【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、ナバホ族の伝統的な技術の中でも最も古くから伝わる技術の一つであるサンドキャストで成形された作品で、重厚でエッジーな印象のクロスシェイプにターコイズがセットされたビンテージネックレスです。

同じようにサンドキャストで作られた類似したシェイプのクロストップは、1960年代以降に伝統的に制作され続けたナバホのオーセンティックなスタイルの一つとなっている為、正確な制作時期を判断するのは困難ですが、造形/デザインや仕上げ処理、セットされているターコイズのクオリティなどからは、おそらく1960年代後半～1980年代頃に作られた作品と思われます。
トラディショナルでシンプルなクロスはトライアングルの断面を持ち、近年でも多く制作されているキャスト成形のクロスシェイプよりもシンプルで重厚な印象を持っています。大まかなシェイプはサンドキャスト(砂型鋳物)によって成形されていますが、細部は鑢(ヤスリ)で削り出して仕上げられており、美しいエッジがもたらされています。クロスデザインとしてもクラシックなイメージのデザイン/造形ですが、シルバーの質感やターコイズによって醸し出される表情は、インディアンジュエリーらしさを感じさせます。
シルバーチェーンは新しいものですが、独自にアンティーク加工を施しており、それなりに太さもあってビンテージ作品によく馴染みます。

またこちらのようなクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。


クラシックなクロストップネックレスとしても秀逸なデザイン/造形の作品であり、程よいボリューム感とシンプルで洗練された印象は大変使いやすく、あらゆるスタイリングにフィットするピースです。性別を問わず長年にわたってご愛用いただけると思われます。

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コンディションも多少のクスミが見られる程度で、特にダメージは見られず良好な状態です。シルバーチェーンはアンティーク加工により色ムラなどを施しております。