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JRO013660

Vintage Navajo Split Shank Ring w/Sq. Fox Turquoise c.1940~

【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、オーセンティックで秀逸なシルバーワークに美しいフォックスターコイズがセットされたピース。素晴らしいクオリティーとクラシックな印象を併せ持ったメンズサイズのビンテージ/アンティークリングです。

1940年代~1950年代頃の作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンクは丁寧なシルバーワークによってサイドからフロントに向かって3本に割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホの伝統的なスタイルに造形されており、センターにスクエアカットされたターコイズがセットされています。さらに両サイドにはスタンプワークの刻まれたコンチョと、ハンマーワークによってフラットなシェイプに叩き鞣されたツイステッドワイヤーのアップリケが施されています。
リングとしてとても美しいバランスに仕上がった作品で、残念ながら作者は不明となっていますが、トラディショナルで洗練されたデザイン/造形やサイドに刻まれたスタンプ(鏨)、そしてセットされた石の選択などからは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を想起させる作品です。また、現代においても最高峰の技術を持つ【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等がこちらの様なデザイン/造形をトラディショナルなナバホスタイルの一つとして受け継いでいます。

セットされたターコイズはとても深い表情をもつ【Fox Turquoise】フォックスターコイズと思われ、独特の少しグレイッシュなアクアカラーを持ち、非常に高い硬度を感じさせる艶と透明感のある素晴らしいターコイズです。
フォックスターコイズは、1900年代初頭に発見された鉱山で、ネバダ州の鉱山の中でも最大の産出量を誇ります。産出量に比例してそのカラーバリエーションも幅広い鉱山ですが、こちらの石のようなカラーと柔らかなグラデーション、強い透明感を持った個体がフォックスターコイズらしい色相・表情として高くグレーディングされています。
また、前述のようにFred Peshlakaも好んだ鉱山であり、同作者の作品においても散見されるターコイズです。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後ナバホラグでも有名なクリスタルにおいて19人と言う大きな家族で育ちました。そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。 そんな恵まれた環境にあったFred Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。
1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年にはシルバースミスとしての仕事を再開し、1931年からはフォートウィンゲートインディアンスクールでシルバーワークを教える講師として働く等、精力的に活動するようになります。1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍していました。
そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。そこでジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み重ねていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻ります。そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。
ナバホの古典技術を、第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術とスタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家です。やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケネス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。


ナバホの古典的な技術によって構成されたトラディショナルなスタイルの作品ですが、独特の力強い質感と丁寧でクオリティーの高いシルバーワークによる上質感を感じさせ、良質なターコイズは長い年月を経ていまだその輝きを失っていません。
また、経年による迫力とスクエアシェイプにカットされたターコイズによってクラシックでエレガントな印象も併せ持つ作品であり、ビンテージスタイルはもちろんフォーマルなシーンでも品格を損なわず、普遍的な造形美は多くのスタイルにフィットするリングです。

男性の手に良く馴染みむボリューム感と共に、存在感を発揮する迫力と重厚な表情を持った作品。サイズも22~24号と男性向けとなっています。

オールドナバホジュエリー特有の質感と奥行きとを持ち、突出した造形センスを感じさせるリング。練り上げられた工芸品としての佇まいと完成度を持つハイエンドなビンテージ作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、全体に多少の摩耗やクスミが見られますが、ターコイズを含め目立ったダメージはなく、使用にあたって不安の無い良好なコンディションです。
PRICE:
54,000 円(税込)
SIZE:
日本規格 約 22~24号  円周 約 64.4㎜    us 10~12
正面幅 約 14.0㎜
ターコイズサイズは 11.9㎜×12.6㎜ 程度
MATERIAL:
Ingot Silver, Gem Grade Fox Turquoise
ORDER:
QUANTITY
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