は男性向けのアクセサリーにはとても重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテム。チェーンの長さがある為、もちろん性別を問わずお使いいただきやすく、多くのスタイルに奥行きをもたらすことが出来るアンティークネックレスです。

素晴らしいクオリティーのアンティーク/ビンテージジュエリーであり、史料価値も高く大変貴重なピースの一つです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも経年によりシルバーは黒く沈んだ色になっており、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、特にダメージはなく良好な状態です。
PRICE:
159,000 円(税込)
SIZE:
トップ 縦 約5.7㎝   横 約5.2㎝   チェーン長さ 約 80.0㎝程度
MATERIAL:
Ingot Silver (probably Coin Silver 900)
ORDER:
QUANTITY
HOMEへ
このページのTOPへ