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JBF014164

Antique Thunderbird Applique Ingot Silver Cuff w/TQ c.1920~

Antique Thunderbird Applique Ingot Silver Cuff w/TQ c.1920~
69,000 円(税込)
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Antique Thunderbird Applique Ingot Silver Cuff w/TQ  c.1920~
  • Antique Thunderbird Applique Ingot Silver Cuff w/TQ  c.1920~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金のセンターにターコイズ、その両サイドにサンダーバードのアップリケ/パッチワークが施された作品。全て丁寧なハンドメイドで制作され、高いクオリティを誇るアンティーク/ビンテージバングルです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。その為、生産に機械化や分業化が導入されたスーベニアジュエリーとは一線を画し、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーがデザインソースとした『オリジナル』作品の一つです。

1920年代~1930年代製と思われる作品で、ツーリストジュエリーとしては比較的重厚なバンド/地金はインゴットシルバー(銀塊)から成形されています。日本で『平打ち』と呼ばれるタイプですが、フロントからにターミナル(両端)かけて少し補足なったクラシックでアンティーク作品らしい印象のシェイプに造形されています。センターには少しマットな質感ながらワイルドで上質なターコイズがセットされており、ベゼル/覆輪にはツイステッドワイヤーが施されています。そしてその両脇にはサンダーバードがアップリケ/パッチワークされ、サンダーバードの中央にはシェルコンチョのリポウズ/バンプアウト(立体的な打ち出し加工)によって立体感が与えられています。石の周囲4か所には、少し大きめのシルバーボールが配されることで、動きと奥行きの感じられる造形/デザインとなっています。さらにアロー等のスタンプと共に細部を表現する武骨で力強いスタンプワークが全体に施されることで、奥行きと迫力のある表情が生み出されているようです。
また、内側はシルバーのクスミ(硫化)によって黒くなっていますが、このような質感や色味が現れるのは使用されていた環境にも左右されますが、おそらく現代のスターリングシルバー(925シルバー)とは異なり、コインシルバー900やそれに近い純度のシルバー、割金に鉄等の銅以外の金属を含んだシルバーが使用されていると推測されます。

こちらのようなアイテムは、1920年にコロラド州ガーデンオブザゴッズで始めた観光客向けのインディアンアートショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストや、1915年に、もとは法律家だった【Julius Gans】ユリウス・ガンズによってニューメキシコ州サンタフェで創業し、その後当地でも最大級の店に成長した【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社、その他の古くからの伝統を重視する各地のトレーディングポスト等で制作されていましたが、こちらにはショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。
【Arrow】アローは、 プロテクト(お守り)を意味しています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もすべてのディテールがプリミティブでオールドナバホジュエリー独特の技術で作り上げられています。その為、武骨なシルバーワークとサンダーバードというキャッチーなモチーフとのコントラストやギャップも楽しめる作品であり、アイコニックなモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『遊び心』を与えてくれるアイテムです。
また、強すぎない存在感のボリューム感も使いやすい印象を持ち、ターコイズを含めアンティーク特有の渋く落ち着いた表情は多くのスタイルに良く馴染みます。

ツーリストジュエリーとして作られた作品ながら、細部には作者や工房のオリジナリティを宿し、深淵な奥行きを感じさせるハイエンドなピース。類似した作品を見つけるのはほぼ不可能だと思われます。

アンティーク工芸品としても評価できる高い完成度と希少性を持ったアンティーク/ビンテージバングルであり、非常にコレクタブルでトレジャーハントプライスな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用による摩耗やシルバーのクスミが全体にみられますが、特に問題のあるダメージやリペア跡はありません。ターコイズも少しマットな質感になっており、一部に母岩の抜けと思われる凹み/欠損が見られますが、それもターコイズの表情として大きく価値を損ねるキズではないと思われます。また、石にグラつき等はなく使用にあたって不安の無いコンディションです。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金のセンターにターコイズ、その両サイドにサンダーバードのアップリケ/パッチワークが施された作品。全て丁寧なハンドメイドで制作され、高いクオリティを誇るアンティーク/ビンテージバングルです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。その為、生産に機械化や分業化が導入されたスーベニアジュエリーとは一線を画し、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーがデザインソースとした『オリジナル』作品の一つです。

1920年代~1930年代製と思われる作品で、ツーリストジュエリーとしては比較的重厚なバンド/地金はインゴットシルバー(銀塊)から成形されています。日本で『平打ち』と呼ばれるタイプですが、フロントからにターミナル(両端)かけて少し補足なったクラシックでアンティーク作品らしい印象のシェイプに造形されています。センターには少しマットな質感ながらワイルドで上質なターコイズがセットされており、ベゼル/覆輪にはツイステッドワイヤーが施されています。そしてその両脇にはサンダーバードがアップリケ/パッチワークされ、サンダーバードの中央にはシェルコンチョのリポウズ/バンプアウト(立体的な打ち出し加工)によって立体感が与えられています。石の周囲4か所には、少し大きめのシルバーボールが配されることで、動きと奥行きの感じられる造形/デザインとなっています。さらにアロー等のスタンプと共に細部を表現する武骨で力強いスタンプワークが全体に施されることで、奥行きと迫力のある表情が生み出されているようです。
また、内側はシルバーのクスミ(硫化)によって黒くなっていますが、このような質感や色味が現れるのは使用されていた環境にも左右されますが、おそらく現代のスターリングシルバー(925シルバー)とは異なり、コインシルバー900やそれに近い純度のシルバー、割金に鉄等の銅以外の金属を含んだシルバーが使用されていると推測されます。

こちらのようなアイテムは、1920年にコロラド州ガーデンオブザゴッズで始めた観光客向けのインディアンアートショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストや、1915年に、もとは法律家だった【Julius Gans】ユリウス・ガンズによってニューメキシコ州サンタフェで創業し、その後当地でも最大級の店に成長した【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社、その他の古くからの伝統を重視する各地のトレーディングポスト等で制作されていましたが、こちらにはショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。
【Arrow】アローは、 プロテクト(お守り)を意味しています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もすべてのディテールがプリミティブでオールドナバホジュエリー独特の技術で作り上げられています。その為、武骨なシルバーワークとサンダーバードというキャッチーなモチーフとのコントラストやギャップも楽しめる作品であり、アイコニックなモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『遊び心』を与えてくれるアイテムです。
また、強すぎない存在感のボリューム感も使いやすい印象を持ち、ターコイズを含めアンティーク特有の渋く落ち着いた表情は多くのスタイルに良く馴染みます。

ツーリストジュエリーとして作られた作品ながら、細部には作者や工房のオリジナリティを宿し、深淵な奥行きを感じさせるハイエンドなピース。類似した作品を見つけるのはほぼ不可能だと思われます。

アンティーク工芸品としても評価できる高い完成度と希少性を持ったアンティーク/ビンテージバングルであり、非常にコレクタブルでトレジャーハントプライスな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用による摩耗やシルバーのクスミが全体にみられますが、特に問題のあるダメージやリペア跡はありません。ターコイズも少しマットな質感になっており、一部に母岩の抜けと思われる凹み/欠損が見られますが、それもターコイズの表情として大きく価値を損ねるキズではないと思われます。また、石にグラつき等はなく使用にあたって不安の無いコンディションです。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度。

内径最大幅 約60.4㎜    正面幅(高さ) 約14.3㎜
内周 約142㎜    開口部 約27㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1 1/16 inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver, Turquoise
        約23.1g