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JBF002139

Antique 【Arrow Novelty】 Coin Silver Cuff Bracelet c.1930~

Antique 【Arrow Novelty】 Coin Silver Cuff Bracelet c.1930~
28,800 円(税込)
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Antique 【Arrow Novelty】 Coin Silver Cuff Bracelet  c.1930~
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【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時にアメリカ中西部の観光客向けに生産されたスーベニアジュエリーの中でも、有名工房の一つであった【Arrow Novelty】アローノベルティ社製のピース。インゴットコインシルバー(銀塊)から成形され、スタンプワークで仕上げられたアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代末頃~1940年代製と思われ、コインシルバー(銀含有率90.0%)のインゴット(銀塊)から成型された地金/バンドにシンプルなスタンプワークで構成された作品。センターには『メディスンマンの目』を表すダイヤモンド型のスタンプが刻まれ、その両サイドにはアロー、サイド~ターミナルにかけてはサドルバッグや『砂漠』を表すとされるリザード/トカゲ、そしてベアポーのスタンプが刻まれており、モチーフや構成はツーリストジュエリーらしいキャッチーなイメージですが、おそらく全て伝統的な製法によってハンドメイドで作り上げられた作品と思われます。さらにバンドには、ハンマーワークによって柔らかなアールがつけられ、立体的で美しい曲線・曲面が与えられ、素晴らしい造形美と腕になじむ上質感を感じさせます。このようなディテールは、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込んで、そこにシルバーを叩き添わせることによって曲面を作っています
また内側には、解読しにくくなっていますが工房Arrow Noveltyのホールマークである『COIN 900』の文字が刻まれたアローヘッドが刻印されています。


【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、アメリカにおいてツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたコロラド州デンバーのメーカー【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで1919年に創業しました。 1925年には現在復刻されてよく見かけるカタログを発行し、当時のツーリストジュエリームーブメントを支える大手メーカーの一つとなっています。また、当時のカタログを比べた時にH.H. TammenとArrow Noveltyのデザインが極似し、品番やプライスも同一であることから、Arrow Noveltyの販売した製品は、ある時期までH.H. Temmenが製造していたと推測されます。
当時、すでに競争が激しかったスーベニア産業においての同社の戦略は【Maisel's】の長所(そのスタイルやクオリティー)とH.H. Tammenのノウハウ(量産化)を同時に進めることだったようです。製造元を表すサインであるホールマークはあまり多く刻印されなかったようですが、その多くをコインシルバーで制作し、Maisel'sやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、SOUTHWEST ARTS&CRAFTS等、古くから営まれる工房の作品をデザインソースとしながらも、それまでのツーリストジュエリーに比べすっきりと完成度の高いデザインが多いのが特徴で、プライスもMaisel'sの似たタイプのものと比べた時には、安く設定されていたようです。
ただし、いつ頃からか不明ですが製造にはインディアン以外の作業員が携わっていたようです。そのため、カタログには『Indian Design』と表記されており、多くの秀逸なデザインを残していますが、同じようにジュエリーの量産化を進めたBellやMaisel'sと違いインディアンメイドではないという理由で、Arrow Noveltyのピースは当店での取扱いが少なくなっています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーや、ローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品の一部に見られるような僅かにシルバーの重なったような亀裂部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 プロテクト(お守り)を意味しています。

【Saddle Bag】サドルバッグ(両サイドに刻印されたリボン型スタンプ)は、旅を表し、人生や長い道のりを<導いてくれる物>を象徴します。『馬』とも近い意味合いを持ったモチーフです。

【Bear Track/Bear Pow】ベアトラック/ベアポーは、『力』を表す象徴としてホピの作品などでも古くからみられる伝統的なモチーフの一つです。他にも『統率力』や『勇気』『権力』などを表し、そのデザインからも力強さを感じさせるモチーフとなっています。


アンティークのシルバーが持つ渋い表情と、ハンドメイドの高度なハンマーワークによる立体的な造形等によって、ツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイル特有のポップな雰囲気と共に重厚で奥行きのある表情を持った作品です。

また、シルバーのみで構成されたソリッドな質感や控えめなボリューム感は性別を問わずお使いいただけ、腕に良く馴染む印象はさり気なくスタイリングしやすい作品。エスニシティーで素朴な表情は長くご愛用いただけるバングルかと思われます。

◆着用サンプル画像(6枚)はこちら◆


コンディションも大変良好。シルバーにクスミ等が見られる程度で、使用感なく良い状態を保っています。
また、アンティークのハンドメイド作品の為、制作上のムラ等が見られ、一部に僅かなのシルバーの重なり・亀裂がみられますが、これらはインゴット製法独特の制作中にできるもので、ご使用により破損につながるものではありません。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時にアメリカ中西部の観光客向けに生産されたスーベニアジュエリーの中でも、有名工房の一つであった【Arrow Novelty】アローノベルティ社製のピース。インゴットコインシルバー(銀塊)から成形され、スタンプワークで仕上げられたアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代末頃~1940年代製と思われ、コインシルバー(銀含有率90.0%)のインゴット(銀塊)から成型された地金/バンドにシンプルなスタンプワークで構成された作品。センターには『メディスンマンの目』を表すダイヤモンド型のスタンプが刻まれ、その両サイドにはアロー、サイド~ターミナルにかけてはサドルバッグや『砂漠』を表すとされるリザード/トカゲ、そしてベアポーのスタンプが刻まれており、モチーフや構成はツーリストジュエリーらしいキャッチーなイメージですが、おそらく全て伝統的な製法によってハンドメイドで作り上げられた作品と思われます。さらにバンドには、ハンマーワークによって柔らかなアールがつけられ、立体的で美しい曲線・曲面が与えられ、素晴らしい造形美と腕になじむ上質感を感じさせます。このようなディテールは、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込んで、そこにシルバーを叩き添わせることによって曲面を作っています
また内側には、解読しにくくなっていますが工房Arrow Noveltyのホールマークである『COIN 900』の文字が刻まれたアローヘッドが刻印されています。


【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、アメリカにおいてツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたコロラド州デンバーのメーカー【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで1919年に創業しました。 1925年には現在復刻されてよく見かけるカタログを発行し、当時のツーリストジュエリームーブメントを支える大手メーカーの一つとなっています。また、当時のカタログを比べた時にH.H. TammenとArrow Noveltyのデザインが極似し、品番やプライスも同一であることから、Arrow Noveltyの販売した製品は、ある時期までH.H. Temmenが製造していたと推測されます。
当時、すでに競争が激しかったスーベニア産業においての同社の戦略は【Maisel's】の長所(そのスタイルやクオリティー)とH.H. Tammenのノウハウ(量産化)を同時に進めることだったようです。製造元を表すサインであるホールマークはあまり多く刻印されなかったようですが、その多くをコインシルバーで制作し、Maisel'sやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、SOUTHWEST ARTS&CRAFTS等、古くから営まれる工房の作品をデザインソースとしながらも、それまでのツーリストジュエリーに比べすっきりと完成度の高いデザインが多いのが特徴で、プライスもMaisel'sの似たタイプのものと比べた時には、安く設定されていたようです。
ただし、いつ頃からか不明ですが製造にはインディアン以外の作業員が携わっていたようです。そのため、カタログには『Indian Design』と表記されており、多くの秀逸なデザインを残していますが、同じようにジュエリーの量産化を進めたBellやMaisel'sと違いインディアンメイドではないという理由で、Arrow Noveltyのピースは当店での取扱いが少なくなっています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーや、ローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品の一部に見られるような僅かにシルバーの重なったような亀裂部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 プロテクト(お守り)を意味しています。

【Saddle Bag】サドルバッグ(両サイドに刻印されたリボン型スタンプ)は、旅を表し、人生や長い道のりを<導いてくれる物>を象徴します。『馬』とも近い意味合いを持ったモチーフです。

【Bear Track/Bear Pow】ベアトラック/ベアポーは、『力』を表す象徴としてホピの作品などでも古くからみられる伝統的なモチーフの一つです。他にも『統率力』や『勇気』『権力』などを表し、そのデザインからも力強さを感じさせるモチーフとなっています。


アンティークのシルバーが持つ渋い表情と、ハンドメイドの高度なハンマーワークによる立体的な造形等によって、ツーリストジュエリー/フレッド・ハービースタイル特有のポップな雰囲気と共に重厚で奥行きのある表情を持った作品です。

また、シルバーのみで構成されたソリッドな質感や控えめなボリューム感は性別を問わずお使いいただけ、腕に良く馴染む印象はさり気なくスタイリングしやすい作品。エスニシティーで素朴な表情は長くご愛用いただけるバングルかと思われます。

◆着用サンプル画像(6枚)はこちら◆


コンディションも大変良好。シルバーにクスミ等が見られる程度で、使用感なく良い状態を保っています。
また、アンティークのハンドメイド作品の為、制作上のムラ等が見られ、一部に僅かなのシルバーの重なり・亀裂がみられますが、これらはインゴット製法独特の制作中にできるもので、ご使用により破損につながるものではありません。
Size

メンズサイズ XS - SM 程度。
レディースサイズ M - XL 程度

内径最大幅 約55.5㎜    正面幅(高さ) 約9.4㎜
内周 約129㎜    開口部 約25㎜
Inside Measurement 5 1/16inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。こちらは、メンズのMサイズ以下、女性のMサイズ以上の方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Coin Silver 900
        約14.3g