ナバホ族の1940年代頃に作られたと思われる大変古い作品で、現在ではとてもオーセンティックな造形ですが、当時は新しいデザインの一つであったと推測されます。
とても使い込まれたピースで、コンディションは良くないです。
また作者は不明ですが、こちらのデザインと使い込まれていても分かる高い技術、ターコイズなどを見て【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイを想起するのは私だけではないと思います。
ホールマークがありませんので作者の特定はできませんが、Fred Peshlakaiの作品、または当時彼がロサンゼルスで営んでいたショップで扱っていたピースかもしれません。
【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは最初期のインディアンジュエリー作家であり、多くの新しいスタイルを生み出したインディアンジュエリーの第一人者です。 【Kenneth Begay】 ケニス・ビゲイ の師でもあります。
トラディッショナルなスプリットワイヤーのシャンクに縦長のオーバルカットターコイズがセットされます。小さい作品ですが、サイドには特徴的なコンチョのパッチワーク、ベゼルにはツイステッドワイヤーが施される精巧な作りの作品。
残念ながらターコイズは使用によってクラックがあり、表面が削れています。
もともとは澄んだ水色にブラウンのスパイダーウェブが入る美しい石だったことが想像されます。
コンディションは画像の通り使い込まれた状態で、石もクラック、削れなどが見られます。 石が外れてしまったリ、使用に問題のあるダメージはありません。